Fate/stay night[Realta Nua] #04
今回は長かったですσ(^◇^;)。いや、なにほら、桜ルート「Heavens Feel(以下、HF)」ってやってて重いと言うか、そう言った空気があるので、面白いんですけど、なかなか進まなくて( ̄∇ ̄;)
そんなことも踏まえ、続きはOPENからどうぞ。
桜ルート
「Heavens Feel」
凛ルートクリア後に通るのが桜ルートです。桜ルートは、先の2ルートとは根本的に違っていて、士郎の人間として欠落した生き方に一つの答えが提示され、且つ聖杯戦争とは何なのかと言うものを観ることが出来るルートです。まぁ、そう言った意味で、桜ルートで選んだ士郎の一つのあり方・答えに共感出来る人と出来ない人で、感じ方や捉え方が異なるルートのような気もします。聖杯戦争のことも、より詳細に判るので論理的にいろいろ考えたい人からすると、結構楽しいかも。
桜ルートは先に挙げているように、士郎の歪な生き方に対する答え・あり方の一つを提示されたもの。一個人としては、誰かの味方として生きると言うのは、決して間違いじゃなくて正しいとも思うのですが、それを士郎で描くことの難しさと言うか矛盾のようなものを感じざるを得ないですよね、やっぱり( ̄∇ ̄;) 士郎がこれまで歩んできた人生を全て否定する答えですから......。それでも、士郎がもしアーチャーのようにならないあり方があるのなら、この方法が最も現実的なのかもしれないとも思います。
不特定多数の正義の味方ではなく、特定個人のための正義の味方と言うあり方である限り、士郎はアーチャーには成り得ない。そう言った意味では、士郎にとって一つのすくわれた形でもあります、HFは。
まぁ、ただ桜が桜なので、なかなかに他のルートに比べてヒロインへの好感度が個人的に高くないのは致命的なんですがね( ̄∇ ̄;) 桜が好きではないと言うか、自身の不幸を他人のせいにしてラストバトルで凛と戦い終わるまでそれを貫き通す思考が好きではないと言うか。まぁ、内向的ですし、年齢も年齢なので自身で抵抗する、逃げ出すなどの手段が講じられないのは、解って入るのですが。
あと、このルートでは凛が基本的に冷たい。まぁ、それは魔術師としての彼女の側面なので良いのですが、もうちょっと言葉を選んでくれればなぁ、と思います。明らかに桜黒化の要因の一つは彼女ですから。いや、その存在もそうですが、それ以外にも辛辣な言葉とか言葉とか言葉とか。
一番好きなのは、桜ファンには申し訳ないのですが、最後にイリヤが大聖杯の開いた孔(もん)を閉じる際に士郎を第三魔法のマネごと(?)で助けるシーンですかね。「だってお姉ちゃんは~」のセリフは、このルートで数少ない涙腺が緩んだシーンでした。
あとは、vs黒化バーサーカー。アーチャーはやっぱりカッコいいね、と実感。他には、他のルートに比べて綺礼が味方だったシーンが多いので、イリヤ奪還の際は惚れました。まぁ、最後に出て来た時は、やっぱり最後はアンタかよ! と画面に突っ込みを入れましたが。
私的ベストシーン(セリフはうろ覚えなので微妙に違うと思いますが、雰囲気や感じで「あ、あそこか」と察してくれると助かりますσ(^◇^;))
「食うか」「食うか!」(言峰綺礼・衛宮士郎)
あれ、言峰ってこんなキャラだったっけ、と他の2ルートの違いっぷりに爆笑したシーンσ(^◇^;)
「おまたせアルー」(泰山店主)
凄かった。何が凄かったって、ここの店主役が田村ゆかりさんだったことが凄い。他にもルヴィア役とか凛の娘(?)役だったり、結構チョイ役だけど多岐に渡ってFateに出てきますが。
「ついて来れるか」「オマエがついて来い!」(アーチャー・衛宮士郎)
アーチャーの左腕を移植された士郎が、黒化したバーサーカーと戦うため左腕の聖骸布を解放した際の、心の中でのアーチャーとのやり取り。背中でモノを語る男・アーチャーが良い感じに描かれていて、そのアーチャーに負けないとする士郎が良い。
「あなたを一時の主と認めます」(ライダー)
ライダーが良い。普通にライダーが好き、と言うこともありますが、こう言う妙に忠実なところが好き。あと、ドジッ娘だし(ぇ PS2でボイスがついて、ライダーのあの声で甘く囁かれたら大変なことになりそうです(このセリフを言うところをは、甘く囁かれてるみたいに聞こえる)。
「そのリボン…つけてくれて…嬉しかった」(遠坂凛)
結局最後の最後で、彼女は冬木を管理する遠坂の魔術師ではなくて、桜の姉であることを取った。ずっと冷たい言葉を言い続けたけど、最後の最後で人間として大切な部分を切り落とせない彼女が素敵で、だからこそ遠坂凛は遠坂凛足りうるのだと改めて実感したシーン。個人的には宝石剣を使うシーンもかっこよくて好きだったけど。
「だが無念よ。いや、あと一歩だったのだがなぁ」(間桐臓硯)
なんか、正装を着たイリヤに浄化されちゃったじーちゃん( ̄∇ ̄;) 魔術師だけど、人間として生に執着しながら、最後に魔術師に戻った感じ。極悪キャラなのですが、憎めない。
「vs言峰綺礼」(衛宮士郎)
セリフが長いのでカット(ぇ 言峰を理解しつつ、それでも桜のためにと最後の最後で逆転する見事な主人公補正がステキ(マテ まぁ、そんな冗談を抜きにしても、やっぱり土壇場では良いセリフを残して必ず勝ってくれてますからね、ここは外せない。
「イリヤは士郎のお姉ちゃんなんだから、弟を守るのは当然でしょう」(イリヤ)
このルートで唯一マジ泣きしそうになったシーン。最後のイリヤの笑顔が・゚・(ノд`)・゚・ もう何も言うことはないです。このシーンは、単純で素直に明快に、「あぁ、良いシーンだ」と思えた。
○True End「春に帰る」
セイバーとイリヤ以外のヒロイン(?)が生存しているルート…らしいけど、凛ルートもそうだよね、とか思ってしまうのはダメなんでしょうね( ̄∇ ̄;) まぁ、でも桜と凛、ライダー、藤ねぇ、そして本来の身体ではないとはいえ生きている士郎と、大団円と呼べるかも。唯一、ルヴィアの声やライダーの私服が観れるEndでもありますしね。
○Normal End「櫻の夢」
士郎未帰還End。櫻が士郎の代わりに屋敷を守り続けて過ごすので、本当にこれでNormalなのかよっ! と突っ込みを入れたくなるくらい、暗い。とは言え、決して自分の罪から逃げず生き続ける桜の生き方は、一つの償いの形だと思ったし、自ら命を絶ったり、自棄になったりしていない点では好感の持てる終わり方。
桜ルートは、総じてプレイする人を選ぶ気がするような気さえします。まぁ、中身が中身ですし、士郎の歩み方も歩み方ですし、セイバーも結末もあんなのですので、いろいろ好みが分かれるかと。
私は……うーん、って感じですね。まぁ、二度とプレイしたくないとは言いませんし、やってて素直に面白かった。裏切りの多かった凛ルートに比べれば、意図的な裏切りなんて士郎たちを信用せず勝手に黒化していった桜以外特にいないですし、ライダーと信頼関係を築いていく士郎とかは見てて面白かった。まぁ、ただちょっと凛に関しては魔術師としての側面が強く表れていたので、先の2ルートに比べると非常に冷酷な印象を受けやすいのですが。最期の最後で、殺せないとか甘いことを言ってるのなら、もっと初期の段階から言葉に気をつけて欲しかったなって。ぶっちゃけ、桜黒化の要因の一つは凛の言葉の選別ミスのような気もしますしσ(^◇^;)
次回はラストエピソードとタイガー道場です。
取り敢えず凜が全て悪いのは解りました(笑)
へぶ以下略は多分二度としません、心が挫、け