うたわれるもの #02
うたわれるもの 第02話「荒ぶる森の王」
原作を知らない「うたわれ」初心者が書く、アニメ版「うたわれ」のレビュー、第2回目です。でも、やっぱりちょっと感想は遅め。一応、弁解しておくと昨日(土曜)に録画したものを観て書いているので、感想としては早いんですよ! ほんとにっ!! でも、最大のネックは視聴している放送局。なにせ、私が主に地上波アニメを視聴しているのがテレ玉(埼玉テレビ)なんですよ。で、テレ玉は「うたわれ」の開始が他よりも約1週間ほど遅かったので、このような事態に(T_T)
なので、「いまさらかよ」と思わず、目を通してくれるならとても嬉しい限りです。
私事ですが、ブログのカウンター(月姫のやつ)が使えなくなったので新しいカウンターを模索中です。今のカウンターは、一応仮カウンターのつもりです。オススメのカウンター画像とかありましたら、コメントでもメルフォでも良いので、教えて下さいm(_ _)m
それでは、「うたわれ」の感想の続きはNEXTからどうぞ。
OP前
タイトルにもなっている(?)森の王(と言うか、森の主)ことムティカパが残虐に近くの村を襲撃。てっきり、仮面男やエルルゥたちのいる村かと思っちゃいましたよ( ̄∇ ̄;) でも、OP前から迫力ある映像で、ホントにこのアニメのクオリティの高さを実感させられました。
Aパート
近村でのムティカパ襲撃の報を受けてどうしたものかと悩む一同。とりあえず、村長(“むらおさ”と読むらしい)と数人の男、そして仮面男は壊れた祠へ。そこで簡易的に祠を修復した際、仮面男は何かの体毛を発見します。まぁこれについては後述します。
で、その夜、祠を修復したにもかかわらずムティカパがついに襲撃。悲鳴が上がる中、仮面男は無謀にも外へと出て行きます。まぁ、同じ無謀でもFateの士郎のように無知な状態とか、意味不明な理由ではなく正当な(?)理由で飛び出しているので、観ていて好感が持てると言うか多少納得できる無謀ですね(まぁ、士郎も最近は少しずつ成長して良くなってますけど)。
仮面男が、外で倒した人を貪っているところに遭遇し強襲を受けるも、槍で応戦するも、槍は硬い体毛によって木っ端微塵……って、仮面男強っ! でも、それ以上にムティカパ、硬っ!!
そこへ、エルルゥ登場。あぁ、なんて健気なんでしょー(*^^*) そこで2人してピンチになるも、雨が降って来るとムティカパは踵を返し、森へと引き上げて行っちゃいます。まぁ、この辺はBパート、強いては対ムティカパ戦の重要な布石ですね。
Bパート
ムティカパ襲撃の翌日(?)、村人は村長邸で今後の方針会議。打開策が見出せない中で、治療を終えた仮面男登場。そして、落ちていた体毛と昨夜の襲撃から、見事な推理を展開し、ムティカパの弱点が「水」であることを看破します。
まぁ、ぶっちゃけ王道と言うかありきたりな推理(幾つかの分かり易い布石があってそこから答えを導く)ですが、布石が2つしかなかったからか、それともスタッフの演出が巧かったのかは分かりませんが、そこまで「くどい」と感じるほどではなかったですね。あくまで、この推理は通過点に過ぎない、と言うことですかね? だとすれば、巧い描写だったと思います。
弱点を見つけたことで威勢が良くなる村人ではあるものの、相手が森の主と言うことで腰が引け気味。そこで仮面男の言葉。
「自分が……囮になります」
「このままヤツの腹が膨れるまで待つつもりか?
夜毎、怯え続けるつもりかっ!」
カッコいい、カッコいいよ、アンタ男だ。
なんか、最近になって(特に今期は)アニメを多く観るようになったんですけど、最近の流行なのかどうも主人公がナヨナヨしてると言うか、自分勝手って言うか……なんか、そういうのが多いと思うんですよ。他のブログを観てて私と同じ感想を持っている方もいらっしゃるみたいで、私も改めてその思いを強くしているのですが。仮面男のセリフ(特に森の主への攻撃的(?)な言動)も、確かにもともと村人ではないがために言えたセリフであって、自分勝手な言動かもしれないですけど、でも彼は誰よりも村と村人を思っての言葉であり、行動だと言うことが、その前後の描写で裏付けられている。確かに客観的に観れば「自分勝手」と思うかもしれませんけど、最近の他のアニメの主人公の「自分勝手」とは何て言うか……精神年齢に違いがある、って言うかそんな感じです。最近の他のアニメの主人公が取る「自分勝手」は、自分のためって想いが強いように思える。けれど、仮面男の「自分勝手」は完全に自己を犠牲にし村(他人)のためを思ったモノ。それは、最も危険な囮役の存在を自ら提言し、そして立候補したところからも言えるかと思います。
まぁ、それはさて置き、仮面男の喝(?)で本腰を入れた村人たちと共に仮面男は対ムティカパ戦へ。囮役に随伴したオヤジさんと共にムティカパを誘導していきます。途中、村長から借りた鉄扇でムティカパの攻撃を見事に防ぐなど、戦闘力・身体能力の高さを見せています。Aパートラストで咄嗟に農具(?)を槍代わりとして使うなど、どうも仮面男の強さには未だ意味不明な仮面同様、何かありそうな感じですね。
作戦は見事成功し、村の男たち総出でムティカパをついに仕留める。村のためとは言え、森の主を討ったためか、意気消沈気味な村人。そこにアルルゥが登場
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
そのお腹は小さく膨らんでいて、「アルルゥの赤ちゃん」と(ぇ そりゃあ、エルルゥだってビックリしますって。でも、お腹にいたのは当然赤ちゃんではなく……いや、赤ちゃんではあるんですが、アルルゥの赤ちゃんではなくムティカパ(?)の赤ちゃん。先ほど苦戦した相手だからか、渋い顔を見せる村人に、またしても仮面男が一声。
「元来赤ん坊は無垢なものだ。
その子に罪は無い」
か、カッコいい。やっぱ、カッコいい。確かにちょっとキザだし、ありきたりじゃない? って思うかもしれませんけど、先ほど述べたように最近、まるで私たちの現代社会を投影したように精神年齢がやたらと低い主人公が目立つ最近のアニメの中ではむしろ新鮮じゃありませんか? 私は好きですよ、こう言う主人公 ヘ(^^ヘ)
一戦を終えた後、ずっと仮面男を敬遠していたアルルゥもあのセリフのおかげか、すっかり(?)懐いてますね。エルルゥも可愛いけど、アルルゥも(ぇ アルルゥが「お父さん」と言ったのに対し、エルルゥはだいぶあせってましたね。なんか、こういうの可愛いです。
そしてラストはムティカパを送る宴会(?)の中で、とうとう村長から仮面男に名前が付けられます。
ハクオロ
それはかつてエルルゥとアルルゥの父の名。果たしてこれがどう物語に絡んでいく(絡んでいる)のか楽しみです。
全体的なクオリティは以前高い作品です。戦闘がありながら、日常的なのんびりしたムードもあって、いろんな人が楽しめる作品だと思ってます。ゲームのアニメ化が進む中で、Fateと並んで成功策になる予感を強く感じさせてくれますね。
特にムティカパ様との戦闘は迫力があってハラハラさせられました。
アルルゥ&エルルゥもかわいいし、
本当にFateに並ぶ成功作品になりそうですね!