クレイモア 第4話
クレイモア 第4話「覚醒のクレア」
<あらすじ>
異常食欲者と呼ぶ妖魔に貫かれたクレア。直後、他の警備兵が来たことでその場は助かる。
恩義を感じたガークとヴィンセント司祭の温情で大聖堂内の一室を貸し与えられ、そこで死んだように眠るクレア。シドに連れられてきたラキはクレアの状態を観て驚くが、ガークに言われてただクレアが目を覚ますことを祈り続ける。
一戦から2日経った日、クレアは目を覚ます。自らの傷が深いことを感じ、クレアは司祭に全司祭を呼び集めること、シドとガークに妖魔を発見した場合、自分が抑えつけるから自分ごと妖魔を貫く指示を出し、妖魔改めを始める。
大聖堂内にいることのできる人間―――つまり、司祭の中に妖魔がいると踏んでいたクレアだったが、司祭の中には妖魔はだれもいない。見落としていた部分を必死で考えるクレア。その時、脳裏によぎったのはラキを待たせている洗礼の間に、ミイラ化した死体として安置されている死体だった。
一方、クレアに洗礼の間で待つよう言われたラキ。その背後には、クレアによって片目を潰された妖魔が、ゆっくりとその鎌首をもたげていた......。
感想は、OPENからどうぞ。
<感想>
クレアとラキの絆がまた深まった感じ。いや、またと言うのはちょっと語弊があって、ラキはともかくクレアからすれば目に見えて初めてラキとの絆を実感したのかもしれない。
クレイモアは、半人半妖。妖魔の強過ぎる力は人としての意思で抑えているけれど、それは体調が万全の時の話のようで、重傷を負った状態では人としての力が激減するみたいです。クレアが自ら戦おうとせず、騎士たちに串刺しにするように言ったのは、妖魔化してしまう危険性を帯びるよりも、人のまま死ねて且つ妖魔が倒せるそちらの方がクレイモアとしても人としても望ましいと思ったからですかね。
クレアと言えば、最後に「一緒に来るか、ラキ?」と言った微笑が何とも言えず印象的。クレアも(演じてたのかもしれないが)こう言った笑顔が出来るんだなぁ、と。
ラキの説得。相変わらず熱い性格だなぁ、と思いながら今回はそれが良い方向に働いた感じ。
<考察>
1.クレアの妖力の暴走
前述のように、深手を負った状態だと意思の力が妖力に対してそこまで働かず、その力を抑えきれないから、なのでしょう。
では、それがラキの説得によって沈静化したのはなぜか。
1)ラキに妖力を抑える特別な力がある
2)ラキの説得
考えられるのはこの2つですかね。
前者は言うまでもなく、そのまま。ラキに妖力を抑える力があって、それによってクレアの妖力は一気に沈静化した、と言うもの。そうなると設定としては妖力を使うクレアとそれを沈静化出来るラキと言うのは、面白いコンビになると思う。
後者はラキの説得と言うもの。ラキは、最後にはクレアへの恩義と感謝、そしてクレアが死ぬなら自分も一緒に死ぬと言った。人としては、胸に届く言葉だっただろう。孤独で、力を使うごとに妖魔化が進行していく可能性を秘め、いつ妖魔化して自決するか味方に殺されるか解らないクレアからすれば、失くした人としての温もりがラキの存在で再び芽生えつつある。ラキの言葉で、人の意思が一気に高まってそれが妖力を抑え込んだ、とも考えられる。
面白いのは前者、現実的には後者かなと思います。
2.シドの態度の豹変
シドは二度目の戦いの後、クレアやラキに対する態度を一変させている。まぁ、これは考察するほどのことではないのですが、一応纏めておこうかと思います。
シドにとって気に食わなかったのは、クレアが半人半妖であることでも、ラキがそのクレアを慕っていることでもなかったわけです。
彼にとって気に食わなかったのは、自分が命をかけて戦えないこと、だったと思うのです。彼はカーグともども、騎士として聖都を命をかけてでも守ることを絶対としている。だから、自分たちが戦わずしてクレアが呼ばれたことに納得行かず、命をかける覚悟など当の昔に出来ているはずなのにクレアが自分たちを守りながら戦うことに憤りを感じていた。
ただ、反発しながらもクレアもまた命をかけて戦う同類であること、最後は自分たちが命をかけて戦えたこと、クレアが妖魔化する寸前で人として残ったことで彼女らに対する態度や考え方が変わったんだと思います。
次回……? いや、すみません。録画をミスって次回予告は録れてなかったもので( ̄∇ ̄;)
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-672.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10031770348.html
・http://aniotalife.blog99.fc2.com/blog-entry-41.html
・http://blog.livedoor.jp/shibachi1/archives/50954012.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/yorozucat/diary/200704250000/
・http://rainey-toon.jugem.jp/?eid=388
・http://raitoningu.at.webry.info/200704/article_31.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1330.html
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