コードギアス 自論05
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
ミレイ/リヴァル/ニーナ編
今回はミレイ・リヴァル・ニーナの生徒会メンバー。ミレイはすでにアシュフォード家の娘として重要な立ち位置にいるし、24話ではリヴァルも活躍するみたいだし、ニーナもアレですし、割と考察しがいはありました(特に1.5期に対して)。
では、続きはOPENからどうぞ。
「個人の感情と家の期待の挟間で」
ミレイ=アシュフォード
アシュフォード学園理事長の孫娘で生徒会長。さばさばした性格などから男女問わず高い人気を誇る。しかし、その裏ではアシュフォード家のため、言われるままにロイドとの婚約が決まるなど事情は複雑。
第1期 「リーダー」
ルルーシュに一種のリーダー像を見せたのは、おそらく間違いなく彼女だと私は思っています。ルルーシュの中で、いろいろなブリタニアに対する報復計画は立っていたとは思いますが、その中でリーダーとして活動するに当たって、生徒会内限定とはいえそこでリーダーとして活動するミレイの姿は彼に1つの姿を見せたはず。
誤解を与えないようにしておくと、「姿を見せる=その人を模倣する」と言うことではない、と言うことです。あくまで1つの像を見せただけ。そもそもフランクで接し易いミレイと素顔を隠して指揮を執るゼロとでは根本的に異なるリーダー像でなければならないでしょうから。ただ、黒の騎士団でもミレイのしていることと全く同じではないにしろ、それに近いエッセンスを加えているのではないか、とは私の推理。
特にゼロによる過剰なまでの演出は、ミレイの徹底した「○○祭り」「○○の日」と言う生徒会行事多かれ少なかれ影響を受けているのではないか、と( ̄∇ ̄;) 確かにあの演出はイレブンやブリタニアなど大勢の人間へのパフォーマンス的な意味合いが最も強いが、逆を言えばそれの重要性はルルーシュが生徒会副会長でミレイと付き合う中で身を持って体験したもののような気さえする。
もう1つミレイに与えられた役割は、数少ないルルーシュの正体を知りえる者、と言うこと。ルルーシュにとって、ナナリーとは別の意味で日常の中で本音をさらけ出せる人物だったと思います。
ルルーシュ観点から書いているけど、ミレイ観点からすると1期は複雑だったように思えます。スザクと言うイレブンの受け入れ(元から人種的な差別はあまりないと思うが)、シャーリーとルルーシュの関係、そして自身のお見合い問題などなど。
特に後者2つは複雑だったと思います。
私の推測ですが、ミレイはルルーシュに好意を抱いていたと思います。いや、抱いている、と現在進行形にすべきかも。どっちにしろ異性として好意を持っていた、と。お見合いで乗り気ではない点、お見合いについて唯一(?)ルルーシュに相談している点(相談することで逆にルルーシュの気を引こうとしている?)、その一方でルルーシュとシャーリーの関係の進展と後退(ルルーシュが記憶を消したのだけど)。
だから、彼女としては生徒会長として学生たちの姉的な存在(シャーリーやニーナ、果てはカレンたちに対しても(カレンに関しては自宅も訪ねているし))だった一方で、だからこそ他の人(ルルーシュ以外?)には打ち明けられない悩みを多く持っていたかと。
第1.5期+2期 「個人か、家か」
1.5期もしくは2期で彼女に迫られるのは、このサブタイだと思います。
要は個人でルルーシュを選ぶか、家としてロイドを選ぶか。
これはどんな形であれミレイにゼロ=ルルーシュがバレることが大前提ではありますけど、そうなればミレイは必然的にこの両者を選ばざるを得ない。
個人の感情を優先してルルーシュとともにあるか、それとも家の再興を最優先事項としてロイドとの結婚を進めるか。ロイドが軍人(なのか?)であること、そしてルルーシュがその敵であるゼロであることが判れば、選択を迫られるのは必然。
常識人であることを考えれば、ミレイがルルーシュを選ぶ確率は低い。が......個人的にはそっちの方が面白いかなぁ、と。スザクとニーナが確実に敵側に回るでしょうし、実はそっちの方がルルーシュvsリヴァルとの対峙の構図が出来るので面白い。
私の懸案事項は、東京租界が戦場になった際に戦死すること。しかも、黒の騎士団の攻撃orその余波で。その場合でも、ルルーシュvsリヴァルの構図が出来上がってしまうので、面白さでは問題がないんですよね。でも、ミレイには生き残って欲しいな……。ハッピーエンドがないであろう物語なので、彼女の描く日常は一種の清涼剤みたいなものですから。
「ミレイを想うルルーシュの悪友」
リヴァル=カルデモンド
アシュフォード学園生徒会書記。ルルーシュの悪友であると同時に、生徒会会長のミレイに想いを寄せる。
第1期 「悪友」
なんか、名脇役過ぎてこれくらいしかサブタイ思いつかない( ̄∇ ̄;)
まぁ、それは置いておくとして本当に悪友って感じ。特にナナリーからすると( ̄∇ ̄;)
ルルーシュを郊外までサイドカーで乗せて、チェスの代打ちをさせてたくらいだし。ルルーシュもルルーシュでそれを楽しんでいるし、ルルーシュ+リヴァルの組み合わせが、後に交通事故のエピソードやら何やらいろいろなものの布石となるわけですから、割と重要な組み合わせ。
ルルーシュからしても、楽しめる友人の1人と言ったところでしょうか。ルルーシュの友人=スザクとなるのは自然の理となりつつありますが、まじめな関係であるスザクとは対称的な点でも、もともと二面性の(笑)ルルーシュにとってはスザクに代わる裏の友人って感じ。
1期はすべてその後のための布石と考えたいところ。と言うか、私はそう考えています。決して脇役で終わらないキャラではなかろうか、と。
1.5期+2期 「復讐心」
だいぶ、前提部分が多いですが、ミレイのところで挙げた「ルルーシュvsリヴァル」の構図について。
スザクについてはすでに互いに認識した上で敵対しているものと思われています。となれば、「ギアスの力は、王を孤独にする」と言うであれば、ルルーシュは悪友であるリヴァルからも疎遠になるどころか、敵対すると言う見ている側からすると切ない展開もあり得るはず。
その場合、リヴァルがゼロ(黒の騎士団)と対峙する可能性がある展開は、彼が愛するミレイ絡みで且つ以下の2つだと考えられる。
1)黒の騎士団の東京租界侵攻の際、黒の騎士団側の攻撃を受けてミレイが死亡するケース
2)ミレイがゼロの正体を知った上で、ミレイが生徒会も一族も捨ててゼロ(ルルーシュ)側につくケース
1)は、東京租界での戦いが舞台となる上で最もあり得るケース。割とコードギアスではメインキャラの戦死が少ない(現時点で、メインではユーフェミア・クロヴィスくらい。メインではないが重要人物としては、シャーリーの父の死も重要かも)。なので、そのしわ寄せで1.5期もしくは2期(とはいえ、おそらく1.5期だろうが)で名前持ちのキャラクターの戦死の可能性が高い。その時、死ぬ確率としては戦場に出ている者よりも、武器を持たない彼女たちではないか、と思う。
仮にミレイが死亡した場合、リヴァルの怒りの矛先が黒の騎士団とゼロに向かうことは容易に想像出来、そこでリヴァルが軍に志願して打倒ゼロを誓うと考えられる。
そうなると、2期のサブタイは「反逆のルルーシュ」に対して「復讐のリヴァル」でも面白いかも。
無論、逆もあり得るわけで。たとえば、自分を庇ってリヴァルが死んだ場合は、ミレイがゼロへの復讐心に駆られるでしょう。で、ゼロの正体が少なからず想いを抱いていたルルーシュだと判れば……って、これじゃシャーリーと同じ展開だ( ̄∇ ̄;) まぁ、そこは工夫すれば変わる部分ですから。
2)はミレイがルルーシュに好意を寄せていることが前提です。その状態で、ミレイが何らかの形でゼロの正体を知り、結果として黒の騎士団に身を寄せるケース。
その場合もリヴァルは怒りの矛先がゼロと黒の騎士団に向かうのは明白。ミレイがこっそりと黒の騎士団側についたなら、リヴァルはミレイが騎士団によって誘拐・拉致されたと感じるでしょうから、先ほどと同様に軍への志願の可能性がある。
実はこのケース、複数の要素を兼ねていて、1つはリヴァルによるルルーシュへの敵対心を煽ることで、ルルーシュにスザクを含め2人の友人と対峙させる精神的負荷をかけること。
もう1つはミレイの行動やその場の状況・展開にも依存しますが、ミレイがゼロの正体を知って学園が戦火に巻き込まれ、且つルルーシュとともに歩む道を選んだ場合、ミレイの性格からしてナナリーと一緒、と言うことが考えられる。
つまるところ黒の騎士団側にナナリーが動くことになる。そこでルルーシュがナナリーにだけは正体を明かすのか否かはまた別問題として、どっちにしろナナリーが自分の側にいることでルルーシュが明確に戦う意義を失うことがなくなる(最悪の展開だとナナリーの戦死、と言うこともありますが、そうなるとルルーシュにとって戦う意義が無くなる(もともと、ナナリーが平和に暮らせる世界を作ろうとしているわけだし。まぁ、あとはブリタニアへの復讐があるとはいえ、ルルーシュにとってメインはナナリーの方の理由でしょうから)。それを防げる意味でも2)のケースの方が面白いかな、と思います。
「ユフィを慕う危険児」
ニーナ=アインシュタイン
アシュフォード学園生徒会役員。イレブンに恐怖を覚える典型的ブリタニア人の1人。セントラルビル事件の際にユフィに命を救われたことがきっかけで、ユフィに対して異常なほど愛情を寄せる。しかし、そのユフィが黒の騎士団の手によって死んだことで彼女の愛情は、黒の騎士団とゼロに対する憎悪へと変わり......。
第1期 「出逢いと別れ」
主にユーフェミアに対して。出逢いと言う意味では、イレブンであるスザクとの接触、自分の研究に興味を持ってくれるロイドとの出会いと言う意味も含まれています。
リヴァル同様、彼女も1期では布石で終わった感じが強い。何しろ、彼女がこのあとで色んな意味で活躍するだろうことは明白ですし。
いや、まぁネタとしては多分に色んな意味で活躍してましたけどね。机の角で......とか、ユフィが死んだ一報でのあの表情とか......。
1.5期+2期 「憎悪」
なんか、これしか思い浮かばない。
各地でいろいろな推測が飛んでいる状況ですが、彼女がガニメデを利用して何かしようとしていることだけは確かでしょう。そこに彼女の物理学(核関連研究)が組み合わさると、自然と何をしようとしているかも解ってくる。
私は核ミサイルor核爆弾でも作ろうとしているのだと思います。核搭載型KMFと言うことも考えられなくもないですが、それを作ったところで操縦出来る人がいないと意味がないですから。生徒会メンバーで操縦可能なことがニーナにも判明しているのはルルーシュ(昨年まで学園祭でガニメデを使用)とスザク(今年、学園祭でガニメデを使用)だけのはずですから。
そうなると自らの手でゼロに引導を渡せるものとしては核ミサイルか核爆弾。ミサイルと爆弾の違いは、ミサイルが文字通りミサイル(もしくはガニメデの歩行能力を生かした自走式爆弾。とは言え、やっぱり操縦出来る人がいないとダメなのですが)、爆弾は地雷のような設置型。
前者の場合、ニーナによる特攻が考えられます(もしくは、ニーナがアシュフォード家だから動かせるだろう、とミレイを脅迫してミレイに操縦させて特攻させるとか。ミレイ辺りなら興味本位でKMFの操縦も歩くくらいなら出来そうだし)。
後者の場合、全てを巻き込んでの自爆。
どっちにしろ成功した場合は大爆発で東京租界は壊滅します。それはそれで面白い展開だと思うのですが、常識的に考えて飛行出来るガウェインに乗るルルーシュとC.C.、ランスロットに乗るスザクとアヴァロン乗員以外全滅しそうなのでたぶん無いかと。
一番の皮肉は、爆発させるつもりが不発に終わり、そこを黒の騎士団によって抑えられ、ガニメデごと接収されること。ニーナにとっては敵を殺すために作った兵器を敵に奪われるわけですから、皮肉以外の何者でもないわけで、そこから先自決するかロイドの下に弟子入りするかと言ったところでしょうか。
私は核については不発に終わる可能性が高いと考えています。と言うか、そうでないと本当に全滅しちまうσ(^◇^;)
簡単ではありますが、私が1期を観て来た中で感じたことと今後の展望について纏めてみました。賛否両論、いろいろなご意見があると思いますが、こう言った考え方を持つ人もいると言うことで1つお願いします。もちろん、何かご意見があれば遠慮なく忌憚ないご意見をコメントに残してもらえれば、私としても嬉しいです。
- at 20:52
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