新米姉妹のふたりごはん 11品目
『ピザ』
≪あらすじ≫
親の再婚により、突然姉妹となったサチ(山田杏奈)とあやり(大友花恋)。
カメラを習いに父のいる海外に行ってしまったサチ。サチが旅立って数日が経ったある日、あやりはなお(芋生悠)の実家の甘味屋を訪れる。サチがいなくてひとりだと話すと、なおが家に遊びに来てくれることに。
ランチの準備にとりかかるふたりは、チーズを使った料理「ピザ」を作りはじめる!すると、家の近くを通りかかった絵梨(田中芽衣)が遊びに来る。
(公式HP STORY より抜粋)
≪感想≫
サチ不在の中で、といったところ。
まぁこれはこれでアリなストーリーなのだと思う。こんな物語がなくても、視聴者の目にはあやりの方がサチに依存しているのは明白なわけだけど、それでもこういったストーリーがあることが一つ大きなポイントなんだとは思う。
ただそれを次回にまで引っ張る必要あるかな? この作品にそういったモノを求めている人はいない気がする。本作は30分ドラマということでアニメに近い放送尺を使っているわけだけど、最終回に向けて感動させるために、それまでの作品の物語の流れや世界観を無視した「無駄シリアス」というのがあるけど、こんなところまでアニメに似せなくても良いじゃないか、と言わざるを得ない。
無駄だ。このシリアスに意味はない。この回でサチが帰ってきて、ピザを作った話をされて~で終わって、最終回は一人にしてしまったあやりにサチが謝罪の意味を込めて何かする、みたいなもので良かったと思う。
にも拘わらず、である。
この無駄シリアスのせいであやりがサチに対する想いと、サチがあやりに対する想いとのバランスは明らかに均衡が崩れてしまっていて、それを取り戻すすべは現時点でなくなってしまった。この作品、最大のミスは間違いなくこのラスト一分になりそうだ。
そもそもクリスマスまでに帰れないって、そもそもお前高校どうしたんだよ、と(苦笑
最後の最後で失速しそう。最終回も無駄に感動させる話になりそうだし、一気に萎えたなぁ……。まぁ、最後まで見てみないと分からないのだけれど、これはもう分かったも同然だろ。
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