M.A.M.A.のドレス

まずは閲覧していただきありがとうございます。今回はHGのクロスボーンガンダムX1フルクロスを題材にして製作しています。
実はMG(モデラーズギャラリー)で、kazz008さんという方とコメントを通して親しくさせていただいていく中で、kazz008さんがお独りで展開されている企画を知りました。実際に活躍されている日向坂46というアイドルグループの楽曲やタイトル、衣装などをモチーフにそれをガンプラに落とし込み、妄想設定で補強をするという「sunny place」というシリーズがあるのですが、それらの作品を見て行く中で、自分も協力出来ないかという想いから今作はスタートしています。個人的にゼロから作り上げるより、すでに決められた路線がある中で工夫する方が得意だという自負もあって、とてもやりがいのある企画です。
ミキシングビルドでは自分でゼロから設定を組み上げるわけですが、他の方がすでに確立している企画・シリーズに後から参加させてもらうというのは、私としては初めての試みだったので緊張もありましたがkazz008さんから多数のご助言をいただき(設定の大部分は作っていただきました)、伸び伸びと作品作りに集中することが出来ました。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
そんな作品ですが、カラーリング、ちょっとしたカスタムという部分でも日向坂46を知らない方にとっても一つ試金石になり得る作品だと思いますので、ご観覧いただければと思います。
それでは、よろしくお願いします。
◆ 画像 ◆

前述のように企画は、kazz008さんが作られてきた「sunny place」シリーズ。アイドルグループ「日向坂46」を題材としたものらしく、楽曲などをモチーフにそれを妄想設定でガンプラ世界に落としこんで作品を作られています。
私自身はアイドルには疎いのだけれど、この現実世界にある特定の存在・モノをテーマにしてガンプラを作るというスタイルにはとても感銘を受けました。ガンプラはミキシングビルドをすることもあるので、ゼロから設定を組み上げることも多々あるのですが、共通の世界観・設定で複数の作品をシリーズとして作られるというのは、本当に大変だし凄いことだと思っています。
そして、感銘を受けるとモデラーとしてはどうしても参加したい、自分でも作ってみたいと思ってしまうのが常でして(苦笑 なんとかお願いを繰り返してこの度、一作品だけまずはお許しをいただけました。
kazz008さん、ありがとうございました。



三点ショット。私としてはだいぶ珍しい黄色系のカラーリング。日向坂46のサードシングルの歌番組での衣装を参考にしています。

ベースはX1フルクロスGBFT。頭部はHJから出ていたフェザーブレイドの頭部ユニット、膝から脹脛の脚部と腰側部はHGACウイングのものを使用。他はジャンクパーツで肩部を構成しています。


メイン武装はピーコックスマッシャー。




フラッシュの有無。案外、色合いが変わる。今後はもう少しフラッシュを利用してみたい。




バックパックはX1フルクロスのもの。作風イメージで取り付け方向を変えていますが、当然X1と同じように出来ます。

脚部はHGACウイング。なのでバーニアがあります。ウイングの脚部を敢えて使用したのは、シンプルに足の長さがX1のものでは足りなかったから。フルクロスの取り付け位置の都合上、X1の脚部だと圧倒的に長さが足りなかったのでジャンクパーツからリサイクルしてウイングのものをつけたらギリギリOKでした。

フルクロスならぬフルドレス。


ピーコックスマッシャーも独自の塗りわけで。


こういうポージングを取らせると、平手パーツが欲しくなりますね。


ビームサーベル

ビームシールド


ブランド・マーカー。




こんな画像も。
◆ カラーレシピ ◆

カラーレシピです
本体白:ガンダムカラースプレー・MSホワイト
本体灰:Mr.カラースプレー・明灰白色
本体黄:Mr.カラースプレー・ダークイエロー
本体茶:Mr.カラースプレー・ウッドブラウン
本体金:Mr.カラースプレー・ゴールド、ガンダムマーカー・レッドゴールド
フレーム:ガンダムカラースプレー・MSファントムグレー
スミ入れはタミヤの市販のスミ入れ塗料(グレー、ブラック)です。
◆ 総評 ◆

いかがだったでしょうか。
既存の企画に後発で参加させていただくというのは初めての機会で、企画を統括されるkazz008さんとは何度もメッセージをやり取りさせていただき、たくさんのご協力をいただきました。本当にありがとうございます。
おかげさまで、私としては満足いく出来になったのではないかと考えています。また機会があれば、とも思いますが、一先ずは自粛していきたいかな(苦笑
シンプルにミキシングビルドとしても完成度のある作品だと思っています。X1フルクロスのパーツがほぼ八割の中で、頭部の交換、どくろマークの廃止に伴う増加装甲の追加、肩部への増加装甲などちょっとした改造でX1フルクロスとは全く異なるシルエットのMSが出来上がったと、そこは自負しています。もちろんカラーリングもその一因だと思っていて、黄色系も上手くやれば纏まるなと言うのが今作の大きな収穫でもありました。
最後まで閲覧くださり、ありがとうございました。
ガンプラ取説風妄想インスト
注意事項)ここで書かれていることは製作者が従来の設定をベースにマスターグレードなどのガンプラインスト風に考えた「妄想」設定です。決してサンライズおよびバンダイを始め公式の設定ではありませんので、説明文を鵜呑みにしないで下さい。
概要
MGで作品を投稿しているkazz008さんの日向坂シリーズ。そこに少しだけ参加させてもらうにあたって製作した一機。作風を踏襲し、機体が女の子に見えるよう主に腰部アーマーをスカート風に改造しているほか、カラーリングもサードシングルをモチーフとしている。
以下、kazz008さんに考えていただいた公式設定
チーム「H-zelkova」改め、チーム「sunny place(日向の意)」は、繰り返される実戦投入の中で確実に練度をあげ、今や先に編成された2チームに追いつくほどの実力をもつようになっていた。快進撃を続けるチーム「sunny place」に対し、参謀本部は、「第3期MS配備計画」の実施を前倒しして進めるこを決定したが、これにより配備された新型MSには、かねてから開発が進められていたあるシステムが搭載されていた。
そのシステムは、「high-Maneuver Assault Module Attachment-option(高機動型攻撃用モジュールの後付けオプション装備)」という計画の基に開発が進められてきたもので、その頭文字を取って「M.A.M.A.」と命名されていた。基本フレームにその追加オプションを装備する様子はあたかも女の子がきらびやかなドレスを身に纏う様子に喩えられ、一部開発者やパイロットからは「M.A.M.A.のドレス」とも呼ばれていた。その柔らかな呼び名とは裏腹に、「M.A.M.A.」はパイロットに対し、より高い操縦スキルと身体能力を要求する過酷なシステムでもあった。
なお、画像の機体のパイロットは、そのナンバー002から「sarimakashi」こと「S-ushio」であることが確認できる。
・・・同月某日・・・
参謀本部会議室で一人の幹部が口を開いた。
「M.A.M.A.システムだが、無事に運用試験が始まったようですな。」
もう一人の幹部がそれに答えた。
「時期尚早との声も多かったものの、何とかなりましたな。彼女らには『約束の卵』までたどり着いてもらわねばならんからな・・・」
・・・っていう妄想設定・・・
背景としては・・・3rdシングルは、前作の「キュン」「ドレミソラシド」と比較すると、大人っぽい難曲で、それだけ高い表現力が求められます。同時に、ダンスが今までにはない高難度振り付けで、メンバーはかなり苦労したようです。その出来映えは、乃木坂46のエレガントさと、欅坂46のクールさを併せ持ったようなイメージで、それ故、PVが公開されたときには、「先輩グループに追い着く勢いだ」「いや、追い越した」などの声が聞かれました。・・・と、このあたりの状況を妄想設定として加えてみました。それでは、ご覧ください。
最後の参謀本部の会話のくだりは、日向坂46の運営サイドが、今の勢いに乗って日向坂を押し上げていこうとする姿を、ちょっと「陰謀がらみ」っぽく表してみました。本当は陰謀なんてありませんけど(笑)。「約束の卵」とは、ひらがなけやきのアルバム収録曲で、東京ドームのことです。いつか、東京ドームでライブができるようなグループになることを約束するよ、っていう意味の曲です。
お忙しい中、設定を考えて下さりありがとうございました。
以下は私なりの解説。
設定
本機はsunny placeがzelkovaから独立しその後独自に開発を進める「第三期MS配備計画」――通称サードステージと呼ばれる新型モビルスーツの一つである。背部の可変型大推力偏向スラスターと腰部の増加装甲型サブスラスターとの組み合わせによって圧倒的な加速性(直線機動性)と運動性(立体機動性)の両立を実現。その絶対的な機動性を活かして敵陣に味方の誰よりも速く単身突撃し、敵フォーメーションを混乱、瓦解させることで追いつく自軍本隊の任務成功率を飛躍的に上げることを目的としている。
本装備はその目的から「high-Maneuver Assault Module Attachment-option(高機動型攻撃用モジュールの後付けオプション装備)」という開発計画の基に進められ、その頭文字を取って「M.A.M.A.」とされ、基本フレームにその追加オプションを装備する様子は女の子がきらびやかなドレスを身に纏う様子に喩えられ、一部開発者やパイロットからは「M.A.M.A.のドレス」と呼ばれることもあったとされる。
解説
頭部 -HEAD UNIT-

とある部隊用に新造された頭部ユニット。他のMSのように頭部に機関砲を有していないが、二重に飛び出したフェイスガードは一方が頭部保護用、もう一方がサブアンテナとなっており、センサーやレーダーは高性能かつ多目的用のものが装備されている。
腕部 -ARM UNIT-

突き出した両肩が印象的なショルダーユニットが印象的な腕部ユニット。濃いブラウンの部分は耐ビームコーティングが施された強化装甲であり、側面からの攻撃を防ぐ盾として機能する。
前腕部には可動式ビームシールドおよびビームクロー(ブランド・マーカーと呼ばれる装備だったとも)ユニットを装備。高機動型の本機にとって実体盾は重すぎる装備として嫌われたが故に、エネルギー消費が激しくともビーム盾が選ばれたと言われる。
腰部 -WAIST UNIT-

最大の特徴はこの腰部である。表面部に耐ビームコーティングが施された大型の増加装甲は内部を大容量プロペラントタンクとして機能し、それぞれの先端には高推力サブスラスターが複数設置されている。これによって得られる高い運動性は本機に極めて高く、異質なレベルでの立体機動性を与えるに至る。
余談だが、プロペラントを使い切った場合や被弾した場合には意図的にパージすることも出来る。
バックパック -BACKPACK-

本機もう一つの特徴である背部の大型スラスター。全部で四基が設置され、それぞれが独自の可動域と専用プロペラントを有する。膨大な大推力によって得られる直線機動性は圧倒的で、その加速性は容易に
1Gを突破しこのスラスター推力のみで大気圏飛行が可能と言われるほどである一方、それぞれに部位を可変させることで敏捷な動きをさせることも可能であった。
多連装ビームクロスボウ –Multi-tube Beam Cross-bow-

本機の主兵装。単身敵陣に突撃することを目的とされた本機は機動性確保のため大型火器の装備は不適切と判断されたが、同時に単身で多くの敵を相手にしなくてもいけなかった。そこで開発されたのが本装備である。
大型のビームライフル1門と、その左右に通常のビームライフルと同等の出力を持つビーム砲を4門ずつ計9門のビーム砲を有するクロスボウ(ボウガン)の形状をしている。エネルギーチャージさえ完了していれば引き金を一度引くだけで9発のビームを同時に発射出来る本装備は、ショットガンのような攻撃範囲の広さと一発一発が敵を破壊し得る威力を有する一対多のための装備と言える。
欠点はエネルギー消費の多さだが、他にはビームシールドとビームガン兼用ビームサーベルしか武装を有さないためさほど大きな問題にはならなかったようだ。
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