新米姉妹のふたりごはん 4品目
『ラクレットチーズ』
≪あらすじ≫
親の再婚により、突然姉妹となったサチ(山田杏奈)とあやり(大友花恋)。ある日、同級生の絵梨(田中芽衣)から、家に遊びに行ってもいいかと聞かれたサチ。恐る恐るあやりに相談してみると、あっさり承諾され、料理も振舞ってくれることに。
翌日、初対面を交わすあやりと絵梨。リビングでくつろいだり、お互いの部屋をみた三人は、食事の準備にとりかかる。父から届いたラクレットチーズを使って、今夜はチーズパーティーに!
(公式HP STORY より抜粋)
≪感想≫
正直、どんな展開になるかなと戦々恐々しながら(笑)観ていた今回。私のように原作を知らない方ならなおのことだったのではないだろうか。
序盤は想定通り、人見知りでなかなか打ち解けられないあやりを前にサチは絵梨と彼女たちしか知らない中学などの思い出を話して盛り上がる。いかにもな疎外感。「内輪受けの悪例」の典型みたいな展開にハラハラするが、途端に風向きが変わるのは絵梨の対人能力の高さ。あやりをあっさり「あやり」と、サチですらまだ「さん付け」で呼ぶのに呼んでしまってあやりの懐へ。料理という共通の趣味で話が盛り上がると、今度はサチが独り置いてけぼり。
そうした中でのラクレットチーズを使ったチーズパーティ。料理の選び方も上手い。たこパのような手間がなく、かけるだけというシンプルさから誰でも出来て、盛り上げれて、美味しい。
一通り盛り上がって仲良くなってもう誰の間にも疎外感がなくなった時になって絵梨が、サチにだけこっそりと「(疎外感を覚えたのは)自分の方だ」と聞こえるか聞こえないかくらいで告白。なるほど、確かに冒頭のシーンはそうやって繋がって来るのか、と。この辺りの三人の女子高生の心の機微を演出しながら、それでも悪印象をどのキャラにも与えなかったというのは上手いなと思った。
さて、料理はラクレットチーズ。てっきり次回予告からチーズフォンデュでもするのかと思ったけれど、それよりももっとシンプルでそしておいしそうだった。まあ、普通の家庭じゃなかなか出来ないだろうけど(笑
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