グランベルム 総評
真っ赤な満月の夜。ごく普通の高校生活を送っていた小日向満月は、忘れ物を取りに戻った学校で世界で唯一の魔術師になるために行われる戦い“グランベルム”に巻き込まれてしまう。そこで出会った少女・新月からこの世界がかつて魔法で溢れていたことを説明され、戸惑い逃げる満月だが…⁉
(公式ホームページより抜粋)
そんな『グランベルム』の私の評価ですが...
A+
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
グランベルム 総評
放映日:2019年07月~2019年09月(全13話)
私が視聴した放映局:TBS
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:S
全体的にはそこまで突出して優れた点や奇抜な点があるシナリオではなかったけれど、新月、満月の二人が闇堕ちして二人が戦う展開がなかったことは高く評価している。最初から最後まで二人が一緒に戦ったこと、多くの試練を乗り越えたことは、良かったことかな。
欲を言えば、最終話のエンディングはもっとハッピーエンドでも良かったと思っているが。
演出 評価:S
心理描写、戦闘描写ともに申し分ない。
作画 評価:A
キャラの顔芸もそうだが、何よりロボットバトルの優秀さ。ややエフェクト過剰な気もしたが、最近の魔法バトル物ってこれくらいやらないと迫力がつかないのだろうし、仕方ないのだろう。
CAST 評価:B
日笠さんの怪演とかいろいろあるけれど、正直悠木さんのラスボス役はちょっと荷が勝ちすぎた感じがあるかも。演技が悪いとかじゃなくて、単純にあの声だとラスボスとしての迫力に欠けた感が。
OP/ED/BGM 評価:S
EDの描写は好きだな。一枚絵を引いていく感じは、曲と相まって個人的に好きだ。
総合 評価:A+
内訳:S評価(5点)×3+A評価(4点)×1+B評価(3点)×1=A+(4.4点)
SDロボットが出てくるということで放送前から、今期の本命としていた作品。
新月と満月、対称的な名前を持つ二人がメインでこの関係性はいつまで続くのかとひやひやしていたけれど、最終的にはそこがブレなかったというのが個人的には一番大きなポイントかな。狂気、信念、プライドなどいろいろな理由、背負うものがあって戦うキャラたちと手を取り合って対峙し続けた二人の姿は良かったと思う。
本音を言えば、最終話のエンディングの判断で私は監督や脚本家の方を評価していない――もっとハッピーエンドでも良かったのよ?(笑 まあ、いろいろと含みを持たせる終わらせ方というのは、視聴者にアレコレ考えさせることが出来るので、「自分で考える」というのも狙いだったのかもしれないが。
『リューナイト』などを観て育った身としては、この令和の時代にまたそんなSDロボットが熱く戦う、面白い作品に出会えるとは思わなかったので、とても楽しんで観れた作品になった。
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