MG ガンダムF90(ラズリコイズ)

まずは閲覧していただきありがとうございます。今回はプレミアムバンダイで初の完全オリジナルMGキットとなるF90を購入、製作しました。
ミッション・パックも購入し、順次作っていく予定なので、それに合わせての製作としています(後述)。
それでは、よろしくお願いします。
◆ 素体 ◆


試作小型モビルスーツであるF90と、AからZまでの頭文字を冠するそのミッション・パック全26種の立体化にトライするF90 A to Z PROJECT。その中核となるのがF90です。今後、ミッション・パックも作っていく予定です。


今回から、ホワイトを中軸としてブルーヴァイオレット、コーラルブルー(ターコイズブルー)の組み合わせのカラーリングを、「ラズリコイズ」と名付けました。

以前から、モデラーでもある岡村征爾さんの「ヴィクセリオス」シリーズにとても憧れていました。自分だけの独自の配色パターンが確立されているのはとても羨ましくて、「この配色ならこの人の作品だな」と思えるのは凄いと思っていたし、それでいて決して飽きられない作品を作り続けられていらっしゃる(もちろん、ヴィクセリオス系以外の配色の塗装もされますが)。
近づくなんて烏滸がましく、それでも足元のつま先くらいには近づけたらいいなと思って、改めて私なりに「自分独自の配色パターンはあるか?」と思った時、この配色パターンがやっぱり好きでした。

タミヤのブルーヴァイオレットは、GSIクレオスにない「青紫色」ということで昔から大好きな塗料です。それにどの色を組み合わせるのがベストかな、と追い求め続けるのはある意味で私のモデラー人生での長年の試行錯誤でした。ホワイトを大部分とするパターン(ウイングセレスティア)、ヘイズグレイ・黄橙を使うパターン(ウイングEW)などを試した中で、一つの転機となったのはコーラルブルーを使ったパターン(デスティニーブレイド)でした。それくらいコーラルブルーが上手くブルーヴァイオレットにハマってくれたと思っています。

なので、今後ホワイトを中軸としてブルーヴァイオレット、コーラルブルーの組み合わせのカラーリングを以後「ラズリコイズ(Lazuli-Quoise ラピスラズリのLazuliとターコイズのQuoiseの造語)」シリーズとして定期的にこのカラーリングで続けられれば、と考えています。

コクピット開閉。


各部詳細。本作は、「完成して展示する」ことが多かった私のガンプラの中で「付け替えて遊ぶ」ガンプラになることを当初から想定しています。

実は本作は近年使用が控えられることも多いABS樹脂素材がフレームに使われています。おそらく、各ミッション・パック付け替えによる「遊ぶ」ことを作り手も意識しているため、耐摩耗性・強度に優れるABS樹脂を採用したのだと思われます。

ただABS樹脂素材は、塗装の際に注意をしないと割れる(たぶんシンナーなどを使わない水性ならOKなのかな?)というリスクもあるようです。そのため、今回はABS樹脂素材の破損リスクを極力避けるため、本作ではABS樹脂素材で構成されたフレーム類には一部を除き、塗装・スミ入れをしないことに決めました(トップコートは吹いたけど)。
参考になるかどうかは分かりませんが、ガシガシ付け替えて遊ぶ上でフレームの破損はやはり怖いのでこういうリスク回避も大事だと思います。


バーニアは塗装しました。可動します。


背部のハードポイントも可動。

ハードポイントは各種着脱可能。


それぞれにコネクタがあります。

ミッション・パックに対応しています。


ビームライフルとシールド装備。

話は変わってカラーリング。配色も、今後のミッション・パックとの組み合わせを考慮し(まぁミッション・パックもカスタムカラーにする予定ですが)、オリジナルカラーから大きく外れない配色パターンをチョイス。
その中でも、F90はちょっとブルーの面積が多いかなと思ったので、その辺りをホワイトやコーラルブルーで代用してバランスを自分なりに調整しました。
あとデカールも張ってません。ミッション・パックで遊ぶことを前提としています。


ビームライフル。後のVガンダムのものに繋がるのかは不明だが、基部とEパックと加速用バレルで分割可能です。ABSパーツで構成されているため、今回は塗装・スミ入れはしませんでした。

シールド。F90のマーキングくらいはしようかと思ったけれど、他部位と統一するため辞めました。


シールド裏には予備のEパックを二つ装備可能。パーツ構成の都合上、もう一つEパックは予備が出ます。


背部にもHPSが

シールドも取り付け可。


最新のMGらしく可動域も十分。




ビームライフルはフォアグリップも可動し、肩引き出しなので普通に保持出来ます。

腰裏のHPSに懸架。


ビームサーベル。普通にサーベル柄まで手が可動し抜刀モーションも決まります。


フリーダムっぽくw


二刀流も可能。
◆ カラーレシピ ◆

カラーレシピです
本体白:ガンダムカラースプレー・MSホワイト
本体青:タミヤカラースプレー・ヴァイオレットブルー
本体水色:タミヤカラースプレー・コーラルブルー
本体金:Mr.カラースプレー・ゴールド
スミ入れはタミヤの市販のスミ入れ塗料(グレー、ブラック)です。
◆ 総評 ◆

最後まで閲覧くださり、ありがとうございました。ミッション・パックも随時紹介出来ればと思います。
素体としてはプレバンオリジナルとはいえ、最新のMGとしての可動域とスタイリッシュを保持。ミッション・パック付け替え前提のためか近年作品としては珍しくABSを多用していることが、特徴でしょうか。
ノーマル状態だけでも十分カッコいいですが、さらにミッション・パックでカッコよくしていきたいと思います。
今後とも、よろしくお願いします。
ガンプラ取説風妄想インスト

注意事項)ここで書かれていることは製作者が従来の設定をベースにマスターグレードのインスト風に考えた「妄想」設定です。決してサンライズおよびバンダイを始め公式の設定ではありませんので、説明文を鵜呑みにしないで下さい。
解説

本機は、地球連邦軍 海軍戦略研究所――通称「S.N.R.I(サナリィ)」の小型MS開発計画「フォーミュラー計画」においてF9シリーズの0号機である《F90》の予備機の内の一機である。
多々実戦投入された1号機、強奪された2号機(後に改修され《F90II》となる)、ミッション・パックの一つであるYタイプの運用に特化する《クラスターガンダム》の母体となった3号機と、奇しくも《F90》はその性能の高さと実績が評価され、戦場へ投入され続けてきた。しかし、現場レベルでは「あくまでサナリィ管轄で実戦ではなく実験としてのミッション・パックのテストが行える機体を確保するべきだ」という意見と不満が続出。上層部がそれに応える形で建造された予備機が本機である。建造時期が不明なため、本機が《F90》の中でいったい何号機なのかは明示されていない。
随時、最新鋭の機器へのバージョンアップが行われている《F90》らしく本機も最初期にロールアウトされた1号機および2号機と比べ、各部のバージョンアップが施されている。ジェネレータが改良されて出力が増加しているほか、メタリックなゴールドに塗装された一部フレームはヒートシンク(放熱)性能を高められている新素材が用いられ、コックピットは不評だったアームレイカー方式から旧来のスティック式へと戻されている。これらは後の《F91》に繋がる変更点ともされる。またカラーリングは1号機に準拠しているが、差別化のため一部塗装が変更されている。その際に、ラピスラズリを思わせるブルーヴァイオレットとゴールド、ターコイズを思わせるコーラルブルーを基調としているためそれらの造語として「ラズリコイズ(Lazuli-Quoise)」の愛称でも呼ばれていたとされる。
本機は現場での要望通り、サナリィの独占管理とされたことで実戦に投入されることはなく、あくまでミッション・パックの実験機として活動に従事した。一説には、唯一全てのミッション・パックを装着・稼働・実験・検証した機体だとも言われるほどで、本機に蓄積された膨大なデータが後の《F91》《F97》《F99》などサナリィ製のMSへ大きな影響を与えたとも言われている。
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