執事 西園寺の名推理2 第4話
4話は代理出産がテーマ。なんか、第二期になってからテーマが社会性に寄っている気もするが……まぁ、いいか。
とはいえ、代理出産においてこれは十二分に想定し得るケースではあるんだよね、きっと。今でこそ出産は「無事に産めて当たり前」な風潮もあるが、女性は文字通り命をかけて次世代の命を産む。自分が命がけで産んだ命を、遺伝子上の母親に「はい、どうぞ」とあっさり渡せるかというと、もちろん相手次第なんだろうけど、やっぱり心は揺れるんだろうな、と。
そして、もう一つ思ったのは遺伝子上、DNA上の繋がりの意義はどれほどあるのか、ということ。
血のつながりはどこの国、民族でも多かれ少なかれ重要視される。もちろんそれを否定するつもりはない。けれど、生まれた後に血のつながり、遺伝子の類似性を生きていて実感することがあるだろうか。それよりも大事なのは積み重ねてきた時間であり、さらに大事なのは注ぎ合った愛情じゃないのか。注ぎ、注がれた愛情の量よりも血のつながりの方が重いのか。
これに関しては賛否とかいろいろあると思うので一概に答えが出せるものではないと思うけれど、なんとなくそんなことを覚えた。
余談だけど、丸山刑事役の佐藤さん、忙しいのかね。第二期のなってから現場に出てくる場面がめっぽう減ったけど……あるいは何かの伏線?
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