令和、新しい時代へ
新元号、令和が始まりました。元号については前回書いたので触れないですが、新しい時代の始まりだと思います。
「何も変わらないよ」と言う方もいらっしゃるでしょうけど、それを言えば12月31日と1月1日も大して実生活としては変わりはないのです。それと同じ。気持ちの持ちよう。それなら、ポジティブに「よっしゃ、新しい時代だ!」と前向きな方が良いし建設的ではないかと。
新しい時代がどうなるかは分かりません。日本の進む道もあるでしょうし、私個人として「これだけは」と思っていることもあります。皆さんの中にもあることでしょう。
ただこの新元号をお祝いムードで迎えられたことを、私はただただ喜びたいと感じています。近代、天皇はある種の終身制。私は昭和から平成に移った時は物心ついていない頃だったので記憶にありませんが、その頃の記憶がある方にとって平成になった瞬間というのは、ここまでのお祝いムードだったのでしょうか? 私はそうは思えないのです。なぜなら、元号が変わるということは前天皇が崩御されたということだから。
新元号は、本来哀しみと共に迎えるものだったのが、この200年余りの日本の歴史だったはずなのです。新しい旅立ちのための新元号ではなく、崩御された天皇との惜別の新元号。哀しみの中、元号が変わってきた。その歴史の中で、果たしてここまで国民がお祝いムードで新元号を迎えられた時代があったのでしょうか(いやあったのかもしれないけど)。退位、そして新天皇の即位。それを国民が受け入れ、お祝いをした中で迎えられたというのは今上上皇にとってもお喜びされたことなのかもしれない。
もちろん、天皇の生前退位などいろいろと意見や賛否はあるのだと思うし、この生前退位と言う形が特例法と言う枠を出てある種の伝統として続いていくのかそうでないのかは分からない。でも、喜びを以って新元号を迎えることが出来るというのは、国民にとっても良いことはのではないかな。
喜びでスタートした令和が、多くの方々にとって喜び溢れる時代になってくれることを祈るばかりです。もちろん、私自身もその恩恵を少しでも享受させていただければ、とも願いつつ…。
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