PERSONA5 the Animation SP『Dark Sun…』
≪あらすじ≫
蓮が怪盗団事件の容疑者として自殺したと報道される中、水面下で動き始める怪盗団。
全ての事件を仕組んだと思われる人物を特定し改心させるため、怪盗団は新たなターゲットのパレスへ侵入し、
オタカラを盗み出すことを決意する。
(公式HP STORY より抜粋)
≪感想≫
うーん、正直かなり出来が悪いと言わざるを得ない内容。本編中でもかなりのボリュームがあったどんでん返しから獅童パレスの攻略、そこからの明智戦を経て、獅童との対決と言う流れを1時間でやろうというのは、そもそもにして無理があったのは明白ではあったけれど…。
ストーリーに関しては押さえるべきところは押さえていた印象。いきなり暴露展開になってしまうのはちょっとどうかとも思うが、尺を考えると仕方ないか。竜司が独りやたらクローズアップされたシーンは原作から首を捻る展開だったのでカットしてくれても良かったが(苦笑 とはいえ、主人公(蓮)と明智との対比は、「主人公以外では唯一複数ペルソナの使い手だが、主人公のように多種多様なペルソナは持てなかった。それは――」という部分をもう少し丁寧にやって欲しかった印象。まぁ、それを補うくらいCVの保志さんの演技は素晴らしかったが。
バトルシーンに関してはやはりペルソナシリーズのバトルは難しい。基本はポケモン方式というか自分が戦うわけではないし、シリーズのだいご味は「戦闘前にいかに敵と相性が良くて強いペルソナを作る(用意出来る)か」といったところなのでいざ戦闘シーンが始まってしまうとやはり厳しい。それでもTVシリーズの時にはもう少し工夫があった気もするが、今回はいきなりヨシツネやアリスなどのゲーム中での最上位のペルソナがあっさり出してしまった…。それをするには少しコープが足りないような気もするし…。
もともとボリュームが凄いP5。しかし、それでもそれぞれのコープ(サブイベント)をこなすことでそれぞれの絆によって解放される最強ペルソナを得るような展開があっても良かったかなと思ってしまう。
そういう意味で、この作品にとって要の一つである「絆」のようなものがちょっと薄い。
評価は、★か★☆くらいかなぁ。この手の原作ゲームのアニメ化らしい、外面は相応にしっかりしているが中身がスカスカな感じに堕ちてしまった。
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- [アニメ(放送終了):PERSONA5 the Animation]
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NoTitle
バトルシーンは個人的にはP4Aのように戦闘中にペルソナ合体という演出をもっと使えば良かったのにと思っています。昔のデジモンのアニメでも戦闘中の進化退化とかありましたし、多少原作と設定を変更しても戦闘中の一時的な強化要素があると今よりメリハリのある戦いになると思うんですよね。
まあP4A放送中は「原作と設定違う」とか「これじゃイゴールいらないじゃん」という意見もあったので今回P5Aではこの演出をあまり使わないようにしているのかもしれませんが。