アンクシャ

まずは閲覧していただきありがとうございます。今回はHGUCのアンクシャを製作しました。
「なぜ今?」と問われると私としても分からないのですが、今月何を作ろうかと考えて模型店で眺めていたら目に留まったので。元からその特徴的なフォルム、近年主にZ系などで採用されている「変形時専用パーツでの変形形態の再現」ではなく一部パーツは外すもののほぼ完全変形可能な点などに惹かれていたので、これを機会にと思いました。
それでは、よろしくお願いします。
では詳細は追記からどうぞ。
※写真の一部で肩部パーツが表裏逆のものがありますが、ご了承ください。
◆ 素体 ◆




全体的なカラーリングは、Zplusをベースにしたロービジカラー風にしました。っていうか、大気圏内を高高度で作戦を行う機体ならこんな緑ベースっておかしくね? 的な(笑
◆ 頭部 ◆

実はバイザーのクリアパーツを紛失したのでどうしようかと悩んだ挙句、クリアパーツのランナーをアレコレと組み合わせてそれっぽくしました(汗
◆ 脚部 ◆


ネット上にあったのですが、ポリキャップの部分を左側のように両側を短くカットすることで開脚範囲が広がるようです。私自身は確かめていないのですが、開脚角度に違和感はなかったので広がってくれたんだと思います。
◆ ディティールアップ ◆


解説書の表紙との差。


塗装前はこんな感じ。





セイラ・マスオさんを意識してというと、あまりにレベルが足りないですが、プラ板によるディティールアップを初めてやってみました。ちょっと感覚が掴み切れなかったですが、バインダーなどのっぺりした部分には情報量を増やせたかな?
◆ 武装 ◆


バインダーライフル。腕部固定です。


ネットで観てサーベルをここに格納出来ると知ったので(本来は脚部だけどHGでは再現されず)。


時代が時代だしビームトンファーでもOK?

もちろん本来はマニピュレータに持ちます。


二刀流。
◆ 変形 ◆

変形モーションです。従来の別パーツに取り付ける形ではなく、ほぼ完全変形という素晴らしさ。
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胸部を開き、
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コックピットブロックを外す(これとマニピュレータが余剰パーツ)。
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上半身と下半身を別々にして、付属の専用パーツを胴体に装着。
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ウイングとスラスターの角度を変え、さらに折り畳んでいたバックパックを展開。
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肩と腕部を折り畳んでリフティングボディを形成
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案外綺麗に円形になります。上半身はこれで完了。
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下半身はまず各部を折り畳み、腰側部のサブウイングを展開。
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傾けてこんな感じで下半身は簡易に完了。なんかVガンとかバウとかの下半身分離っぽいw
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上半身と連結して変形完了です。

余剰パーツはこれだけ。最近の可変型MSのHGとしてはかなり珍しいですが、本来はこうあるべきだとも思います。




各方面から。上手く纏まっています。


アッシマーっぽさもありますが、バインダーライフルとウイングユニットのおかげでだいぶ印象違います。

SFSとしても使えるアンクシャ。手元に連邦製のMSがなかったのでリーオーで代用。

手元のグリップも別パーツで。


しかし、最大のポイントはここ。股関節部の、スタンド用のポリキャップとアンクシャとを接続する専用パーツがあります。ほぼこれで固定出来るので、案外上に載せてもしっかりしています。


HGインパルスでも。
◆ カラーレシピ ◆


本体薄灰:Mr.カラースプレー・ニュートラルグレー
本体濃灰:Mr.カラー特色・ヤマトカレースプレー・艦隊色ヤマトグレー1
関節・フレーム部:Mr.カラースプレー・軍艦色1
本体白:ガンダムカラースプレー・MSホワイト
本体青:ガンダムカラースプレー・ライトブルー
頭部カメラ:Mr.カラー・クリアーブルー
スミ入れはタミヤの市販のスミ入れ塗料(ブラック)です。
◆ 総評 ◆
というわけでアンクシャでした。
キットとしても前述のようにコックピットブロックとマニピュレータを外すだけであとは完全変形出来るという、昨今のHGとしては珍しい構成です(最近の大半の可変機は、可変後の専用ユニットが別に設けられており、そこに腕部や脚部などのパーツをMS形態から取り外して移すもの)。MS形態・可変形態の両方でのプロポーション、保持力などの面でそういった現在主流となっている流れは仕方ないのでしょうが、本キットではそういった流れに反する形となっています。まぁ、MS形態・MA形態でのプロポーションを維持出来るという点が大きかったのでしょうけど。可変形態もロック機構があってしっかりしていますし、武装数が少ないもののおススメです。
カラーリングをZplus、さらに高高度迎撃が主任務となるMSということを想定したロービジカラーとしたことでかなり印象が変わってくれたような気がします。
このロービジカラーも気に入りました。黒を使わないことであまり濃淡を強くつけすぎず、さらにライトブルーとホワイトを差し色にしたこでアクセントにも。また使い方が掴めなかったMr.カラースプレーの軍艦色1もようやく「こう使えばいいのか」と感覚も掴めました。今後、このカラーリングで連邦のMSを作ってチームを作るのも面白いかもしれません。
また初めてプラ板を使ったディティールアップにチャレンジ。改めて完成後に、取説の完成品とも見比べましたが私なりにのっぺりとしたバインダー部などをディティールアップで補えたかな、と思います。もちろん、まだまだ改善の余地しかありませんが、今後ディティールアップをする上でハードルがちょっと下がってくれたかな、と。
全体としてシンプルにキットを楽しんだ以外にもカラー、ディティールアップ共に今後のガンプラ製作において大きなヒントを与えてくれる作品となってくれました。
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