地獄少女 二籠 第23話
地獄少女 二籠 第23話「不信」
<あらすじ>
ラブリーヒルズの合唱サークルに集った人たち。みんなで楽しくやっているのだが、1人の男・内藤だけリズムや音程が外れている。楽しくやるのがサークルだから、と誰も言わない中、ついに小牧と言う男が聞こえるように愚痴を漏らす。
「あの若造が」
地獄少女への依頼によって弦を解かれ、地獄に流される小牧。さらにその小牧が行方不明になったのは、悪魔の子・拓真のせいだと言い出す男。拓真の評判はその男の出す噂によってますます悪くなる。
一方、小牧の調査で1人の刑事・飯合誠一が拓真に近づく。捜査を進めていく中でつきあたる地獄少女と言う存在。うっかりそれを妹・蛍に話してしまう。蛍は、兄のためにと学生ながら独断で捜査をし、拓真と接触を図る。
「地獄少女なんて都市伝説」
蛍は拓真の無実を信じながら、拓真の言う「地獄少女」の存在を信じない。拓真が自室に帰った時、蛍の前に現れたのはきくりだった......。
続きはOPENからどうぞ。
<感想>
拓真(つД`)
なんか、ここまで来ると拓真が哀れでならない。「悪いことをすると、必ず自分に返ってくる」と言う父親の言葉を信じ続けている彼が、あまりに哀れで……さすが憂鬱アニメって言ったところでしょうか。
ただ現在の警察で地獄少女の存在なんて認められるはずはないし、おまけにそんなんで立件出来るはずもないので、個人的に内藤は拓真に罪を押し付けなくても捕まることはないと思うんですがね。と言うか、内藤はあまりに不用心な使い方をしました。別に絃を解くだけなんだから、拓真に罪を押し付けるくらいなら自分のアリバイができている状態で、絃解けよ、と言いたい。まぁ、自業自得と言わんばかりに小牧の妻に流されるわけですが。そう言えば、この妻もわざわざ拓真の家に入ったところで絃を解いたんだよな……。
誠一については、立派な刑事ですね。いや、立派と言うより、これが普通なんでしょうけど、現実世界とリアルにリンクさせて考えると、自分たちの都合がいいように取り調べをしたり、いろいろ細工をする今の刑事と比較すれば立派になってしまう( ̄∇ ̄;)
本来、確たる証拠が無ければ逮捕なんて出来ないし、妹が行方不明になっても咄嗟に兄ではなく、刑事としての自分に立ち返ってを止めようとする辺りが凄い。
蛍は……なんて言えば良いんでしょう? 学生が刑事のマネごとなんてしちゃいけません、と言えば良いのかなぁとも考えたものの、百歩譲ってこれが彼女の好奇心によるものだとして認められるけれど、根本的に彼女が間違っていたのは、人に信用してもらうために人を信用しなかったこと。
拓真の無実を信用しても拓真の言葉を信じなければ、それは結局自分の推理を信じているわけで拓真を信じているわけではない。「すべてを話して」「心を開いて」なんていうのはよほど信頼した人間相手でなければ出来ない。ならば、彼女が本当に真実を知りたいのなら拓真との信頼づくりから始めなければならないはずで、信頼を作りたいのなら拓真の言葉を信じてみなければ話にならない。信じていろいろ調べた結果、それが嘘だと判るかもしれないが、調べたり考えたりする以前に自分の価値観で言葉を突っぱねるのはもはや論外。
さて、やはり重要なのはきくりがなぜ蛍をあそこへと連れて行ったのか、ですね。
きくりのしていることは無邪気で考えなしに見えて、実はいろいろ考えられた結果と言う可能性がある。それを考えると、蛍に地獄少女の存在を教える(体感させる)ことで拓真の味方を作ろうとしたのかもしれません。観ることしか出来ない(今回、普通に拓真と会話していたけど)間接的にしか接しられないと言うあいとは違って、積極的に拓真を救おうとかかわっているのかもしれない……。
とはいえ、おそらく自他認める憂鬱アニメ。そんなハッピーエンドにつながるような展開にはならない気もするがσ(^◇^;)
次回は「連鎖」。観ている途中で、こりゃあ連鎖反応起こすかも、って思ってたら本当に起きました( ̄∇ ̄;) なんか、こういう状態って前にどこかで観たような……。
<MVC>
きくり
やはり最後の最後でキーパーソンの役割を果たし始めました。彼女の行動に期待したいところですね……出来れば、良い方向に進んでくれることを望む限りですが。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50496304.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50880209.html
・http://futarinoneko.blog61.fc2.com/blog-entry-575.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-571.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/yorozucat/diary/200703180000/
・http://raitoningu.at.webry.info/200703/article_13.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1247.html
・http://seraraku.blog58.fc2.com/blog-entry-584.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2007/03/post_e551.html
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