ガンダムビルドダイバーズ 第23話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ガンダムビルドダイバーズ]
『宿命の二人』
≪あらすじ≫
サラを取り戻すため、フォースバトルを提案したビルドダイバーズ。GBN世界を守るため、その挑戦を受けたクジョウ・キョウヤ率いる有志連合。それぞれが抱く想いをかけた決戦の火ぶたが切って落とされた。
(公式HP あらすじ 23話より抜粋)
≪感想≫
狂気
全体的にはまさしくそんな感じだった。
分かりやすいのはシャフリヤール。GBNの世界の存亡、サラの生存、そういったものがかかっている状況において彼が有志連合に組みしたのはアヴァロンらからの参加要請があったにせよ、彼の本質としてはタイガーウルフを本気にするためというもの。世界の存亡よりも、電子とはいえ生命体の命一つの重さよりも、ライバルと戦う方が重いということだ。この精神は異常であり狂気の沙汰としか言いようがない。
同じことはチャンピオンにも言える。フォースネストのトップとしての権限を活用して運営側を拘束。いや、フォースネストよりも運営の方が権限低いっていうのもどうかと思うが、彼の言動はあまりにチグハグだし、だからこそ狂気。その言動はGBNを守ることを貫いているように見えるが、ガンプラバトルで勝敗を決しようとしている点、先の運営を制している点などはサラを活かせればと思っている。両方の可能性に賭けたいなら、リク側につくべき案件だ。彼は確かにチャンピオンだ。だが、チャンピオンは運営と共にGBNの世界を守らないといけない義務でもあるのか? そうじゃないだろう。勝手に自分がGBNの守護者だと勘違いしている癖に、リクらにも――そして視聴者にも良い顔しようとしている辺りは正直狂っているとしか言いようがない。それならまだ敵側として一貫しているロンメルの方が正常だ。
GBNの命運をかける戦いにおいて、それを「たかがガンプラバトル」と言ってしまう運営も狂っている。GBNに無限の可能性やフォースネストがあるとはいえベースはやっぱりバトルだ。運営のその発言はGBNそのものの否定に等しい。ガンプラバトルを否定してGBNを肯定するなんてことは本末転倒だ。ガンプラバトルが、突き詰めてしまえば「遊び」だ。ゲームなのだ。確かにそれを予期せぬ事態で停止・終了してしまうことは本意ではないだろうが、守ることばかりに専心してその本質を見失っていては運営としては今まで以上に失格の烙印を押されることだろう。
サラもまた異常なのかもしれない。それは彼女が電子生命体だからではない。彼女自身が自分の希望を言えないということがあるから。彼女は優しいから自分が犠牲になってでも、という想いがあることには理解を示せる。けれど、自分の生死がかかっている時にまで――GBNに何の思い入れもないのならまだしも、リクらと交流を深めてきた現段階においてでも何も言えないというのは、ある意味生命体としては狂っている存在でしかない。
狂ってばかりのGBN。そうした中で真っ直ぐ歩むのがリクらビルドダイバーズであり、シバやトリさん、「一つの命の誕生以上に重いものはない」というマギーさんだというのか。それは唯一の良心だし、確かに物語としては主人公たちだけが王道であり正道だというのは視聴者としては共感を寄せやすいが、この内容ではあまりにGBNと言う世界は寂し過ぎる。
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、nifty系、so-net系はほぼ全滅。livedoorは調子がいいと送れます。
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
Web拍手に頂いたコメントは後日『Web拍手レス』にてお返事させていただきます。
- at 19:14
- [アニメ(放送終了):ガンダムビルドダイバ-ズ]
- TB(0) |
- CO(2)
- [Edit]
電子生命体、バグ、邪魔な運営、一般ユーザーの権限が運営超えるなど、似てるテーマなら16年前の作品「.hack」シリーズがあります。こちらはそれらの因果がきちんと設定された為非常に納得できる話に仕上げましたが、こちらは訳分かりません。
それこそ月詠さんが書いた通り、主人公チーム以外狂っているとしか思えませんでした。それでもユーザーが運営の権限を超えるのは訳分かりませんね