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刹那的虹色世界

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ガンダムビルドダイバーズ 第20話

ガンダムビルドダイバーズ 第20話
『真実』


≪あらすじ≫
ナデシコアスロンをきっかけに、ビルドダイバーズの新メンバーとして加入することとなったナミ。兄を巻き込んだガンプラバトルのデビュー計画を既に進めていたナミだったが、よりGBNを楽しむためリク達にあるお願いをする。
公式HP あらすじ 20話より抜粋)


≪感想≫
オトナvsコドモ
今回の――というよりも、ここから最終回付近までのポイントはコレかな、と。サラの存在を巡って想定される対立は、オトナvsコドモであることは火を見るよりも明らかだろう。

オトナとは誰か? 筆頭は運営だろう。そして、それに間違いなく追随するだろうチャンピオンとフォース・AVALON。彼らはGBNという世界を護るために、サラを殺す。世界を護るためならば、誰の犠牲も厭わない。まして相手が電子生命体という、現実世界に命を持たない存在ならなおのこと。彼らはオトナなのだ。より多くの人たちを、そして世界を護るためならば少数の犠牲を是として容認する。まぁ、それは原因が彼らの「身内」ではなかった、ということも理由ではあるのだろうが、仮に身内に元凶がいたとしてもあるいは彼らは「オトナ」としてその元凶を討ったかもしれないが。

コドモとは誰か? 言うまでもなくリクであり、ユッキーであり、フォース・ビルドダイバーズだ。彼らはサラという仲間が殺されることを認めない。それが仮に世界の崩壊との引き換えであったとしてもそれを非とするのだ。最後の最後まで希望を捨てない。最後の最後まで戦い抜いてサラを――仲間を護る。

どちらの言い分こそが正しいか、ということは議論の価値が実はあまりないと私は思う。客観的に観れば運営のやり方は正しい。けれど主観的に観た時に認められるものではない。そう言うものだと思う。良く解からないなら、自分と身内に例えれば良い。自分の親か、子供か、恋人か、親友か――そういった無二の人が「その人がいると世界が滅ぶから殺すべきだ」と言われて、「はい、そうですか」と二つ返事で差し出せる人は、たぶんいないと思う。客観で観てその一人を救うために、世界が滅ぶなんてのは割に合わない話でしかない。けれど、主観で観た時に果たして「割に合わないから」と言う理由でその大切な人を切り捨てられるか、ということなのだ。そして、主観と客観でどちらが正しいか、なんてのは決められるものではない。

振り返ればブレイクデカール篇はリクたちとシバ・ツカサという構図で、それは理由はどうあれオトナvsコドモでもあった。その際、大好きな世界を守りたいという理由でオトナ側についたリクたちが、この一件では一転して今度はツカサの立場に立たされるというのは皮肉めいているのか。あるいは、「大好きなものを守る――それがブレイクデカールの時はGBNで、今度はサラ。それだけだ」と言い切るのかもしれないが。

逆に言えば運営やチャンピオンにも同じことが当てはまる。仮に運営やチャンピオンがサラ抹殺を是として動いたとして、「そもそもブレイクデカール事件の時にサラがいたから、GBNは今も続いている。その恩に仇で返すのか!」と言ったところで、彼らはオトナとして「ブレイクデカールの時にサラ君がGBNを救ってくれた。だから、今度は私たちがGBNを救うためにすべきことをするだけだ」と詭弁を返すのだろう(っていうか、トコトン運営は「悪」として描くんだな、この作品(苦笑 もっと仕事しろよ運営、と言ってやりたいw)。

そういった予想される部分でも主観としてのコドモと客観としてのオトナのぶつかり合いにはなりそうではある。無論、コドモだから劣っている、オトナの方が優れているということは一切ない。



さて、少し話がそれてしまったが、おそらくリクたちはサラを救う道を探して戦い続け、チャンピオンや運営はサラを確保し修正パッチによって抹消しGBNを護るために血眼になってサラやリクたちを追うことだろう。
そうなった時に、今後の物語のポイントはオトナvsコドモ。もっと正確に言えば、正論ばかり振りかざすオトナに対してコドモがどれだけ抗えるか、というところか。例えサラが電子生命体だろうと、GBNにとって制御し切れず増殖し続ける「がん細胞」であったとしても、リクは最後まで見捨てないだろうし、ビルドダイバーズも最後まで戦うだろう。

その姿勢で、私たち視聴者に何を訴えかけてくれるのか。

KID層や低年齢層向けの作品なので――いや、だからこそコドモの希望を壊すような展開や終わり方にはならないとは思うが、この作品らしい展開や終わり方というものを期待したい。






余談ではあるが、ここからの展開をメタ的・演出的な視点でざっと考えてみようか。

まずはビルドダイバーズvs運営&チャンピオン(アヴァロン)という構図は、ほぼ確定だろう。OPでチャンピオンのAGE-IIマグナムが特務隊(親衛隊)仕様も、運営の特務隊という立場を考えれば妥当といったところ。
そして、次回予告に登場したように、キーマンはツカサになるのだろう。GBNの「穴」をついてブレイクデカールを完成・流布させたツカサの技術と視点をもってすれば、サラが生き残れる「穴」やプログラムを見い出せるかもしれない。この状況でツカサが運営側につくとは考えづらいため、彼はビルドダイバーズ側についてくれるだろう。

ならば次に考えられるのはリミット(制限時間)。GBN崩壊が先か、サラも共存出来るプログラムの完成が先か。ビルドダイバーズは後者のために動くだろうし、運営は前者を防ぐために全力を尽くすだろう。運営がその気になればビルドダイバーズたちのガンプラを起動させないことも可能だが、おそらくトリさんことGBN開発者はリク側についてくれるだろうから、そういったモノは対抗して阻止してくれると思うので、そういった状況になったところでリクvsチャンピオンのガンプラバトルみたいな構図になるのだと思う。

そうなった時に気になるのは他のダイバーがどちらにつくか。希望的観測で言えばマギーさんはリクについてくれそう。他にもシャノワールネオらはリク側についてくれるかも。逆に言えばロンメル隊は8:2くらいの確率でたぶん運営側につくだろう。わずかな可能性としてはモフモフしてもらっていたロンメルが案外情に流されてくれるかも、と思うことか。

タイガーウルフ、シャフリヤール辺りは読めないが……、サラとも交流があるのであるいは、といったところか。特にタイガーウルフはすでにリクとは一騎打ちをしているので、今更リクの敵側につくとは考えづらい。OPの構図を考えれば、リク側についたタイガーウルフと、運営側についたシャフリヤールがいよいよガチのタイマンというのがありそうな展開ではあるか。
同じ論理でいけば、次回バトルをするオーガやチーム百鬼はユッキー・サラらとの接点もあることから、次回以降はリク側に着いてくれる可能性が高そう。

最後は正直分からない。ツカサがプログラムを完成させてサラと共存できるGBNに出来るかもしれないし、サラがポジティブな意味で消えるという結果も『ガンダムビルドファイターズ』の最終話の離別を考えればない話ではないだろう。

でも、ここまでの「優しい世界」を見せてきた本作なら、サラと一緒に笑顔で終えられる最終回を観てみたい。



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うーん…サラの正体も予想通りな感じでしたし
運営と敵対してラストバトルってことですか…サラが助かって
大団円ってラストは簡単に予想できますがそれだけになんとも…。
あとは言われる通りどう演出するか?にかかってますが。
  • posted by  
  • URL 
  • 2018.08/21 23:17分 
  • [Edit]
  • [Res]

>匿名希望さん 

こんばんは。

>うーん…サラの正体も予想通りな感じでしたし
>大団円ってラストは簡単に予想できますがそれだけになんとも…。
良く言えば奇をてらわず王道で、悪く言えば大したサプライズがないという真相だったとは思います。それをプラスにするかマイナスにするかについても、ご指摘のように今後どう演出し、どういった結末へと導けるか、といったところでしょうか。

サプライズ展開なら、どんな内容でも諸手を挙げて賞賛できるか、と言えばそうでもないというのがこの手の創作物の難しいところですね。個人的な意見ですが、『まどマギ』で序盤でマミった展開はこれ以上ないサプライズではあったけれど、私は今でも否定派ではあります。

王道的展開というのは、確かに使い古された、誰でも予想出来てしまう展開でもあると同時に「王道」と呼称されるに相応しいだけの認められた展開でもあります。サプライズ的展開はその真逆ですね。新鮮で誰もが予想出来ない展開であると同時にそれは奇を衒い過ぎていて作品として、そしてエンターテインメントとして適切な展開かどうかが疑わしい展開も少なからずあるとも思います。

本作が、放映時間含めてKID層や低年齢層を視聴ターゲットに想定しているのであれば、大団円を敢えて外すようなサプライズをする方が個人的にはマイナスが大きい気もするので、大団円自体には肯定的です。

あとはご指摘のように、どう演出してくれるか、と言ったところだと思います。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2018.08/21 23:48分 
  • [Edit]
  • [Res]

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偽物の命と世界、されど――「ガンダムビルドダイバーズ」20話感想

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