刹那的虹色世界

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ロシアW杯、日本代表総括

総括ということが出来るほど観てはいないのですけどね(苦笑

というわけでベルギー戦、惜敗でした。文字通り惜しかった。といっても、さすがに午前三時の試合を観れるだけの余力もないので、朝起きてからニュースで知ったレベルなのですが。

ただ、朝からテレビやラジオで日本代表の話ばかりで正直今日一日は辟易した部分もあるのが率直なところです。どうして辟易してしまったかと言えば、基本的にはいずれも日本代表の戦いを賞賛するものばかりで、街頭インタビューでも「良く戦った」「感動をありがとう」みたいな発言ばかりだったからです。負けは負け。それに対して苦言を呈するメディアがない。解説者・専門家がいない。ファンがいない。それこそが、日本がベスト8に進めない「壁」の元凶ではないか、と思ってしまったのです。

私自身に代表や選手たちに対して賞賛の感情がないのかと問われれば、「あります」と応えます。けれど、そんな感動したとか良く戦ったとかそういった言葉だけでまるで美談のようにこの敗戦を片付けて本当に良いのだろうか、というのが私の率直な疑問でもあるのです。
今大会において、最大の物議を醸しているのは日本三戦目のポーランド戦でのパス回しであることは疑いようがありません。ルールの範疇であること、FIFAが他会場の状況をチームやチーム関係者が知ることを禁じていない点などでは問題ないものの、道義的・スポーツマンシップ的にどうなのかとい疑念は国内外で賛否があった試合でした。

私自身はポーランド戦の形はどちらかといえば賛成なのです。トーナメントへ進出し、さらにベスト8を目指すうえで、FIFA規律に対してグレーかもしれない行いだったとはいえ、それは前述のようにルールの範囲内。フェアプレイを点数化することがおかしいという声もありますが、スポーツである以上フェアであることは間違っていないことです。「イエローカードなど、戦術の上でどうしてもそれをしないといけなかったのに」と特にセネガルファンからのコメントもあったようですが、その状況を作ってしまったことがそもそもにしてミスなのだから、日本はその点においてフェアに、そしてミス少なくプレイしていた結果だと思っています。

しかし、そう思っているからこそこの試合だけは何としてでも勝たないといけなかった。ポーランド戦の戦術は、終盤のボール回しだけでなく先発を六人変えたところ含めて、勝たなければ意味がない――というと極論かもしれませんが――ことになってしまうような気がするのです。

ポーランド戦で日本が追求したのは「結果」でした。グループリーグを突破するという結果。それは悪いことではない。むしろ良いことだと私は思います(もちろん、ルールの範囲内で戦う上で、ですが)。だからこそ、この試合は他のどの試合よりも結果が必要だったはず。二点を先取しながらの逆転負けというのは、正直「なにやってんだ」という想いです。試合をハイライトでしか観てない人間がいうことではないかもしれませんが、二点を取れればあとは防戦に回っても良かったはず。一点目はGKの判断ミスにも見えたし、三点目は完全にカウンターを喰らうという形。アディショナルタイムに突入していた時点で、カウンターの起点となってしまったFKも延長を選択するべきだったのではないかという声も上がるわけです。これはポーランド戦でグループリーグ突破を逃していれば同じようなことを言われていたでしょう。つまり、負ければ「こうなってしまう」のです。だからこそポーランド戦のボール回しはもっと評価されるべきだし、ベルギー戦での対応力不足は日本にその能力がないわけではなく冷静に考えれば対処出来たようにも思えただけに余計にそう思うのかもしれません。

グループリーグ突破のために汚泥をすするほどの想いと覚悟があった西野J。しかし、残念ながらこの決勝トーナメント一回戦において、その覚悟があったのかというと「どうなの?」と。ポーランド戦でグループリーグ突破にこだわった西野監督や選手たちなのに、決勝トーナメントでは勝つことへの――ベスト8へのこだわりがそこまで感じなかった。選手交代でも監督の意図が守りなのか、攻めなのかも、そこだけ見るとちょっと不鮮明。何が何でも勝たないといけないんだという気迫で、素直にベルギーに負けたのだと思います。

もしも、ポーランド戦の波紋がなければ私もそんなことは感じずに日本代表の健闘をただただたたえただけだったかもしれません。ただ良くも悪くもあのポーランド戦というのは、日本サッカーにおいて大きな分岐点だったのだと思います。「あそこまでしたなら、勝たないといけない。少なくともあの負け方だけはダメだろ」と。

グループリーグ突破という結果にこだわりながら、決勝トーナメントの戦いは結果より内容を重視したようにすら見えた。そのちぐはぐさに、正直不完全燃焼さがあります。
それ以上に、それをメディアも、サッカー解説者も、ファンも言及しない現状にモヤモヤしています。もちろん、全てがしてないわけではなくて一部の方はこの敗戦への批判もしていただいているのですが…。

もっと日本は負けたことへブーイングをして良いのではないか。将来的な日本のベスト8以上、さらにその上を期待するのであれば批判と検証と反省なしに前に進むことが出来るのか? ブーイングとは愛ある批判であると思います。前述のように日本が仮に「結果より内容を」ということを一貫していれば、一概な賞賛ムードもそれはそれでよいのかもしれません。しかし、ポーランド戦の戦いは「内容より結果」だったはず。その前提・土台があったことを考えると、どうしても解せません。


しかしまぁ、終わってしまったことをあれこれ言っても仕方ないとも思います。このベルギー戦の敗戦は、ロシアW杯の終わりであると同時に次の2022年カタールW杯への始まりでもあります。もちろん、まずは監督人選からのスタートになるでしょう。ハリル氏の電撃解任は正直外国人監督を招く上でハードルを無駄に上げてしまったといって良いでしょう。あんな電撃的に解任劇がある前例を知りながら、果たしてどれほどの優秀な外国人監督が日本のためにその任と責を受けてくれるのかと言うのは疑問です。

そうなると日本国内から、ということにもなります。西野さんがさらに次の四年を託されるのか、別の人なのかは何とも言えないところですが…。

そして予選。今や突破して当たり前な風潮すらありますが、欧州では強豪・イタリアが今大会で予選落ちするなど決して甘くない――むしろ、予選の方が辛いというのが現状です。それを戦い抜けるだけの知略と指導力がある監督を選べるのか。


とはいえ、まず必要とされるのは世代交代であることは間違いないでしょう。この記事を書いている時点ではまず三大会でキャプテンを務めた長谷部選手が代表引退を明言しています。それ以外にも、多くの現在の主力選手が四年後ではまずピークを過ぎている状態。

振り返れば現主力の多くは、8年前の南アW杯で名前を売り出した選手が多いです。その「遺産」をこの8年で使い切って今に至っています。若い選手もいないわけではないですし、四年後ならば十分にサッカー選手としてピークを迎えられる選手もいますが、大会前には「おっさんジャパン」とも揶揄された高齢化は、若返りをしなければいけない緊急の課題でもあります。まず次の監督に求められるのは、それこそ結果ではなくて新戦力の発掘と育成と言う内容なのかもしれない、と思うとあまりに皮肉です。

日本代表チームが抱える課題はあまりに大きいです。それでも四年後にまたW杯本大会のピッチの上に日本を背負う代表チームの姿があることを切に祈ります。

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