矢島晶子さん、お疲れ様でした。
26年。長いですね。思い返せば、初期の頃の映画は私も劇場まで足を運んで観に行っていた記憶がありますね。近年はやはりこの年齢ですし、結婚して子供でもいれば一緒に観たかもしれませんがそうでもないため、作品からはかなり遠ざかっていたため、これといって語れるものがない、というのはもの悲しさもあります。
その分思い出補正っていうのはやっぱり強いですね。26年もやっていれば、今の三十代くらいから若い人たちからすれば、どこかの時期で少なからず観ていた時代があったでしょうから、それぞれの年代によって感じ方や思い出と言うのは違うかもしれません。
長寿番組におけるキャストの交代というのは、近年のアニメ作品における問題の一つとも言われます。亡くなられるなどによって交代を余儀なくされるケースではないため、往年のファンとしても諦めづらいという部分もあるのかもしれません。最も賛否と波紋を呼んだのは『ドラえもん』ですかね。その後、『ルパン三世』もキャストをルパンと次元を除いて刷新。『セーラームーン』は長寿というわけではありませんが、近年のリメイクにおいて刷新したんでしたよね、確か。それ以外でも『コナン』の毛利小五郎役なんかも(降板に至った事情は噂では違うようですが)未だにファンの間では賛否ありそう。
しかしながら、誰もが年齢には勝てない部分がどうしてもあるわけです。年を重ねることによって良い意味で出来る役が増える一方で、出来ない役もやっぱり出てきてしまう。そうした時に当人としての引き際、あるいはスタッフとしての判断や手の打ち方というものが、まだまだ高齢が主演で続く作品(『ドラゴンボール』『サザエさん』など)がある中では課題なのかもしれません。
とはいえ、矢島さんは声優業を引退するわけではありません。個人的には矢島さんや『クレしん』のしんのすけよりも『W』のリリーナや『リューナイト』のパフィーの印象が強くてそっちのキャラを演じていた声の方が好きなので、入れ替わりが激しい女性声優の世界ですがまたそういった声で演じる女の子というのも観てみたいものです。
Comment
Comment_form