コードギアス 反逆のルルーシュ 第19話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
コードギアス 反逆のルルーシュ 第19話「神の島」
<あらすじ>
浮遊艦アヴァロンから試作型ナイトメアフレーム“ガウェイン”のハドロン砲による砲撃を受けたスザクは、気づいた時には式根島ではない島の波打ち際に倒れていた。水の確保のため近づいた滝で同じく式根島から飛ばされたと思われるカレンと遭遇。強襲を受けるも返り討ちにして、逆にカレンを拘束する。
一方、ルルーシュもまたスザクと同様の島―――神根島に漂着していた。気候や風土から式根島からそう遠くないと踏むルルーシュ。その時、彼に話しかけたのは式根島から飛ばされたユーフェミアだった。
「ルルーシュ、ルルーシュなのでしょう?」
自らの正体を見抜かれ、ルルーシュは初めてC.C.を除く人前でゼロの仮面を取る。
ブリタニア軍関係者と黒の騎士団関係者
敵同士であるはずの奇妙な2組のペアは、それぞれにそれぞれの思いを馳せていく......。
感想はOPENからどうぞ。
<感想>
まぁ、単なる謎ですね、ここまで来ると。色々遺跡があったりしましたけど、最終的にはどうしてあの島に飛ばされたのかが不明だし。
シュナイゼルは普通に良いヤツっぽくてビックリです(いや、本当は普通に良い人ではないかとは思っていましたが)。実戦データを取る前のものを即実用化したり、ロイドと話があったりするところを見ると、元々興味のある分野は科学などの研究分野なのかもしれませんね(特に軍用品関係の)。ロイドとの関係は、単なる上司と部下ではなさそう……。
さて、メインキャラについてはペアごとに一応見ていきましょう、せっかくの珍しい組み合わせなので。
○ルルーシュ&ユーフェミア
どうやら、まだルルーシュが「ブリタニア」姓を名乗っていた頃は仲が良かったようですね。おまけに一緒に夜空を見に行く(そこにはナナリーもマリアンヌもいましたが)くらい仲が良いとは……。こうなってくるとホテルジャックの時にユーフェミアを殺せなかったのは、情の部分も無きにしも非ずかもしれません(クロヴィス殺害の例外はあるけれど)。
そして食料調達でユフィに負けるルルーシュ( ̄∇ ̄;) こういった完璧超人とは程遠い(逆に言えば、頭脳戦・知略に特化されていて他の点では欠点が多い)部分が、ルルーシュが視聴者から強く非難されない理由なのかもしれません。某種のキャラで同じく武力で戦いを止めようと奮闘していた(?)キャラは(能力・結果ともに)完璧過ぎて、肯定と否定が真っ二つに割れるほどでしたからねぇ……。
個人的には、ガウェイン強奪はともかく複座式であることを示すためにカレンもコクピットに入れてあげて欲しかったです。ってか、カレンが肩に乗っているのに、ハドロン砲ぶっ放すのはいかがなのよ? ちなみにナイトメアの起動とスペック確認だけは手早くやる辺り、さすがマリアンヌの子と言ったところですかね。あくまで動かさなければ、の話ですが(いや、単にスザクが異常なほど強すぎるだけか)。
○スザク&カレン
ルルーシュ&ユーフェミアとは対照的に正義やら何やら思想のぶつかり合い。遭難したり、敵対してたり、これだけの状況を見てると、本当にアス○ンとカ○リみたいだ( ̄∇ ̄;)
ちなみに結局は、スザクがカレンに論破(?)されて終わった感じでした。まぁ、カレンの言っていることに一理あるので、スザク如きが言いくるめられるのもある意味当然ですが。
正しいとか、間違っているとか、そう言うものは社会の上では法律があったり、明文化されていなくても生活の規律や規範があったりして、一定の尺度はあるものですが、基本的には個人の主観だと私は考えています。10人いれば10通りの考えがある(かもしれない)ように、10人いれば10通りの正否の判断基準があるように思っています。だから人の数だけ正義はあるし、その人が確固として持つ正義は尊重すべきもの。ルルーシュと対照的に人気が某種のキ○のように二分しつつあるのではないかとさえ思えるスザクは、おそらくこれを認めないからだと思います(ルルーシュは劇中で「全ての人に認めてもらおうとは思わない」と自分の正義を他人に強要することを一応、否定している)。
スザクの言う間違ったやり方は、スザクの主観で見たら間違っているのであって、別の人(ルルーシュやらカレンやら)から見たらもしかしたら間違いではないのかもしれない。そう言った思考がスザクには欠如しているのが残念です……。
一応、弁明しておくと私は別にスザクが嫌いじゃありません(何度も言いますが)。だから、思考が欠如しているから「嫌い」なのではなく「残念」なのです……。
クロヴィスの側近だったパドレーは、気がつけばシュナイゼル拾ってもらったみたいですね。まぁ、お堅い軍人って感じがします( ̄∇ ̄;)
玉城は相変わらずと言うことでw
<MVC>
扇要
お疲れ様です、副指令。何だかんだいって、ちゃんと副指令の仕事をしています( ̄∇ ̄;) ホント、ルルーシュは的確な人事をしたと思いますよ。確かに藤堂とディートハルトは反りがあわなそうだし。
<考察>
1.なぜ神根島に飛ばされたのか?
「どうやって」は問う必要が無いでしょう。いや、明確な答えは確かに欲しいところですが、あのギアスの紋章が描かれた遺跡の存在と思考エレベーターの存在と、C.C.のでたらめな移動能力(最近は、自力での移動説も有力だが)を総合的に考えれば空間跳躍くらいお手の物のような気がするので。
問題は、どうしてあの4人が飛ばされたのか、と言うこと(物語として敵と対面して会話をさせる必要があった(そっちの方が後々面白い)からじゃないの、と言うのはひとまず置いておいて)。
まず、ルルーシュに関してはギアス保有者なので、ギアスの紋章が描かれ何かしらギアスに関係を持つあの遺跡に引き寄せられた可能性があるので、とりあえず良しとする。加えて、スザクはルルーシュの傍にいたでしょうから、巻き添えを喰らって飛ばされた可能性がある。カレンはどこまでランスロットに近づいていたかは不明だが、仮にランスロットの移動の結果、カレンがランスロットの間近にいたのならスザク同様巻き込まれた可能性がある。
一番不明なのはユーフェミア。前回、最終的にどこまでスザクに近づけたのか不明なので何とも言えない……。と言うか、ユーフェミアが飛ばされた理由だけが本当に判らない。
ルルーシュが飛ばされた理由については、ギアスが共鳴して飛ばされたと言う無難な線が今のところ妥当か。尤も、もっと他に理由はありそうだけど......。
2.C.C.の謎
やはり誰かと話しているようなC.C.。同様の現象は、ブリタニア皇帝にも見られており、皇帝が思考エレベーター(ギアスの紋章がある遺跡)を追い求めていることから考えても、両者には共通点がありそう。
私が一番考えているのは、皇帝がギアス保有者である可能性。どんなギアスかは不明だが、どんな力であれルルーシュやマオの能力を見る限り、使い方次第でギアスの保有は確かに王になれる可能性を高めてくれる。
皇帝についてはもう少しデータが集まってから、と言うことにして、話を戻すとC.C.は思考エレベーターと会話をしていたのではないか、と考えています。会話をしていた、と言うよりは思考エレベーターと、文字通り思考を直結している可能性が高いけれど。
さらに言えば、思考エレベーターは「エレベーター」の名の通り、移動手段だとも考えられ、思考エレベーターは「思考をより高みへ移動させるもの」と推測出来る。早い話が、思考エレベーターに接続することで、思考を単体の人間の器から解放し、世界全体と接続するようなそんな感じではないかと思う。
つまりC.C.の会話相手は世界そのもの、となる(世界そのものに対する思考の有無の疑問はあるが)。だから、C.C.はルルーシュが生きていたことも、カレンも飛ばされたことも(おそらくスザクも飛ばされたであろうことも)知っていた。マオの時、緊急で学園に駆けつけられたのも、もしかしたら思考エレベーターとの接続の結果、世界から与えられた情報なのかもしれない。
もしこれが正しいなら、C.C.は世界の意思で活動していることになるのだが……そうなると、彼女がギアス能力と引き換えに求めるものが判らなくなるけれど(もしかしたら、世界からの解放とかそんな感じなのか?)。
3.ガウェイン
新型のナイトメアフレーム。既出情報だと複座式で、単体での飛行が可能らしいと言うこと。実際、今回単体での飛行を披露してくれました(カレンの驚きようと、アヴァロンの存在から考えるとこの世界では軍艦やナイトメアの飛行は未開拓分野のよう)。
肩部のハイドロ砲は、ルルーシュ曰く「武器は未完成か!」と言っていましたし、ロイドもそれらしいことを言っていたので完成品ではなさそうですが、用途としては要は拡散メガ粒子砲みたいなものっぽいので、あれはあれである程度実用に耐えうるものだと思います。ただ、拡散タイプの砲撃なので狭い洞窟内で使うこと自体に問題があっただけで(実際、アヴァロンからの砲撃でゼロ専用無頼改は破壊されていたことを踏まえると、威力に関しては申し分ない)。
あと疑問なのは、未完成らしい「ドルイドシステム」とやら。何やら思考エレベーターの解析に利用しようとしていた……が、具体的にどのようなシステムかは不明。ただ、思考エレベーターの解析に利用しようとしていたくらいだから、フライトシステムの名称ではないだろうことは確か。
単体での飛翔については、ランスロットの光波シールドに似た色の翼を展開していたことを考えると、そのシステムと原理的に同じかそれを応用したものと考えられます。アヴァロンも飛行と同時に黒の騎士団からの砲撃を、ランスロットの光波に似た防御システムの作動で攻撃を無力化していたことを考えると、この飛翔システムは単なる飛翔システムではなく、防御システムを兼ねたものなのかもしれません。
ちなみに単体飛行の優位性は、次回ランスロットが早くも飛べるようになるっぽいので早速優位性は失われます( ̄∇ ̄;) 意味無いですよね。
個人的に疑問なのは、ガウェインが何世代目のナイトメアなのか? そして動力源は何なのか? ガウェインと言う、ランスロットと同じ円卓の騎士の名前を持つ機体であることを考えると、ランスロットと同じ第7世代のナイトメアの可能性が高い。そうなると動力源についても、ランスロットと同じものである可能性が考えられるのだが、そういった描写は無かった……。おそらくそうなると動力源はランスロットとは違う可能性が高い(もしかしたら、「ドルイドシステム」というのがガウェインの動力システムなのかもしれない)。そうなると第7世代を決定付ける何かが、ランスロットとガウェインで共通している点があると思うのだが……。
4.枢木スザク
「生きろ」
それがルルーシュがスザクに対して使った絶対遵守の命令でした。甘い、という人がいるかと思います。私もそう思います。でも、これはこれでなかなか面白い命令だったと思います。
ルルーシュが言っていたようにルルーシュのギアスは絶対遵守の力。それは人の考え方を変えてしまうほどのもので、実際に神根島で生きることに執着したような言葉を呟く姿は、これまでのスザクとは一線を画すもの。
これでスザクの中で矛盾する想いを抱えることになりました。理性では、自分の犠牲を以ってしてもルールの遵守、あるいは人を護る方を選ぶでしょう。しかし、ギアスによって書き換えられた本能は生きることを最優先する。結果としてルールの遵守の放棄、人を護る道の放棄も考えられる(実際、前者は起ったわけで)。矛盾する想いはいつかスザクの中で考え方の変化へと繋がるものと信じています。
ただ、ルルーシュにとってデメリットの大きな命令だったと思います。
まず、スザクに「生きろ」と命じる以上、今後敵対した場合彼は死の可能性に直面した場合、生きるために潜在能力を解放して戦う可能性がある(ハドロン砲の拡散砲撃をかわして離脱するほどの能力はすでに見せている)。それは黒の騎士団にとって脅威でしかなく、ランスロットを倒すことはかなり可能性が低くなったと言うしかない。それこそゲフィオンディスターバーの完成か、より綿密な分析による行動予測を要するが、前者は地雷のような使い方しか現段階で出来ないため奇襲によるテロ活動を主体とする黒の騎士団では難しく、後者はスザクが全力で生きることに執着した際の行動データが無いためあてにならない。
次に、スザクはこれで他人を護れなくなったことがある。これでユーフェミアを命に代えて護ることが出来なくなると同時に、ルルーシュやナナリーを命に代えて護ることも出来なくなった。そうなると最終的な結末として、
・ルルーシュの銃口を向けられた瞬間、ギアスの効力によってルルーシュを殺してでもスザクは生きようとして、結果としてルルーシュが死に至る。
・ナナリーに危険が迫った際、ギアスの効力によってナナリーを護りたくても護ることが出来ず、ナナリーが死に至る(この場合はナナリーに限ったものではないが、足と目の不自由さを考えればナナリーは危険が迫った際に自力での回避が困難である可能性が高い)。
と言うものが考えられる。
ちなみにスザクはどうやら思考エレベーターに関連のある遺跡に見覚えがあるよう……。やはり幼い頃に何か起源があるのだろうか???
5.次回は?
キュウシュウ戦役と言うことで、キュウシュウでの戦いになるんでしょうね。おそらく中華連邦へと逃げた日本人による反抗作戦と考えるのが妥当でしょうか? そうなると黒の騎士団がここでどれだけの力を見せられるかがポイント。
スザクに関しては、おそらく汚名返上のチャンスが与えられたような気がします。そしていきなり飛行システム導入のランスロットで戦場へ。そろそろスザクの精神にも変化が欲しいところ……。
そしてユフィとニーナが対談? なんか、ニーナが勢いのままユフィを押したおしたりしたら面白いですよね(ぇ
次回は、「キュウシュウ戦役」。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-604.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10026546087.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-836.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/nanajigo/45635862.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/d843ff260bee54d6752925f1f90f74c6
・http://blog.livedoor.jp/calypso_telltale/archives/50917145.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50736141.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50491053.html
・http://blog.livedoor.jp/shibachi1/archives/50905418.html
・http://blog.livedoor.jp/x2oa1/archives/51080103.html
・http://codegeass.blog76.fc2.com/blog-entry-25.html
・http://firelife.blog55.fc2.com/blog-entry-500.html
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・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-559.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-861.html
・http://hiroy.blog49.fc2.com/blog-entry-288.html
・http://hukahireke.seesaa.net/article/35153125.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-88.html
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=734
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-1006.html
・http://mekatama.blog21.fc2.com/blog-entry-668.html
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・http://nohohonhobby.blog39.fc2.com/blog-entry-318.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-548.html
・http://raitoningu.at.webry.info/200703/article_3.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1218.html
・http://seraraku.blog58.fc2.com/blog-entry-530.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2007/03/post_39c5.html
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-556.html
・http://twodimension.blog59.fc2.com/blog-entry-363.html
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2007/03/_19_4.html
・http://zdryeo.blog43.fc2.com/blog-entry-308.html
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