P5 -ペルソナ5- プレイ日記35


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※画像はPS4のスクショ機能とデジカメによる直撮りを活用しています。スクショ禁止エリアの直撮りはネタバレになるため、追記以降のみの使用としており、閲覧は自己責任でお願いいたします。
※主人公の名前はアニメ版と同じで「雨宮蓮」にしています。
『P5 -ペルソナ5-』のプレイ日記です。ネタバレ要素を含んでいますので、ご理解した上での閲覧をお願いします。また攻略要素は皆無ですので、その辺は期待せず楽しんでいただければ幸いです。
前回までのあらすじ
統制の神「ヤルダバオト」の支配を否定した大衆。世論に左右されず支えてくれた人たち。そしていつも助け合ってきた仲間たち。そんな彼らの想いを一身に受け、蓮は神を打倒しうる存在として――魔王をこの世に降臨させる


P4でもこういう展開あったよね。ルシファーだったっけ、向こうは?

神をも穿つ反逆の弾丸

それがヤルダバオトを捉える



オタカラを獲得。
しかしそれは終わりの始まり…



現実から異世界は排除されていく

それは異世界の存在であるモルガナも例外ではない…







消えて行くモルガナ。モルガナは、「世界は無限だ」と蓮たちに伝えて去って行く……。それを言うならもう少し丁寧にモルガナを描くなりなんなりして欲しかった(苦笑 台詞がいちいち取って付けた感否めないのはどうにかならんかったのか(汗

メメントスは消滅。イセカイナビも消え、彼らが異世界に入る力も、ペルソナを扱う力もなくなった



モルガナも消え、怪盗団もお役御免。でも、その甲斐が少しはあったか?


イヴの夜、蓮は冴に呼び止められる



獅童立件のため、どうしても証言が不可欠。しかし、そのためには――




出頭すれば保護観察処分中の蓮は間違いなく少年院送り。その前歴は、彼の一生涯に重くのしかかることだろう。だが、それをしなければ警察・検察は強引な手を使ってでも怪盗団に迫り、最悪仲間たちも…。蓮の取るべき道なんてものは最初からなくて…


蓮の出頭で事態は大きく動く



リーダー不在。モルガナもいない。異世界にも入れない。それでも自分たちのやるべきことをやろう。

大晦日



あのイヴの事件は何だったのかと思うくらいに騒ぐ大衆。そんな彼らをしり目に


元怪盗団たちには、最後にして最大の使命を果たそうとしていた―――
と本編はここまで。
正直、こういう展開かぁ、と反発もしたけど納得もした展開だった。主人公が出頭する。結果は間違いなく少年院送りとなり、そこからの社会復帰というのはかなりハードルが高いものとなる。人生を棒に振る、というといい過ぎなのかもしれないが、一般市民の一人としてそういったイメージはどうしても拭えない。そういった結果を得ることになるというのは、主人公の前科がそもそもにしてねつ造だったことからも、プレイヤーとしては杏たちと同じように腑に落ちないところがあまりにも大きい。
一方で、本作は悪人が主役である「ピカレスクロマン」として捉えた時には当然の報いとも思えた。法を無視した行為で国や国民を救ったとしても、制度として法律違反であることは変わらない以上現状の体制では違法行為を超法規的に無罪放免とすることは難しい。怪盗団による強引な改心、また下手人や黒幕が違うとはいえ結果的に奥村などの死亡事件にも間接的に関わってしまっている以上、相応の結末ともいえる。
ただ、こういう展開になるならばもう少し主人公に「悪性」が欲しかったところである。例えば獅童と女性の路上での事件はねつ造だったとしても、それ以前から主人公には不良的な要素が強かったとか。主人公が「悪となっても巨悪を討つ」的な思想で行動する原理や心理みたいなものがちょっと弱く感じる。分かりやすく言えば竜司的な気質がもう少し主人公にあったなら、さらに腑に落ちた展開にはなっただろうと思うのだ。そういったバックグラウンドがあるならば、「覚悟の上」という感じも伝わるのだけど、良くも悪くもP5の主人公は普通で善良(?)な市民過ぎたような気がした。
といったところで、以下次回。
- at 10:09
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あちらは嫁の不始末に旦那がけりをつけた、って感じでしょうか。神話的には旦那も悪いけど。
○ヤルダバオト
キリスト教の一派グノーシス主義における「偽の神」。
グノーシスには
「この世界がろくでもないのは世界を創った神様が悪=偽物だから」
「こんな世界は偽物で、どこかに本物の神が創った本物の世界がある」
という思想があり、ここに出てくる自分が唯一神と思い込んでる紛い物こそがヤルダバオトである。
ペルソナ的には、神とは人々の心の中にある程度共通する願いの集合体。
そのため自分を構成する願いを叶えようと行動し、それが人々のためと信じている。
主人公たちと敵対し、敗北しても「今はそれが人々のためなのだ」と受け取って、大人しく引っ込んでくれる場合も多い。
(ただし、同じ望みを人々が抱き続ければ、必ず復活し、また行動を起こす)
ところがヤルダバオトの場合、(支配を望まれているせいなのか)自分の元になった望みを世の中に満たして、自分の力を高めて世界を支配する、という野心が垣間見える。
人の本当の望みを決めるゲームがただのポーズだったり、反対意見は認めんとばかりベルベットルームに攻め込んだり、かなり大事を起こしている割には大人げないというか、キャラとしては小物臭い。
・・・それ故なのか嵌められた恨みなのか、ファンからは「ヤルオ」と略されて呼ばれることもある。
以上、知ってるとおもしろいかもしれない余談でした。