Fate/Apocrypha 総評
- ジャンル:[ゲーム]
- テーマ:[Fate/Grand Order]
「冬木」の大聖杯が強奪され「聖杯戦争」のシステムが崩壊し数十年後―。
フリーランスの死霊ネクロ魔術師マンサーである獅子劫界離は魔術協会に呼び出され、
ある「聖杯戦争」への参加を依頼される。
それは、かつて奪われた大聖杯を巡り、
二つの陣営に分かれ七騎対七騎が争う空前絶後の「聖杯大戦」であった。
獅子劫は触媒となる“円卓の欠片”を手に、戦いの舞台であるルーマニアの地へ赴く。
(公式ホームページより)
そんな『Fate/Apocrypha』の私の評価ですが...
S+
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
Fate/Apocrypha 総評
放映日:2017年07月~2017年12月(全27回、本編全25話+2話の総集編)
私が視聴した放映局:TOKYO MX
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
全25話分だが、コメントで多数の解説をいただいたこともあり、情報量的にはだいぶカットされているのだろうな、と思う(実際、アニメ観ただけじゃ用語とか全然わからないだろうし)。
それだけ原作の情報量が多いということだろうが、そういった作品のアニメ化は難しいな、と。原作ある作品でシナリオ云々を語っても仕方ないことなのだが、欲を言えばもう少し7対7のサーヴァントの「大戦」らしい戦略みたいなものやジークvs四郎、ジャンヌvsアタランテでは論破するような展開が欲しかった。
演出 評価:S
戦闘シーンは回を増すごとにクオリティが大きく向上。23話・24話の戦闘シーンは最高クラスといって良い。Fateのアニメ化だと総合的にufoが良いと言われることも多いが、戦闘シーンに関してはApoのA-1の方が全然上かな。
作画 評価:S
Sの評価ポイントは二つ。一つは、原画に近いキャラデザにちゃんとなっていること(変な話だけどufoだとufo改変されてしまう)。もう一つは2クール連続で放映したこと。特に後者は、もっと高く評価されてしかるべきだと思う。2クール25話を連続で放映することを現在では避ける傾向もある作品が増えているので余計にそう感じる。
CAST 評価:S
適材適所というところがしっかりしていた。
OP/ED/BGM 評価:S
聴いて一発で惚れる、というのでは正直なかったのだけれど、それでもスルメのように聴きこめば聴きこむほど良い楽曲だと思った。個人的には第二期EDの雨を絡めた演出が好き。
総合 評価:S+
内訳:S評価(5点)×4+A評価(4点)×1=S+(4.8点)
2クール半年間を楽しめる、というのは今となってはアニメ業界において贅沢なことになってしまったわけだが、その贅沢さを今年最大限得られたのは間違いなくこの作品だろう。
主人公の成長と言う要素をあまり好まない(というと語弊があるが。青臭いのが年齢を重ねた私にはまぶし過ぎるというだけか)私だけれど、この作品ではそういったことを感じることもなかったし、シリアスになり過ぎず、かといって重くなりすぎないストーリーや雰囲気づくりといったところも良かった。
TOKYO MXでは年始に早くも一挙放送もやるようだが改めて全てを観終えた上で見直すというのもいいのかもしれない。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 アストルフォ
主人公を助け、導き、支え、その願いをくみ取って歩いていく。あれ、メインヒロインだっけ?(笑
2位 ルーラー / ジャンヌ・ダルク
メインヒロインのはずなのだが(苦笑 まぁ、日常回での乙女らしいところからルーラーとしての凛々しいところまで余すところなく楽しめたキャラ。
3位 カルナ
散り際のカッコよさ。出番は決して多くなかったが、魅せるべきところでしっかり魅せてくれた印象。
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