2018年アニメアウォーズ!
2018年12月27日21時投稿
例年のごとく、「おちゃつのちょっとマイルドなBlog」のおちゃつさんからお誘いを受け、同Blogで開催されている「2018年アニメアウォーズ!」に参加させていただきます。
以下、項目です。
~2016年アニメアウォーズ~
・最優秀作品
・特別賞 (捨てがたいもの、大穴だったものなど)
・キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)
・OP部門 (映像込みの評価でお願いします)
・ED部門 (同上)
今年も「OVA・劇場部門」、キャラクター部門に関しては「人外部門」を追加、さらに五分や十分の短編アニメの「短編アニメ部門」も追加設立していますw
また、受賞作のほかに次点作品を1つ~2つ追加でそれぞれ挙げています。
さてはて、今年の結果は…?
最優秀作品
『ゆるキャン△』
(公式ホームページ)
今年一年の最優秀作品は、『ゆるキャン△』を選ばせてもらった。
まぁ、異論反論はあるだろうが私が観てきた作品で年内に完結した作品の中では群を抜いていたのがこの作品だと思う。
キャンプを題材としている作品。類似作品には『ヤマノススメ』シリーズもあるが、あちらよりもより題材としたテーマに重きを置いている印象だ。百合的な要素がないかと言えばそれは嘘になるけれど、じゃあ馴れ馴れしくし合っているかといえばそうでもなく、普通にソロでキャンプに行く時もあれば、みんなでキャンプに行く時もある。
場所、季節、目的によって異なるキャンプ模様というのは観ていて楽しかったし、自分も時間と資金さえ許されるなら一度くらいはソロキャンをしてみたいとも思えた。
終盤にシリアスになり過ぎることなく終えられたこともグッド。
すでにショートアニメ、第二期、劇場版までが確定していた本作。その人気も含めて、今年の最優秀作品としての座は揺るがないと確信している。
次点は『ガンダムビルドダイバーズ』(公式ホームページ)
特別賞
『衛宮さんちの今日のごはん』
(公式ホームページ))
今年の捨てがたい作品、ということで悩みに悩んで選んだのはこの作品。
ブランドとしては近年『FGO』によっても盛り上がっている『Fate』ブランドではあるのだけれど、ポイントとしては二つ。一つは月一アニメだということ。もう一つはabemaTV先行配信だったこと。もちろんこういった作品は以前にもあったわけだけど、そこに『Fate』シリーズが、そしてufotableが手を出し始めたといったところに、TVアニメ・OVA・劇場版に次ぐ第四の放映モデルとして来年以降もさらにこの流れが広がるのではないか、と思えた。
(現に来季はnetflix限定アニメとかもあるようだし)
次点は『ルパン三世 PART5』(公式ホームページ)
大きな要素は現代技術を大胆に取り入れた設定は特別賞次点として相応しいだろう。SNS、ドローン、そして私たち現代一般人の良くも悪くも欠如した倫理観や公益的感覚。
そういったものを取り入れて、その時代時代に合わせた『ルパン』の姿へと刷新していくのが、息長く続いているブランド作品の宿命と言えるだろう。そして『ルパン』と言う作品はそれを率先してやっているのだと思う。
劇場・OVA部門
欠番
(公式ホームページ)
今年は見ませんでした、アニメ映画(汗
短編アニメ部門
『おとなの防具屋さん』
(公式ホームページ)
ドット絵の活用、セクシー路線、キャスティングの妙。短編アニメとしてはしっかりとツボを押さえていた気がする。
次点は『たくのみ。』(公式ホームページ)。出来が良かったエピソードもあったので『闇芝居六期』とも悩むところだが…。
最優秀キャラクター
男性キャラクター部門
『リク(ミカミ・リク)』
(『ガンダムビルドダイバーズ』より)
今年のNo.1男性キャラはリクだろう。ガンダムが好き、ガンプラが好きという気持ちが最後までブレることなく、前向きに、助けたい人のために「自分たちの好きって気持ちに嘘をついてはいけない」と突き進んだ主人公。ありがちな夕方アニメ枠の主人公像と言われればそれまでだが、それをガンダムシリーズでやったことに大きな意義と意味を感じたい。
次点は『ゴブリンスレイヤー』(『ゴブリンスレイヤー』より)。どこまでもストイックな姿は惹かれるものがあった。
最優秀キャラクター
女性キャラクター部門
『小泉さん』
(『ラーメン大好き小泉さん』(公式ホームページ)より)
今年は小泉さんを選んだ。理由としては単純に、「最後まで無駄にデレなかったから」かな。悠という百合相手がいながらも、最後まで突き放し続け(途中、空腹時にラーメン作ってくれた時だけデレたがw)た彼女の孤高のラーメン道を追求する姿というのは、慣れ慣れしくデレるだけがヒロインではないという姿を見せてくれた気がする。
次点は、『ゴブスレヒロインたち』((『ゴブリンスレイヤー』より))。特定のヒロインというより、帰りを待ち家を守る牛飼娘、一緒に旅をする女神官・妖精弓手、陰ながらサポートをする受付嬢とヒロインによる関わり方・支え方の違いが見えた。
最優秀キャラクター
人外キャラクター部門
『エリアス』
(『魔法使いの嫁』より)
人外という意味ではこれ以上のキャラクターはいないだろうw
次点は『モルガナ』(『ペルソナ5』』より)。
最優秀オープニング
テーマソング部門
『エプロンボーイ』
(『衛宮さんちの今日のごはん』オープニングテーマより)
的確すぎるオープニング。エンディングも好きだけど、オープニングもかなり良かった。
次点は『SHINY DAYS』(『ゆるキャン△』オープニングテーマより)。
最優秀エンディング
テーマソング部門
『スタートダッシュ』
(『ガンダムビルドダイバーズ』第二期エンディングテーマより)
とにかく疾走感が素晴らしい。そしてEDへと入り方も良くて全体的に楽曲や作画といった個々の部分を超えて「アニメのエンディング」としての完成度が高かったと思う。感覚としては『CITY HUNTER』のGet Wildとエンディングの演出や相性に近い感覚。
次点は『LOVE MEN HOLIC』(『ラーメン大好き小泉さん』』エンディングテーマより)。いや、あの歌詞は卑怯だわw
あとは『コラージュ』(『衛宮さんちの今日のごはん』』エンディングテーマより)。
総評
1-3月期はぶっち切りで『ゆるキャン△』がトップだと思っているが、この期では『ラーメン大好き小泉さん』『からかい上手の高木さん』と『○○さん』と名のつくタイトルが二つも登場し、そのどちらも話題性が強かったのが印象的。どちらも系統としては日常系ではあるけど毛色が違うタイプの二つの作品だが、それぞれに強く輝いていた作品。まぁ、『小泉さん』では悠、『高木さん』では高木さんという二人のストーカーが出たともいえるが(ぇ
個人的には4-6月期が低調に終わった中で盛り返したのは7-9月期。2クール作品だった『ガンダムビルドダイバーズ』『ルパン三世PART5』『ペルソナ5』と名のあるブランド系作品の最終回を迎えたのが9月だったことが大きい。『ガンダムビルドダイバーズ』においては、昔のとにかく前向きで真っ直ぐで純粋な主人公像を彷彿とさせるリクの活躍に感銘を受け、『ルパン三世PART5』では現代技術や価値観を取り入れるブランド作品の進化に期待が持て、『ペルソナ5』では重厚なストーリーを可能な限りTVでも再現しようとした努力が垣間見えた。
10-12月期も個人的には低調だったので、波の激しい一年だったのかもしれない。あとは年間を通して『衛宮さんちの今日のごはん』といった月一アニメも今年は観れた年だった。
劇場アニメを観れなかった一年なのでそこを踏まえた総括・総評は出来ないものの、全体として「寄った」一年と言えるかもしれない。前述の通り、「~~さん」とつくような作品が話題を持っていたクールもあれば、誰もが一度は名前くらい聞いた・観たことがあるブランド系が強かったクールもあった。本来なら視聴者としてはそれらが分散してくれることが一年をトータルで観た時にはありがたいのだけれど、しかしそういったものが「重なる」ことがあるのもまた流行に反応し数年前から準備をしなければアニメにならないこの業界らしいところなのかもしれない。
新しい挑戦も続いていると思う。CGはより自然な形へ進化をし普及し始めているし、フジテレビは『ノイタミナ』枠に続くアニメ新枠を創設。コナンなど土日の夕方系に比べれまだまだ弱いが日テレ系も深夜アニメをやり続けているし、深夜枠と言う意味では一日の長があるTBSも奮闘。アニメに関しては譲れないだろうテレ東も息の長い作品を主軸に頑張っている。キー局以外ではやはりTOKYO MXさんにはお世話にはなっているわけだが、来年にはさっそくNetflix限定アニメ(先行配信とかではなく)が始まったり、この一年月一ながら放映され続けたabemaTVの『衛宮さんちの今日のごはん』などネット限定、ネット先行のアニメは今後ビジネスモデルとしても増えて行くのだろう。それに関していえば確実に収益を得られる劇場化と言う流れもまだ続いている。
そういう意味ではこの1~2年は新たなビジネスモデルを踏まえた上での過渡期と言えるタイミングなのかもしれない。それを経てアニメ業界がどういった放映形態を主流としていのか。それを今、視聴者に選択が迫られている時期なのかもしれない。
主催者様(敬称略)
おちゃつのちょっとマイルドなblog
参加者(トラックバックを送らせていただいた方々。敬称略。TB送信順)
・猫が唸る感想日記2
・白狼PunkRockerS
・TipGatherEngine
・つれづれ
・ORCAの雑記帳
・のらりんすけっち
・ただなんとなく・・・・・
・ぶっきら感想文庫
・腐った蜜柑は二次元に沈む
参加者(トラックバック制度のない方々)
・Game Company イメージキャラは赤魔道士
・ひびレビ
・宇宙への行き方
・深夜のランダム・ウォーク
お礼
今回も参加いただきありがとうございます!
>衛宮さんちの今日のごはん
こんなのやってたんですね...
見落としてたようです
>小泉さん
良いキャラでしたね~
志摩リンもそうですが、女子キャラの単独活動はこだわりというか大好き感が伝わってきてイイですね。
あと、僕もたまに行く近所の家系に小泉さん来てました。うちの近所はドラマ撮影なんかはちょいちょいあるのですがなかなかアニメの舞台にはならないのでなんか嬉しいですw