コードギアス 反逆のルルーシュ 第17.5話
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コードギアス 反逆のルルーシュ 第17.5話「仮面の真実」
<あらすじ>
辛酸を舐めさせられていた白いナイトメアフレームのパイロットがスザクだと判ったルルーシュ。改めて自らがゼロと言う名の仮面をつける意味を見つめ直す。
謀略で殺された母の復讐、視力と足の自由を奪われたナナリーが平和に暮らせる世界を作るために。
ルルーシュは、ランスロットのパイロットがスザクだと知り、新たな考えがその脳裏を過ぎっていた。
感想はOPENからどうぞ。
<感想>
まぁ、総集編と言われれば総集編ですな。たぶん、総集編だけ見た人にとっては「なんじゃこりゃ」な総集編でしょうけど。
総集編と言いつつ、スザクとユフィの新規カット(騎士任命儀式?)もありましたが、おそらく次回からの使いまわしかと思われます。
総集編なんで、感想もほどほどに。今回は考察に公式HPのネタを使っています。マリアンヌ殺害の真相等々についてです。
<MVC>
なし
<考察>
1.ルルーシュ
今回の総集編での独白を聞いていると、ルルーシュはもしかしたら、自らの勝利で終わった末の未来で、自身が生きている可能性を否定しているような気がしてきました。
桐原とのやり取りやスザクにナナリーを任せようとするところは、今見聞きすると「修羅への道=ナナリーの傍から離れる」と言うよりも「修羅への道=最後に待つのは己の死」のようにも感じられます。
ちなみに、ルルーシュはランスロットのパイロットがスザクだと判ると、ギアスの必要性を否定しています(今回のラスト)。おそらく、何かしらルルーシュにはスザクを説得or無力化させる何かを持っていることに。
1)スザクに己の正体をバラす
2)スザクの過去を利用する
3)スザクの性格を逆手に取る
現時点で考えられるのはこれくらいですかね。
1)はゼロの正体を明かすことになるので可能性は低そうですが、スザクの口の堅さ(ルルーシュとナナリーが皇族であることをおそらく他言していない)を考えれば、素直に暴露する可能性もあるかと思います。この場合は、説得。
2)は、スザクに対して精神的ダメージを与えられるので無力化することは出来ますし、その過去を逆手に取って藤堂のような形で説得出来るかもしれません。が、ルルーシュが相手がスザクだと判っていて、スザクの精神を攻められるかどうかは少し疑問。
3)は、スザクのことを知り尽くしたルルーシュだからこそ、のもの。スザクの他人を優先する性格を利用した戦いをする可能性があります。この場合は、無力化ですけどね。パターンとしては、前回のランスロット戦のような分析戦法がより確立する、と言うもので、某死種のフリーダム戦みたいな感じがさらに色濃くなるかと。
可能性としては3)が一番妥当。でも、味方につける(=ルルーシュからすればナナリーの騎士にもしたい)と考えれば、いっそ1)の可能性もありえる。
2.マリアンヌ暗殺の謎
公式HPにナイトメアフレーム開発史なるものがアップされています(→ナイトメアフレーム開発史)。おそらく、メカニックに興味がないとスルーしそうなページですが、幸い私はメカニックに興味があったので熟読していると、面白いものを見つけました(おそらくもう見つけ、私と同じ推論に達した方も多々いるでしょう)。
『第三世代ナイトメアフレームを代表する機体としては「ガニメデ」が広く知られている。ガニメデは、アッシュフォード財団の主導の下、開発が行われた機体である。
そのパイロットは騎士候として取り上げられ、ブリタニア皇帝の皇妃の一人となった。だがその後、このパイロットの死亡に伴い、ナイトメアフレーム開発におけるアッシュフォード財団の発言は低下。同財団に近い研究開発者の一線からのリタイアという事態も招くことになった。
この一連の事件は、ナイトメアフレームという新たな利権に対して、アッシュフォード財団の勢力が拡大することを牽制する、政治的暗闘の結果という憶測も流れた。だが、その真実は未だ明らかではない。』
(以上、公式サイト「ナイトメアフレーム開発史 第3回 アーキタイプとしての第三世代」より抜粋)
注目すべきは下線部の部分。要約すればアシュフォード家の発言権の低下が、ブリタニア皇帝の皇紀(=ガニメデのパイロットで騎士候となった庶民)の死亡と言うことです。アシュフォード家が衰退したのは、マリアンヌ死亡からと推察するなら、このガニメデのパイロットはマリアンヌということになるでしょう。そして、マリアンヌが殺された理由は、最後の三行で書かれている通り、ナイトメアフレームの利権のため。
これでますます怪しいのは第二皇子シュナイゼル。なぜなら、シュナイゼルはロイドたち特派の設立者(?もしくは支援者)であり、特派の技術研究が主にナイトメアフレームに対するものであるならば、その利権でアシュフォード家が邪魔だった、と考えられるからです。ただし、これはマリアンヌが殺された当初から特派が存在し、それにシュナイゼルが関わっていたとしたら、と言う前提が必要ですが。
他にも、まだ出て来ていないアシュフォード家とは別にナイトメアフレームの利権を求める家柄と言う可能性もありますが。
ちなみにこの推理が正しいといくつかの疑問が解決されます。
○ルルーシュがナイトメアフレームの操縦が可能な理由
ナイトメアフレームの第一人者とも言うべきアシュフォード家に引き取られたわけですから、屋敷内に研究施設やら操縦訓練施設やらがある可能性は高い。加えて庶民から騎士候となったマリアンヌの息子なわけですから、ルルーシュにもそれに近い期待(コーネリアのような武勇)がされていたため、操縦訓練を受けていたと思われます。
現時点では、ルルーシュにそこまでの武勇は期待出来るものではないと判断されているでしょうが、それでもアシュフォード家がルルーシュのバックにいるのは、ルルーシュの知勇(シュナイゼルに引けをとらない頭脳)に未だ期待しているから、とも考えられます。
○ミレイの見合い相手がロイドだった理由
アシュフォード家としてはナイトメアフレームに関する発言権と権威を再び持ちたい、と考えるでしょう(そうして発言権を強めていったのなら)。そうなると、ミレイの結婚相手は現時点あるいは将来的にアシュフォード家をナイトメアフレームの分野で再興出来る発言権と技術と地位を持つ人物に限定される。そうなると性格面はともかく、その全てを内包するロイドは適任だったとアシュフォード家は考えたはず。
→ロイドが婚約を即決した理由
アシュフォード家から事前に研究のバックアップの確約が得られていたから、あるいは結婚することでロイドが自由に研究する権利が得られることを前提として持ちかけられていたから、と言う可能性もあるでしょう。研究者としての面が(現時点、見られる限りでは)強いロイドですから、自身の研究が優先され優遇される場所であればそちらを選ぶ可能性が高い。
→セシルが複雑な表情をしていた理由
ミレイが相手と知ってセシルが複雑な表情を浮かべたのは、相手がもともとナイトメアフレームで成功を収めたが今は没落しているアシュフォード家の娘で、その娘がナイトメアフレーム研究者で特派のロイドに近づいたから、でしょう。単純な好意ではなく、その裏にアシュフォード家の思惑が見え見えだったことが、余計にセシルの心情を複雑にしたんだと考えられます。加えて、ラクシャータ(後述)のことも絡んでいたのかも。
○追放された研究者の存在
『同財団に近い研究開発者の一線からのリタイアという事態も招くことになった。』
と言う一文があります(下線部の部分)。もしかしたら、これはラクシャータではないか、と思います。ブリタニア人あるいは名誉ブリタニア人(だと思う)ラクシャータと、ロイド・セシルに何かしらの絆・関係があることは(ED等で)すでに明白。しかし、現在はキョウト所属(?)になっている。立場が180度逆転している理由として、
もともとラクシャータはアシュフォード財団の研究開発者であったが、マリアンヌ暗殺の一件で一線から外されてブリタニア国内では研究出来なくなった。よって、自分の研究を求めるイレブン(日本)に自らを売り込んだ結果、それをキョウトが買い取り、現在支援している
と考えられます。おそらく、セシルは止めようとしたでしょうけど、結果は失敗。かつてセシルが「ちゃんと話さないと~」と言う意味深なセリフを残しましたが、これはセシルがラクシャータを説得出来なかった失敗談に来ているものだと推測出来ます。
あくまで推測ですが、おそらくガニメデのパイロット=マリアンヌは物語の進み具合やこの事実が公式HPでアップされた事実などから、かなり確定的ではないかと思います。
3.スザク
ルルーシュが「ユフィを選ぶのか。俺たちではなく」と独白していましたが、ぶっちゃけ同時にユフィとナナリーの選択肢が出されたら、スザクはナナリーを選びそう( ̄∇ ̄;)
もしかしたらルルーシュが狙うのはここかもしれません。ナナリーの騎士にするために、奔走するのかも。まぁ、これは裏づけはありませんが。
4.次回は?
いきなりランスロット戦のようですね。なんとまぁ、立ち直りの早いことだ。ルルーシュのことだから、ウダウダ悩んでそうでしたけど、そういうわけでもないみたいですね。
あと、おそらく第二皇子シュナイゼルが出て来るかと思います。次回予告で、それらしい服を着た人が一瞬映ってましたから。これで物語りはさらに一歩踏み込まれていくことになるんでしょうね。
次回は、「枢木スザクに命じる」。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-592.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10025787037.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-820.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/nanajigo/45233169.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/b1e313f6e2abbac06d200d6f5ef3f679
・http://blog.livedoor.jp/calypso_telltale/archives/50906434.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50727632.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50486993.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50853859.html
・http://blog.livedoor.jp/x2oa1/archives/51068163.html
・http://blog.nekoyama01.com/?eid=464464
・http://codegeass.blog76.fc2.com/blog-entry-23.html
・http://firelife.blog55.fc2.com/blog-entry-486.html
・http://futarinoneko.blog61.fc2.com/blog-entry-537.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-537.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-849.html
・http://hiroy.blog49.fc2.com/blog-entry-268.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-73.html
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=714
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-963.html
・http://mekatama.blog21.fc2.com/blog-entry-645.html
・http://nohohonhobby.blog39.fc2.com/blog-entry-310.html
・http://raitoningu.at.webry.info/200702/article_14.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1186.html
・http://seraraku.blog58.fc2.com/blog-entry-485.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2007/02/post_b265.html
・http://twodimension.blog59.fc2.com/blog-entry-344.html
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2007/02/_175.html
・http://zdryeo.blog43.fc2.com/blog-entry-304.html
- at 14:53
- [特集:コードギアス 反逆のルルーシュ]
- TB(29) |
- CO(2)
- [Edit]
噂のコードギアス第二期は本当にあるのか。気になっているジュピでございます。
>パイロット=マリアンヌ
これについては、先日送られてきたメルマガのQ&Aコーナーに書いてありました。
>Q.騎士侯という階級が出てきますが、これはどういうものでしょうか?
>ブリタニア帝国にあっては、貴族と平民の間に明確な区別があります。しかし、一定の条件(めざましい業績を上げる等)の元で、一代に限り貴族の特権を与えられる場合があります。それが騎士候です。具体的にいうと、平民でもナイトメアフレームの騎士に選ばれれば、騎士候となることができます。
ルルーシュの母マリアンヌは、開発段階のナイトメアフレームの操縦を担当し、それにより騎士候に選ばれたのです。
また騎士候は、軍の階級とは別のものになります。
これが送られてきたときには、まだナイトメア開発史3を読んでいなかったので、驚きました^_^;
これを踏まえると、マリアンヌ暗殺、アッシュフォード家とルルーシュの関係、ミレイのお見合いなどなど、様々な謎の真相が垣間見えてきますね。
点を線で繋ぐとでも言いましょうか。
>追放された研究者
これは私も、ラクシャータさんの可能性が高いとは思うのですが、でも、追放された後に“医療サイバネティック関係の仕事”をしていたんですかね??
ルルーシュが論文?(記事でしたっけ)を読んだのはナナリーの為だったでしょうから、少なくとも5、6年前の時点(と思う)。
マリアンヌが死ぬまでは、ラクシャータはロイドやセシルと一緒にナイトメアの開発をしていたと思うのですが…ここら辺が良く分かりません。
まあ、ナイトメアの操縦をするデヴァイサーの身体能力をはかるために、医療関係の研究をしていたとも考えられますかね。
さてルルーシュが考える対スザクの策は一体どんなものになるのでしょうか。
ルルーシュのことですから、スザクを精神的に追い詰めるような(2)の選択肢は無いと思いますが、『騎士』での最後の笑いを見ると少し不安に思ったりも。
まさか、スザクとの友人関係を崩壊させることを自ら行うとも思えませんしね。
ルルーシュの目的はナナリーの幸せな世界を…というものですが、少なからず、スザクの幸せも入っていると思いますし。
なので、やっぱり説得して仲間に引き入れたいとルルーシュは思っている可能性は高いかなと。
友人ということを抜きにしても、スザクは色々な意味で黒の騎士団に有利な駒になると思いますし。
(2)は私的には無いと思うので、スザクの性格を逆手にとって追い詰め、再度説得するんじゃないかと思うのですが…(3)を下敷きに、最終的に(1)に持って行くような感じで。
まあ、うっかり公式HPに載っていた次回あらすじを読んでしまったので(汗)、ルルーシュが選ぶ行動は、なんとなく推測がついてしまって、推理に影響が出ている気がいますが(涙)。
次回予告があんなに詳細に載っているHPも珍しいですよね…。
ではではー。