有頂天家族2 総評
京都には人間と狸と天狗が暮らしている。狸の矢三郎は、師匠である大天狗の赤玉先生の世話をするため、ボロアパートに通う日々を送っていた。そんなある日、矢三郎はツチノコを探しに弟の矢四郎と如意ヶ嶽山中へ繰り出すのだが……。
(公式ホームページ1話より)
そんな『有頂天家族2』の私の評価ですが...
A
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
有頂天家族2 総評
放映日:2017年04月~2017年06月(全12話 ※放映前特別番組有り)
私が視聴した放映局:TOKYO MX
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
前作で綺麗に片付いてしまっただけに、続編と言うのはどうなるのかと思っていたのだけれど……まぁ、前作よりは劣るけど良いものではあったのかな。弁天様が負けたまま、最後は表情見せず泣いて、矢三郎も「自分ではダメなのだ」と言ってしまう辺りが哀しい終わり方ではあって、一方で矢一郎の結婚、矢三郎の許嫁復縁とタヌキたちばかりがハッピーエンドっていうのは、どことなくこの作品らしくないとも思ってしまう。
演出 評価:S
こういった作品なので心理描写はしっかりしている。今作ではどちらかというと負の面の描き方が上手いというか多かったかな。
作画 評価:A
十分高レベル。ただ前作に比べると時代的な進歩もあって平均的な作画になってしまったかな。終盤の作画もちょっと「あれ?」なシーンも少しだけど見受けられたし。
CAST 評価:S
すでに1クールやっているキャスト陣に加えて、脇を固める新キャラたちのキャスティングもベテラン勢が。
OP/ED/BGM 評価:B
全体的に第一期よりはあまり印象が良くない。
総合 評価:A
内訳:S評価(5点)×2+A評価(4点)×2+B評価(3点)×2=A(4.2点)
いったいどういった形の第二期になるのかと思っていたが、率直なところは半々といったところか。
良かったのは、海星か。呉一郎、そして早雲の最終話での「怒り」も案外良くて、全体的に夷川家の面々が良かった。第一期が下鴨家の物語だったとするなら、第二期は夷川家の物語だったのかもしれない。そうした中での矢一郎と玉蘭の存在は、辛うじて下鴨家を物語のメインに据えられた要因か。
不完全燃焼だったのは、弁天様と二代目の結末だろうか。それぞれに想うところはあるのだろうが、結果がね。第三期が作れる内容と言えばその通りだが、一方で特に弁天がいろいろな意味で傷心のまま終わったというのは、ね。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 夷川海星
終盤すっかりメインヒロインにw
2位 南禅寺玉蘭
きっと矢一郎は尻に敷かれるな(笑
3位 夷川早雲
またコイツかぁ、と思っていたら最後にはまさかあのキャラに化けて生きていたとは。おまけにそれでは終わらずに、「父」としての怒りを最後に見せたのは良かった。海星が結果的に第二期のプラスなキーパーソンなら早雲はマイナスなキーパーソン。
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