コードギアス 反逆のルルーシュ 第16話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
コードギアス 反逆のルルーシュ 第16話「囚われのナナリー」
<あらすじ>
ルルーシュはトウキョウ制圧に向けて、C.C.を中華連邦へ派遣させるなど外部勢力に対しても動き出す。だが、ギアスの通用しないC.C.と別れたことで、奇跡的に助かったマオもまた動き出す。
ナナリーを人質にとった作戦に出るマオ。最大のウィークポイントを突かれたルルーシュは、焦りから冷静な思考を奪われる。
ルルーシュを良く知るスザクに異変を見抜かれたルルーシュはスザクの助言もあって、ナナリーの居場所を割り出す。だが、ナナリーの頭上には振り子の原理を利用した仕掛け爆弾があり、なかなか手を出せない。
単純な仕組みで爆弾を停止させるだけならルルーシュの知識を持ってすればなんてことはない。ゼロコンマ2桁単位で動く自動小銃をも超える運動能力を備えたスザクは、自分がやると言い出し......
感想はOPENからどうぞ。
<感想>
マオ生きてたんだ( ̄∇ ̄;) よくもまぁ、あの状態で生き延びたもんだ。
って言うか、ミレイの結婚相手ってロイドですかΣ( ̄□ ̄|||) ガビーン!
いや、その前にミレイのあの服装はいったい……。ブリタニアではああ言う服装がはやってるんですようか(ぇ そして、ロイドも「面倒くさい」と言って即断で「結婚しよう」とは。いや、さすがです(何が?
今回の作戦は、当初からいつか必ず使う手だと思っていました。
ギアスを自分にかける
これを使えば、少なくともルルーシュの中の記憶を操作することも可能ですからね。DEATH NOTEのライトと同じパターンですが、互いにその状態を利用した点では似てますね。ただ、ノートを手放せば良かったDEATH NOTEと違って、二度と同じ手を使えない点は違いますけど。
と言うか、ヴィレッタがすっかり新妻になってるんですが(゜O゜; いや、これはこれで良いと思いますが。
まぁ、大部分の感想に近いものは考察で書きますので、そちらも読んで下されば幸いです。
<MVC>
コーネリア
「クロヴィスにも、そしてルルーシュやナナリーにも申し訳が立たない」
ま、まさかコーネリアがこんな言葉を言うなんて( д)゚ ゚ こんな姉だったら溺愛されてもいいかも(マテ
<考察>
1.ルルーシュがマオに望んだもの
これは次回予告でルルーシュが述べた通りで、「C.C.との契約内容を知りたかったから」でしょうね。ルルーシュの中では、もちろんナナリー救出が最優先事項だったものの、前回C.C.と自ら契約を交わした身とすれば、改めてC.C.が何を望んでいるのか知りたかったのでしょう。誰だって中身の知らない契約に不安を感じるのは同じですからね。
そして、C.C.がルルーシュ相手にそう簡単に真相を話すはずがない。つまり、クロヴィスのときと同じように、相手にギアスをかけて知っていることをすべて吐かせようとした、と言うのが即座に使わなかった理由でしょうね。加えて、ルルーシュの中でやはりギアスと言うものがいかに切り札的存在か、と理解しているのだと思います。大胆に攻めるけど決して乱発してはならない、きっとルルーシュの中でギアスとはそういう位置づけが当然なされているはずです。
そう言ったいろいろな理由が重なって。最後にはマオの意識がスザクに向いた不注意もあって、ああ言う展開になったんでしょう。
2.スザクの過去
父親殺し
まぁ、これに尽きるわけですが、当然そこにはスザクなりの想いがあったわけです。
私論を述べさせてもらえば、マオの言ったスザクの自己犠牲心と言うか自虐的な言動や自分を追い込むような行動は、すべてここに起因していることは間違いない。それは前回の精神分析の結果と繋がるわけですから。
彼は日本人です。
まぁ、どこの国のどこの人でも実の親を殺すと言うのは大罪……かと思います。少なくとも、日本ではそうで、それは刑罰としてもそうだし、周囲が見る目もそう。ただ、スザクの場合はそれが周囲の大人によって隠蔽されたため、特に咎められることもなく成長してしまった。
おそらく、それが逆にスザクにとっては苦痛だったんだと思います。彼からすればいっそのこと責めてくれた方がまだ気が楽だった。でも、隠蔽されてその事実は消されてしまっているから、誰もそんなことはしてくれない。だからこそ、スザクは自らの命を顧みず、結果誰かを助けると言う善意的な行動の結果の死ならば受け入れると言う覚悟と無意識の行動基準が出来上がってしまっていたものと考えられます。
ナリタでC.C.に見せられた映像で父親・ゲンブが出て来たのもおそらくこのためでしょう。彼の中で父親は、尊敬であったり畏怖であったり、そして自分が殺してしまった肉親でもあると言う複雑な心情を抱いて、そして今の彼の基盤にあるもののほとんど、と言えるわけですから。
余談ですが、私は別にスザクのしたことについて今更どうこう掘り返すつもりはありません(まぁ、考察過程で必要ならある程度するでしょうが)。マオの言ったことは確かに正しいですが、マオの言ったことは同時にすべてが結果論に過ぎないわけですから。
今後は、スザクが父親殺しの真相を受け止め、どう行動していくかが重要でしょうね。結果として、それを経てスザクが何らかの成長を見せてくれれば、と思います。
3.C.C.は中華連邦へ何をしに行ったのか? そしてなぜあのタイミングで学園にいたのか?
まずは、トウキョウゲットー制圧へ向けたルルーシュの第一歩と考えて良いでしょう。黒の騎士団の規模と戦力を考えれば短期決戦、特に奇襲を繰り返していけばゲットー制圧はおそらく不可能ではない。ただ、もし長期化してブリタニア本国から援軍が来るようになると話は大きく変わります。キョウトという後ろ盾を得たとはいえ、その戦力には限界があるでしょう。まして相手は大国ブリタニア。資源の量で絶対的な差がある。その時、それを補うこととしてブリタニアに対抗している外部の国家に本国からの援軍を遮断してもらう必要性があるのだと思われます。
ルルーシュが中華連邦を選んだのは、日本に一番近い大国だからで間違いないかと思います。日本にはゲットー制圧が目的とはいえブリタニア軍が入っているわけで、その気になればそこを前線基地として中華連邦へ攻め入ることも出来るでしょう。アメリカの現在の政策と同じで、日本に軍を置くことで中国への牽制をしているのと同じ感じだと思います。
だから、ルルーシュはそれを逆手に取ろうとしている。中華連邦からしても、隣にある国がブリタニアよりは反ブリタニアで成り立った新興国家の方がマシだと考えるでしょうし。EUを選ばなかったのは、こうした地理的条件があったからでしょうね。特に遠すぎるのでいざと言うときに利用しづらいですから。
まぁ、推測としてはC.C.の知り合いに中華連邦の幹部がいた可能性もありますね。以前は中華連邦にいた(マオとの回想シーンを見る限り)C.C.ですし、あちらの事情に精通している可能性もありますから。
そして、どうしてC.C.があのタイミングで学園にいたのか。
考えられる有力候補としては、マオに対する駒として心を読まれないC.C.をルルーシュが緊急で呼び戻した可能性。ただ、しかしそうだとするならばルルーシュなら、自らのギアスをかける手を使わずとももっと策を講じられたはず。
もう1つの有力候補は、空港でC.C.がマオに気づき、中華連邦へ向かうことを取りやめた可能性。おそらくこっちの可能性の方が高いかな、と思います。なにせ5時間しかなかったわけですからね。最初から気づいて戻ってこない限りは難しいでしょうし。
4.兄弟間でのルルーシュとナナリーの存在とは?
「クロヴィスにも、そしてルルーシュとナナリーにも申し訳が立たない」
これは今回、コーネリアの言ったセリフです。ユーフェミアはもちろん、クロヴィスそしてコーネリアもまた、彼らをまだ覚えている。しかも、コーネリアの口調と言葉から察するに、どうやら彼らの母・マリアンヌ殺害を指示したのは少なくともコーネリアではなさそう。
コーネリアたちの中で、ルルーシュとナナリーの存在がどういったものだったかは具体的な明言は出来ません。しかし、日本を3人(ルルーシュ・ナナリー・クロヴィス)の命を散らせた天地として平定したがっていること、マリアンヌの離宮に似せて造られた庭園を微笑ましく思っていることや彼女の言葉から、互いに互いを争わせていた皇族間の割りに、好意的に思っていたと推測出来ます。それが、単純にユーフェミアに向けるのと同じ人として好意的だったのか、はたまたルルーシュたちの皇位継承権がだいぶ離れているから安心していたのかは知りませんけどね。
それは同時にクロヴィスにも言えたこと。クロヴィスにとってきっとルルーシュはチェスのライバルで、ナナリーは本当の妹のような存在だったのかもしれないです。ユーフェミアに関しては年が、ルルーシュと近いことを考えるともっと近くて友人のような感じでもあったのかもしれません。
そして、ユーフェミアから出た「マリアンヌ様」の言葉に、コーネリアがより深く掘り下げながら言葉を続けたこと。マリアンヌを殺そうとした人が、わざわざ殺そうとした人間の子供の話なんてしないでしょう。加えてコーネリアのユーフェミア溺愛の性格からして、マイナスになるようなことをわざわざユーフェミアに伝えるはずがないですから。
そんなことまで考えると、マリアンヌ殺害の真相は第二皇子シュナイゼルが知っている可能性が高そうです。
個人的にコーネリアからこれらの言葉を聞けたことこそが、今回最大の収穫だったと思ってます。
5.ロイドとミレイのお見合いの真意は?
ミレイからすれば爵位を奪われたアシュフォード家再興のためなのは間違いないでしょう。あの服装が何を意味しているのかは、解りませんけどね( ̄∇ ̄;)
ロイド側の真意はなかなか見えない。「結婚しよう」と即決したロイドは、アシュフォード家の娘をとると言うより、単に周囲から結婚を勧められてその声がうるさくて研究に没頭出来ないから、誰でも良いから結婚してしまおう、と言う風に読み取れます。
結婚することを即決したのは、自分の妻となる人間に興味が無いから。彼にとって興味があることは、ランスロットであり、その研究でしょうからね。あくまで形だけ、と言うのが彼の本音でしょう。
もっとも、それが彼の本音だとしても、伯爵の位を持つであろう彼の実家の真意はまた別にありそうですが。
6.黒の騎士団が藤堂を追う理由
考えられるのは、トウキョウゲットー制圧のための戦力集め。彼らの統率力と戦闘力はナリタで実証済みですからね。加えて、藤堂がキョウト製の新型ナイトメアフレーム(紅蓮弐式の兄弟機?)に搭乗しているっぽいことから、キョウトからも「藤堂を傘下に加えてはどうか」と打診があった可能性もあります。ラクシャータが向かっていることを考えれば、ラクシャータの護衛が彼らと言う可能性もありますし。
7.次回は?
ラクシャータ登場(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ 新型の黒いナイトメアフレーム(紅蓮弐式を黒くしたようなやつ)も出てきますし。
でも、何より気になるのはルルーシュの次回予告でしょうね。彼はスザクが何かを訴えかけたかったことと向き合えなかった、そしてそれを今後悔している、そんな感じですね。まぁ、それはあくまで彼の心の中のことであって、表向きはいつも通りでしょう(冒頭のスザクとナナリーの笑顔を見る限り)。
まぁ、ともあれ重要なのはラクシャータ登場が何を意味し、どう物語を動かしていくのか、ですね。
次回は、「騎士」
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-578.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-801.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10024423352.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/mireiyumoe2/45876522.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/nanajigo/44809843.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/fe96689c4bda833181cfd6677a007d44
・http://blog.livedoor.jp/calypso_telltale/archives/50895452.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50719012.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50482416.html
・http://blog.livedoor.jp/poohreeter55/archives/50860677.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50840495.html
・http://blog.livedoor.jp/shibachi1/archives/50878048.html
・http://blog.livedoor.jp/x2oa1/archives/51055627.html
・http://blog.nekoyama01.com/?eid=457150
・http://chamani.arekao.jp/entry-8a4d962e149519a61108b59e820e73ef.html
・http://codegeass.blog76.fc2.com/blog-entry-21.html
・http://firelife.blog55.fc2.com/blog-entry-472.html
・http://futarinoneko.blog61.fc2.com/blog-entry-517.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-511.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-838.html
・http://hiroy.blog49.fc2.com/blog-entry-243.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/#entry60
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=696
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-926.html
・http://mekatama.blog21.fc2.com/blog-entry-627.html
・http://nekonii.blog3.fc2.com/blog-entry-794.html
・http://nohohonhobby.blog39.fc2.com/blog-entry-302.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-503.html
・http://raitoningu.at.webry.info/200702/article_3.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1155.html
・http://seraraku.blog58.fc2.com/blog-entry-442.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2007/02/post_697b.html
・http://twodimension.blog59.fc2.com/blog-entry-331.html
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2007/02/_16_5.html
- at 14:51
- [特集:コードギアス 反逆のルルーシュ]
- TB(30) |
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>ギアスを自分にかける
「鏡で反射できるかもしれない…」と自分のギアスを分析していたときから、いつかやるんじゃないかとは思っていましたが、まさかここで使うとは思っていませんでした。
デスノの月のように、正体がバレて窮地に陥った時にしらばっくれる事が出来なくなりますし(まあゼロの場合、しらばっくれても処刑されてしまう可能性は大有りですが)、最終的に…たとえばナナリーが殺されでもして記憶を無くしたい、と思っても使えないわけで。
そのような、“逃げる”選択肢を無くすため、あえてここで“使わせた”のかと思ってみたり。
ルルーシュが最終的に“勝つ”とはどうしても思えないので、そこら辺をどうするのかが気になるところです。
あ、あと
>どうやら彼らの母・マリアンヌ殺害を指示したのは少なくともコーネリアではなさそう。
これなのですが、私も今回のコーネリアのセリフや表情を見るに、少なくとも“直接指示した”わけではないように感じました。
しかし、クロヴィスが「コーネリアとシュナイゼルが関わっている」と言っていたことがどうにも気になるのですが…単にクロヴィスの思い込み?で、コーネリアが入ってしまったんでしょうか。
それとも、コーネリアは自分では知らないところで、“犯人”の手がかりを知っているのでしょうか。
何か知っているにしては、複雑な表情を浮かべているようにも見えなかったので、少し気になりました。
にしても、皇族兄弟は結構仲が良かったんですかね。
チェスをしたり、絵を描いたりと、1年に1、2回挨拶に来ていたという程度の付き合いではなかったような気がします。
ブリタニア皇帝には108人も奥さんがいるらしいので(!)、子供の数もそれなりに多かったと思いますが、その中でも付き合いが深かったのですかね。
…仲が良かったのかと思うと、いっそう切なくなりますが……。