ソード・オラトリア 第4話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか]
『殺人と宝玉』
≪あらすじ≫
アイズは愛剣の修理代を稼ぐため、派閥の面々とダンジョンへ赴く。しかし立ち寄った【迷宮の楽園(アンダー・リゾート)】リヴィラの街で思わぬ事件に巻き込まれてしまう。それは、冒険者による冒険者殺し――迷宮(ダンジョン)内での殺人事件だった。
一方、地上に残ったベートは、ロキと怪物祭(モンスターフィリア)の騒動の調査へ。古い地下水路内で再び花の怪物(モンスター)と遭遇する。迷宮外での遭遇、極彩色の魔石……確かな手がかり、収穫を手に地上へと戻るロキとベート。そこで更なる――予期せぬ手がかりを掴むことに。
未知なる怪物と遭遇した地下水路、そこに残された『何者か』の匂い。その『匂い』を放つ者と出会うことで――。
(公式HP STORYより抜粋)
≪感想≫
◆殺人……なのでちょっと推理
人を殺す、あるいは人が殺される。まぁ広義で言えばそんな感じなんだけど、特にファンタジー作品では異彩を放つこともある。なにせ、モンスターがいるファンタジー作品において、モンスターによって人が殺された場合、その行為を「殺人」という呼び方をすることはあまり多くは感じない。モンスターの場合は単純に「襲われた(襲われて死人が出た)」という形が比較的多く感じ、どちらかといえば天災・災害に近い扱いのように思うのだ。
では殺人とは狭義においてどういった意味合いやイメージがあるのか。突き詰めると、「人が人を殺すこと」なんだと思う。それを大事件だと取り扱う。それはこの『ソード・オラトリア』の世界も、そして私たちの世界も一緒だ。
その大きな理由の一つは、動物的本能における同種・同族殺しだからなのかもしれない。それもその理由は多種多様だ。自分が生き残るための殺人もあれば、ビジネス的・利益的な殺人もあるのだろうし、享楽的な理由もあるのかもしれない。
けれど私たちは一様に殺人を否定する。それは、私たちの動物的な本能ではない理性的な部分のおかげなのかな。同族殺しへの嫌悪、否定、拒絶。その結果が、「人が人を殺すこと」、すなわち「殺人」に対する当然のネガティブさなんだと思う。
それはたぶん『ソード・オラトリア』の世界でもそう大差ないのだろう。
あの世界において人の死(寿命や病死などを除いて)というのがどの程度の頻度で起きているかは分からない。こんなことを書くのは、「ダンジョンで頻繁に冒険者が死ぬようなハイリスクな状況なら、『人の死』に対する価値観というか主観・道徳観が、現代に生きる私たちとは異なるのではないか」と考えるから。国や民族が違うだけで考え方はまるで異なる。世界までも違うなら、それはなおのことだ(まぁメタに観れば日本人がよほど気にして書いていればファンタジーだろうと現代小説だろうと、『娯楽』としてのエンターテイメントとして日本人に受け入れやすい形にはなっているのだが)。
ただ、リヴィラの街の反応やディオニュソスの反応を観る限り、人の死に対する重要性は決して低くはないようだ。ましてそれが「殺人」であるならば、それは私たちの世界と変わらぬ一大事件なのだろう。
ましてLv.4の冒険者を無抵抗で絞め殺せ、しかも証言によればそれが女性だということ。それは大きな事件ということか。
さて、では推理。
団長が推理したように、「殺してでも奪い取りたい『何か』があった」ということなのは間違いないのだと思う。遺体の損壊状況を考えると、確かに首を絞められ頭を潰されている一方で首から下はほぼ無傷に見えた。顔を潰すほどの殺意なら怨恨の線もあるにはあるが首から下が無傷だと単純には言い辛く、どちらかといえば物取りの線の方が色濃いのだろう。
一つ不気味なのは、殺された男とよく似た顔の戦士がいたこと。目は緑色だったので別人? 判別不能なほど顔を潰した所に意図があると考えるなら、そこに意味があるのだろう。現代トリックなら死体のすり替えを思わせるところだが、この作品ではステータスの強制表示によって遺体の身元は割れた。あのステータスの強制表示を偽装出来る手段(意図的に間違って読むなど)でもあれば死体すり替えの可能性もあるが、それを読み解いたのがリヴェリアである以上その可能性は低いか。
まぁ、ミステリー作品ではないからどういった顛末でああなったのか凄いトリックとかを期待しているわけではないけどね(笑
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- at 13:19
- [アニメ(放送終了):ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝]
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NoTitle
この外伝は、ずっと最後まで今回みたいな感じです
間にベル君達と関わってたり
癒し要素として日常があったりしますが
基本は、きな臭い話です
一部の原作ファンがOP&EDが本編と合わない
って各所でいいまくってるのはその為です
個人的にはOP&EDは好きです
(日常部分的のイメージ的には間違っていませんので)