ソード・オラトリア 第3話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか]
『祭典と勇気』
≪あらすじ≫
前回の遠征で愛剣【デスペレート】を消耗させてしまったアイズ。代用の剣に慣れるため、レフィーヤとダンジョンへと向かうことに。未だ戦闘に慣れないレフィーヤは、再びアイズに危機を救われる。
ホームへの帰路、思い切ってアイズを『怪物祭(モンスターフィリア)』に誘うレフィーヤ。一度は了承され舞い上がるが、神・ロキの命により、アイズはロキと怪物祭に行く運びに。
落胆――そして彼女は痛感する。『剣姫』の隣に並び立つには、自分は余りに弱すぎるということを……。
怪物祭当日。ティオネ、ティオナと出かけたレフィーヤは、怪物(モンスター)の脱走騒ぎに巻き込まれる。その中には深層で見た、あの未知の怪物も――。
(公式HP STORYより抜粋)
≪感想≫
◆活躍の土台は才能? 気持ち?
今回はレフィーヤ覚醒回。モンスターを前にするとどうしても魔法が使いづらくなってしまっていたレフィーヤが対戦中でも魔法が使えるようになる、という展開。
正直なところ、レフィーヤの「症状」がどの程度か視聴者として把握し切れていないので微妙なところでもあるんだけどね。だって彼女、Lv.3。Lv.90とかがゴロゴロいるようなオンラインRPGならいざ知らず、この世界ではLv.5のアイズがかなり有名ってことはその前後のレベルが現時点での上限なのだろうから、Lv.3もかなり凄いことなのだろう。
そう考えると、彼女がモンスター相手に魔法を使って斃したことがないままLv.3に到達出来た、とはちょっと考えづらい。そういうところをちょっと冷静に客観視してしまうと、今回は描写面であと一歩踏み込んで欲しかった。例えば眼前まであの植物の触手が迫りながらも詠唱を止めずに魔法をぶっ放した、とかね。彼女が魔法の詠唱に集中出来なかったのはモンスターへの恐怖心だったと、原作未読として解釈しているので余計にそう思う。
さて、本題はここから。
この作品の良いところは、レベルが低い者が上位のレベル保有者を超える活躍を見せる際に、しっかりとした説得力があることだ。ベルの場合には彼特有のスキルが、そして今回のレフィーヤも彼女のアビリティがその原因としてしっかりと根幹にある。っていうか、チートすぎんだろ、どっちも(笑
だから、ふと、凡庸な人間な私なんかはこんな捻くれたことを考えてしまうのだ。
活躍できる人は、才能前提なのか。
ベルもレフィーヤもチートクラスのスキルや魔法と言う名の才能がある。だからこれだけの活躍を本編ないし外伝で見せているわけだし、その活躍に説得力がある。彼らだけじゃない。アイズだってそうだし、本編でのヴェルフなんかもそうだったはずだ。
結局、世の中は才能のある奴だけなのか。
ただ、一方でその才能も使い切れなければ意味はない。レフィーヤはその良い前例となった。彼女の勇気(気持ち)がなければ、彼女のアビリティは宝の持ち腐れだっただろう。
結局、才能なのか、それともそれを使いこなす気持ちなのか。
答えを出すのは難しい。けれど、ふと脳裏を過ったのは、「才能なんて後付けなんじゃないか」ってことだ。在り来たりな偽善的な言葉かもしれないけれど、才能なんて種類を問わなければ誰にだってある。あとはそれを自分がどれだけ信じていけるか、使いこなしていけるかという気持ち次第。前へ進むという強い気持ち。その一点ではないか、と。
もちろん、いざ文字にして読み返すと自分でも「綺麗ごとだな」とも思うけれど(笑 ただ綺麗ごとだからダメだと、通用しないと、非現実的だと切り捨てるしかないとも限らない。
レフィーヤの存在は、本編を知っているとどうしてもベルに重なってしまう部分も少なくない。けれど、裏を返せばそこには自分の才能を最大限に使うため一皮剥けて前へと進み続けるという同じスタンスは、作者が私たちに伝えたいことの一つなのかもしれない。
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- [アニメ(放送終了):ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝]
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月詠さんは自分を凡庸と言ってますけど、今でもここのblogを続ける程の気力を持っていますし、更新されるのが毎回楽しみになるくらいの魅力があると思いますし、独自の感想や考えをお持ちでそれがまた勉強にもなるので少なくとも月詠さんは凡庸ではないと思います。