獅電改「飛電」

まずは閲覧していただきありがとうございます。今回はHG獅電を改造して獅電改として「飛電」を製作いたしました。
コンセプトは単純に、IFの世界として「もしもラフタが鉄華団に移籍することで生きていたら乗っていたかもしれない専用機」として考案しています。
改造案自体は前々からやってみたかったので温めていたのですが、今回は自分の中ではラフタへの追悼の意味を込めて今回は製作いたしました。なんとか最終回前までに間に合って良かったです。
それでは、よろしくお願いします。
素体


※右の画像はテストショットの画像を引用させていただきました。
素体に関しては、ざっくり説明すると「胸部、肩部、背部、腰背部に増加装甲」「全体的なカラーリングの変更」の二点。特にカラーリングの変更は、赤系から黄色系に変えたことはもちろん、それ以上にほぼ一色だった獅電から手足を白くすることで印象をガラリと変えられたかな、と。
黄色(ダークイエロー)を選択したのは言うまでもなくラフタの髪の色、そしてラフタが初登場時に乗っていた百里を意識しての事です。差し色に使った白はタービンズの制服が白ベースだったところにも起因しています。


胸部はHGデルタプラスの胸部、腰背部から伸びたテールスラスターは同じくデルタプラスのシールドです。あとはジャンクパーツから引っ張り出してきたので忘れましたが、たぶんデルタプラスの何かじゃないかと(笑

もう少し外側に角度をつけた方が良かったかな?
戦闘形態


こちらが「飛電」の戦闘形態。左右からアームを追加してM.S.Gヘヴィウェポンユニット06「エクシードバインダー」を二基装備させています。この二基のバインダーを、ラフタの「ツインテール」に見立てたつもりです。


M.S.G.も基本三ミリ径なので、バックパックに直接無改造で接続可能です。

分かりづらいかもしれませんが、アーム下部にはオプションのライフルがホルダーごと同じく三ミリ径で接続しています。こちらはMW-24のハンドガンです。
標準装備


ライフルとシールドもそれぞれ獅電のものから改造して刀身を追加。装備したまま近接戦に即座に移行するための武器と考えています。


ライフルには何かジャンクパーツのブレードパーツを接着して銃剣に。


シールドにも同様に二連ブレード化させています。
フライト形態

フライトモードというより滑空モード。百里のイメージがあるラフタの戦闘スタイルの印象はやっぱり高機動戦かな、ということで今回の改造ではもっとラフタらしいモードかな、と。
ランチャー形態


もともと「エクシードバインダー」にある機構です。差し替えでバレルを延長します。
標準装備


エクシードバインダーのおかげですっかりボリュームのある姿になりました。
オプション

コトブキヤのM.S.G.シリーズの一つ「MW-24ハンドガン」の小型マシンガン。小型とありますが、1/144のガンプラサイズでみると通常サイズ。結構キツキツですが、調整しなくても持たせることが可能です。


威力重視のライフルと連射重視のマシンガンのコンビネーション。

さらに背部に装備した大型ハンドガン。こちらはオートマチックタイプ。

こっちはリボルバータイプ。


二挺拳銃がラフタには良く似合う、と思う。
カラーリング

フレーム・武器類を除いて全て一度色透け防止のため黒サフ⇒白サフの下処理をしたうえで下記のカラースプレーを吹いてます。
本体白:Mr.カラースプレー・Gホワイト
本体黄:Mr.カラースプレー・ダークイエロー
本体フレーム:Mr.カラースプレー・ニュートラルグレー
武器類:ガンダムカラースプレー・ファントムグレー
スミ入れはタミヤの市販のスミ入れ塗料(ブラック)です。
おまけ

バックパックのアームユニットを外せば軽装モード。キット付属のパルチザンとライオットシールドも色合いを変更して塗装しているので、装備させるとこんな感じ。


これはこれでカッコいいかも
総評
ラフタ専用獅電こと「飛電」、いかがだったでしょうか。
最後まで集中力と熱意が続かない辺りが私らしく、そして直すべき欠点なので今回もそういったところがチラホラと(主に塗装面で)見受けられるわけですが、百里以降、凄腕のパイロットの割に専用機が与えられなかったラフタへの手向けにはなったんじゃないかな、と思います(まぁ、百里も第二期で出てきてラフタ専用というわけでもないですけどね)。
個人的なところで言えば黄色を主体としたカラーリングは、たぶん初挑戦だったはずなのでそういう意味でドキドキしたし、いい経験にもなりました。
STH-16S 獅電改「飛電」

タービンズのMSパイロットであるラフタ・フランクランドが鉄華団の昭弘・アルトランドに惹かれている、というのが割と仲間内では有名な話になっていた頃。エーコが、「ラフタが鉄華団に移籍した時のための餞別」として考案していたカスタマイズMS。
同じテイワズ内で兄弟付き合いをしている組織とはいえ、鉄華団で運用しているMSを考慮し整備性などの互換性を高めることを考慮した結果、開発途中だった最新鋭の辟邪ではなく鉄華団に優先的に配備されていた最新型の量産機「獅電」をベースにしている。


最大の特徴は背部から伸びるバインダーユニットにある。表面は言うまでもなくラミネートアーマーによる強固な防御性を持ちながら、内部スラスターとAMBAC効果、その形状から得られる揚力による機動性、そしてガンダムフラウロス整備の際に得た情報から裏側にレールガンを隠し持つというオールラウンダーな性能を持つ。

とりわけ、百里など高機動型MSを扱ってきたラフタにとって背部バインダーによるAMBAC効果を活用した高機動性は最適にマッチングしたはずであった。


また武装も高機動戦での取り回しを重要視し、さらに弾丸をばらまく傾向の強いラフタのために銃器類を増設。背部の増加アーム下部にはタイプの違いハンドガンを装備している。リボルバータイプは六発しか弾丸を装備出来ない代わりに強烈な炸裂弾を採用。一方オートマチックタイプは通常弾ながらその見た目とは裏腹に多くの弾丸を搭載出来るようになっている。
携行装備としてこちらも取り回しに優れたショートバレルタイプのマシンガンを採用しているほか、獅電の通常ライフルも使用が可能。


これらの武装配置のためパルチザンが装備出来ない(携行ならば可能)という事態に陥ったため、ライフルとガントレットシールドそれぞれにブレードを装備させることで、武器を持ち替えることなく即座に近接戦に対応させている。
機体本体は整備性や互換性も考慮してあまり手を入れられていないが、ラフタの操縦技量に合わせて各部は設計限界ギリギリまでの反応速度にチューニングしてあるほか、同時期に開発が進んでいた新型MS「辟邪」に採用される新型コックピットシステムの一部を流用。完全に移植したわけではないため劣化品ではあるものの、それでも機体OSや操縦系の一部に劇的な向上が見られ、獅電の操縦性を軽く超えるだけの機体追従性を獲得させている。

名瀬とアミダの死、それによるタービンズの解散という事態を受け、エーコはラフタが鉄華団へ移籍すると確信し本格的にこの機体の設計データを完成させようとしていたが、その矢先に悲劇が起きる…。
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