機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第46話(第二期21話)
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]
『誰が為』
≪あらすじ≫
鉄華団は起死回生の一撃と共に戦場からの離脱を図る。一方マクギリスとガエリオの戦いも熾烈を極めていた。
(公式HP あらすじ より抜粋)
≪感想≫
ぶっちゃけ、あんまり考察するようなところがないんだよね、今回。鉄華団の面々が少しずつこの絶望的な状況でも迷いを晴らしていくこととは裏腹に、マクギリスはどんどん雲行きが怪しくなっていくだけっていうのは心理描写的には前回とそう大差ないから。
まぁ、なので三月に入って残り2~3話だろうから今後について希望的な観測を少しばかり書いてみようかと。
1.革命派の結末は?
ハッキリ言えば、勝利かそれに等しい引き分けかというところではないかな、と思っている。無難と言えば無難。主人公らしく最後は勝利で終わるというところも含めてね。
でも、そうでないと「辻褄」が合わないところまで来てしまった。
結論から言えば「あまりに状況が鉄華団にとって悪すぎる」ということだ。裏を返せば、ここまで絶望的な状況に残り話数2~3話で追い込まれながら、「最後まで鉄華団は苦しい戦いの末に滅亡して終わりました」ではエンターテインメントとして面白味の欠片もない状態で終わってしまう。さすがに幾らなんでも、どんな脚本家もそういった結末はノンフィクション作品でない限り作らないだろう。
つまり、この段階での圧倒的な不利・絶望感が逆に最終話の逆転勝利への伏線に見えてしまう、ということ。
仮にシノの一撃がラスタルを殺し、今回三日月がジュリエッタにトドメを刺し、あるいはマクギリスがガエリオを倒せていたならばそうはならなかっただろう、鉄華団とマクギリスにもわずかながらに勝率が見えたはずだから。それならば両軍共倒れ、という可能性もまだあったのだが…しかし、それですらない。
ガンダムと言う作品は、現実として大人たちが観ていたとしても名目上は少年層に向けて作られることが多く(まして地上波ならなおのこと)、それを考えればここで鉄華団全滅ENDや負けENDというのは少年たちに「既存体制への反目はいけない」「それが卑怯であってもあらゆる手段を用いて自分に有利な状況を作り出せ」というようなメッセージを与えかねない。まぁ、それはマクギリスにも該当してしまう部分だが、火星支部にも裏切られたマクギリスがそれでも理想のために諦めず戦い続ける姿勢を見せ続けるなら、それはそれで少年層へはメッセージになるだろうしね。
まぁ、これで鉄華団全滅ENDとかなら「この作品って結局何が言いたかったの?」ってなりそうだから、それはないと思うんだけど…。
2.シノの生存フラグ?
正直なところあの状況でジュリエッタが生きているっていうのは、なんともね。もちろん、前述のようにジュリエッタが生きてて、シノと石動が死んだという状況こそが1の状況を生み出しているのだけど。
シノ生存説を敢えて出した理由は、今回回収されなかったこと。味方側に回収されてないという意味では名瀬やアミダもそうなのだが、彼らはギャラルホルンには回収されている。
つまるところ死を確定し切れない部分があるということだ。まぁ、現実的に考えればシノは死んだだろう。彼らのパイロットスーツはなぜかヘルメット部分が開いているし、シナリオ的にはシノが死んでなければ1でいう絶望的な状況とはし辛い。
ただ、この作品第一期ラストのアーブラウ戦の前例があるんだよね(苦笑い
加えて彼の生存は一つの可能性が見いだせる。それは、タービンズらの再出撃だ。ホタルビによるチャフ作戦によって回収不可。ジュリエッタすらガエリオがたまたま見つけて回収したというのが彼の言い分だ。
ならば、シノとフラウロスをギャラルホルンはおそらく回収していないだろう。
そうした中で意図的にシノが乗ったままであろうフラウロスの残骸が残ったままというのは、ここまで全く動きを見せて来なかったタービンズ、さらにはテイワズがシノを回収、フラウロスを修復して最後に援軍として出てくるという展開も可能性としてはゼロでは
ないのかな、と。鉄華団がタービンズの航路を使って逃げている、というのもその名前を出すのが伏線な気もするし。
3.マクギリスに奥の手はあるか?
この状況で火星支部に頼るわけだから、正直「ない」としか言いようがない。ただ、あまりにも逆転の可能性がない、というのも今後の盛り上がりに欠ける。
おそらくこの戦果を前に残ったセブンスターズはラスタル側についただろう。そうでなければマクギリスは今の立場をはく奪はされていない。ガエリオの生存によってボードウィン家は正式な当主としてガエリオを復帰させ、マクギリスの謀反でセブンスターズは先代を現職に復帰させてセブンスターズを保っているはず。
こうしたマクギリスにおける絶望的な状況は、つまるところ鉄華団の窮地なので「1」に繋がるわけだけど、鳴り物入りで登場したバエルがあの程度の性能で終わる、というの苦しい。
可能性として考えられるのは二つか。
一つは、モビルアーマーを復活させること。実はここのところ次回予告が全てWebに回されているので観てきたのだが、次回のサブタイが「生け贄」だと公式HPで確認。生け贄と言う単語を考えるならば、その先にある強大な力はモビルアーマーではないかな、と。モビルアーマーと言う存在を出したのも、ここへの伏線かな、って。
二つ目は、バエルの覚醒。さすがにバエルがこのまま終わるとは思えない(まぁ、ヴィダールが結局大した活躍もなくキマリスに戻されてしまったので可能性はあるのだけど)。そう考えると、マクギリスはバエルの持つ真の力を知っているが、それは人を放棄するものだとも知っていたため今回は使わなかった、と。三日月の前例を考えれば、その可能性は誰もが至るだろう。三日月は感覚や神経を奪われているだけだけど、今回ジュリエッタが「人のまま強くなる」と言う言葉はガエリオへのアンチテーゼであり、同時に三日月やマクギリスへのアンチテーゼになるのかな、とも思って。
余談。
それにしてもガエリオは結局何が言いたいのか…。結局、「尽くした末に大した見返りもなくフラれた元カレの全てが赦せない元カノ」にしか見えないんだよね(笑 ガエリオには信念が見えない。マクギリスに禁忌の力を使っていることを指摘されても、それすらマクギリスを討つためと言うし(マクギリス討つためならいらんだろ。三日月を討つためならまだしも)。
そういう意味では、まだあのマクギリスでも名目上はちゃんとした信念を建前として出しているし使っている分だけマシに見えてしまう。
大丈夫なのかな、このキャラ?
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