地獄少女 二籠 第15話
地獄少女 二籠 第15話「この国のために」
<あらすじ>
菅野百合子(かんの・ゆりこ)は、選挙活動の手伝いをしているボランティア。父親・郁志も昔からボランティアをしていて、ずっと「政治のせいで上手く行かない」と教え込まれてきた。
バリアフリーのなっていない道路、過疎化していく地方、デパートやショッピングモールに負けて廃れていく地方の商店街......
「この国は腐っている」
確かに、父から全てを「政治のせい」と言われ続け、この現象を見てきた百合子には、今はまだその答えしか見出せていなかった。地獄少女の噂を聞きつけ、相手方の与党代表である首相を地獄に流そうと試みるも送信した瞬間にエラーとなってしまう。それでもくじけることなく、毎日のように選挙活動を手伝う百合子。それが、この国と自分たちの生活のためだと信じての行動だ。
その影で、選挙活動や政治にばかり目が向いて仕事もしない父の代わりに母・春美が過労ギリギリで働き続けることなど、父親同様知りもしないで......。
だが、そんなあやうさの上に成り立っていた生活も終わりを告げる。母が過労で倒れて入院した。その事実から、百合子は改めて現実に目を向けていく。
続きはOPENからどうぞ。
<感想>
やっぱりお仕置きシーンはカットなのねorz
最近ないからちょっと欲求不満(?)ですよ(´・ω・`)ショボーン それはさて置いて、今回は選挙関連のお話でした。まぁ、話としては重い……か? この国の行く末を心配するなら重い話なのですが。
パターンとしては、地獄通信のサイトにアクセス出来るのに怨みの相手の名前を送信できずエラーばかり。実は、依頼人が本当に怨んでいる相手は別にいて、その相手はすでに先約がいた、と言う変則中の変則な形。それでも、序盤に先約が母親であることが解ったので、そう言った視点で中盤以降見れたのは大きかったかも。
まぁ、色々言いたいことや考えることはありますけど、全てあの母親の言葉に凝縮されていたと思います。若者が政治に関心を持っていないと言われる時代だからこそ、政治に関心を持つことは良いこと。でも、政治が全てではないんですよね。まぁ、確かに「いや、こればかりは政治のせいじゃないのだろうか」と思えることもあるのですが、それは置いておいてσ(^◇^;)
父親は政治のせいにして仕事をせず、娘はそんな父親を見てきたからか選挙活動になると学校にも行かず選挙活動。確かに政治は華やかだし、それが変われば国全てが変わるような錯覚に陥るけど、実際に国を支えているのは大多数の中産階級者以下の国民であり、その国民による生活なわけですよね。だから、仕事をせず勤労の義務を怠る父や生々しい話ですが将来税金を納める者としてしているはずの学業を放り出す娘が「政治、政治」と口すっぱくして言うと言うのは、端から見ていて本末転倒と言うか矛盾した行動と言うか……。
父親が、ポスターのイタズラ(画鋲)を取った時、「こんなことをするやつがいるから~」と言ったそばから、他の候補者のポスターに同じことをしていて笑えました。あとは前の議員と話したことがあるとかないとか、選挙参謀に取り入るとか……もうね、このオヤジ、ただのアホです( ̄∇ ̄;) だいたい、後半選挙参謀に取り入ったのは他ならぬあの父親なわけで、こんなところでも矛盾。ホント、今まで良く流されなかったなぁ、と思います。
鬱な終わり方をしなかったのは、娘ではなく母が地獄流しをしたこともそうですが、何より輪入道が強姦を未遂で終わらせたことでしょうね。三藁がここまで介入してくるなんて正直思いませんでしたが……輪入道、ちょっと情が入ったか?
まぁ、それは別としても真面目な話、すでに先約である母親がもう糸を解きそうだから、これ以上余計な出来事は起きて複雑にして欲しくない、と言うのが三藁の本音でしょうし、輪入道が介入した理由だと思います。娘が強姦されたら糸を解くどころではなくなってしまう気がしますから。
政治家の選挙参謀による事件の画策についてですが、まぁあるところではあることでしょうから、言及はしません。こんなこと書かなくったって、この国の国民は割りとそういうことを知っていると思いますし。
次回は「悪女志願」。とにかく、なんか意味不明な展開になりそう。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://blogs.yahoo.co.jp/nanajigo/44413518.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50712518.html
・http://blog.livedoor.jp/kuma_road51/archives/50887792.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50478740.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50829713.html
・http://ecopen.blog84.fc2.com/blog-entry-113.html
・http://futarinoneko.blog61.fc2.com/blog-entry-499.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-829.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-480.html
・http://raitoningu.at.webry.info/200701/article_19.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1132.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2007/01/post_bb9b.html
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