カスタムカラー派におススメ(月刊Hobby JAPAN 2017年3月号)

今月号(1/26発売 2017年3月号)は、特にプラモデルを私のように原型のオリジナルカラーではなく自分なりのカスタムカラーに強くおススメしたい一冊だ。中でも「白」を多用する人は一読する価値があるだろう。
注目して欲しいのは、初心者向けのHow toページ。今月号ではHGガンダムフラウロスが題材となっており、それをオリジナルカラーであるピンクから発掘状態の白ベースの状態へ塗装するテーマとなっている。
成形色が綺麗なガンプラではあるが、一方で成形色が塗装派にとっては大きな課題にもなっている。
というのも、該当ページに書いてあるが白は隠蔽力の低い色であるため、元の成形色の色が「透ける」ことが多々ある。その対策が不十分だと、同じ「白」で塗装していても元のパーツの透けで微妙に色合いが違って見えてしまう。それを防ぐ方法はいろいろあるようだが、私はグレーサフを吹くよりもシルバー(金属系)を吹くことで隠蔽力を高める方法をずっと取ってきた。
そうした中での新しい対策が紹介されているのだ。取り上げられているのは「Mr.フィニッシングサーフェイサー1500ホワイト」。瓶、缶スプレーの両方が発売されている、白サフの一つ。これに同じく発売されている「Mr.フィニッシングサーフェイサーブラック」を下地として吹くことで「透け」を防止した上で隠蔽力と発色に優れた「Mr.フィニッシングサーフェイサー1500ホワイト」を上から吹くことで塗膜を薄くしつつも綺麗な白を発色する土台を作るというものだ。
また、「白」といっても特色が多種多様。意外なところではお馴染Mr.カラーのホワイト。記事中の紹介文では若干青みがあるらしく、冷たい硬質な印象を与えてくれるとのこと。なるほど、これは使えると思った。
と、まぁこんな感じ。「白」はカスタムカラーでも多用する色の一つだ。その色を綺麗に、そして自在に発色させることが出来るならそれは大きな強みになるはず。ましてその方法は難しくない。たった二つの、市販されている塗料か缶スプレーで可能。その手軽さは確かに初心者向けだが、「白」を極めるという意味では中級者以上であっても一読の価値があると思う。
個人的にはMG発売が決まったジャスティスで使ってみたいかな?
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