日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」 第7話
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沙羅駆が生きていることも、マリア・Tに馬乗りになっていたことも次回予告でネタバレしていたわけだ。それを前回批判したわけだけど、実はそれ以上の展開を用意していた点は素直に驚いた。
沙羅駆を超えるIQ300というマリア・T、一度はそのマリア・Tを上回りながらもワクチンの不完全性で逃した沙羅駆。っていうか、沙羅駆、ちゃんと森本の正体気付いてたのね(苦笑
そういう中で、まさかラストでマリア・Tの逮捕。そして気が付けば次回には沙羅駆が逮捕され推理出来ない展開でいよいよ賢正・奏子が本気でメイン推理か、と割と怒涛の展開。
一方で本編では沙羅駆がちょっと人間味が出ていたのがちょっと意外。IQが高い天才だからこそ、他の分野であっても天才的な才能を持つ人を賞賛するようなキャラ・・・でもなかった気もするが、今回は「貴女の演技が好き」と言っていたし、そんな犯人の普通に行けばお蔵入りになる作品を自ら買い取ると宣言したほど。
でも、個人的には沙羅駆のひと言が見事に決まったと思った。女性は若い方が価値があるという偏見がまだまだ蔓延っている現代日本を批判する沙羅駆と犯人。しかし、沙羅駆は犯人に「貴女が殺人を犯したということは、貴女はその価値観に屈したということです」と告げる。
あぁ、ここはカッコいいな、と思った。
その通りだと思うからだ。若い女性の方が価値がある。それを暗に認めてしまったからこそ、犯人は殺人という手段で自分よりも若い子を殺さないと自分の価値を浮かび上がらせることが出来なかった。犯人からすれば、そういった価値を超えてどうしても『麗しの探偵』という作品をやりたかったのかもしれないけど、結局それは価値観の敗北であり、そして考えることの放棄なのかなと思ってしまった。
> まさかラストでマリア・Tの逮捕。そして気が付けば次回には沙羅駆が逮捕され推理出来ない展開でいよいよ賢正・奏子が本気でメイン推理か、と割と怒涛の展開。
これは僕も意外でビックリしました。
素直に「次回どうなるんだ?」って思えましたから。
ただ相変わらず毎回の「事件そのもの」がショボいと思うんです。
> 今回は「貴女の演技が好き」と言っていたし、そんな犯人の普通に行けばお蔵入りになる作品を自ら買い取ると宣言したほど。
と言うほど「彼女の演技」が目を見張るほど素晴らしかったのか?と疑問なんです。
いわゆる劇中劇での「彼女の演技」は、沙羅駆が魅了されたものと、視聴者は納得できたんでしょうか?
僕だけでしょうか、そういう点に「説得力」を求めてしまうのは・・・?