2016.11/27 [Sun]
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第34話（第二期09話）
- ジャンル：[アニメ・コミック]
- テーマ：[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第34話（第二期09話）
『ヴィダール立つ』
≪あらすじ≫
地球での一件を経て鉄華団とマクギリスとのつながりはより強固なものとなる。一方、アリアンロッド艦隊で調整中だったガンダム・ヴィダ―ルが、遂にロールアウトする。
（公式HP あらすじ より抜粋）
≪感想≫
今回は三本立てで。
1.ヴィダールの目的は復讐
今回、彼の口から明言された言葉だ。アイン、そしてガリエオがマクギリスに利用された第一期を考えればヴィダール＝ガエリオならばそれは素直にマクギリスへの復讐となるだろう。
だが疑問もある。それは彼の綺麗すぎる戦い方だ。あのジュリエッタが見惚れるほどの戦い方。それはある意味でガエリオらしい部分ではあるが、一方でジュリエッタが指摘するように復讐を望む人間に相応しくない。
なら、本当にヴィダールの目的がマクギリスへの復讐なのだろうか。
個人的な希望的観測だが、ヴィダールはマクギリスの仲間であることが望ましいと思っている。ましてヴィダールの正体がガエリオならなおのこと。そう思うのは第一期の最後にマクギリスがアルミリアの幸せを「保証」している点だ。もちろん、ガエリオ自身、そして利用されるボードウィン家の名誉のため利用しているマクギリスへの復讐を誓っているという見方も出来る。
だがマクギリスを討つということは、アルミリアの幸せを奪うことと同義だ。第一期ではアルミリアを溺愛しているようにも見えたガエリオに果たしてその選択は可能なのだろうか？
2.テイワズの内部抗争
兄貴分のため名瀬が矢面に立つ形となったテイワズの幹部会。火星の上前を独占できる、獅電の優先的背部は継続しつつも、オヤジとしてはややお冠状態なのか、「何があっても良いように」と顎の割れたジャスレイに命じている。
名瀬の立場は厳しい。目をかけているオルガ、そして「裏切れない」と明言したオヤジ。その間で板挟みとなっているのが今の名瀬だ。そんな名瀬をアミダは賞賛しているが、それが逆にフラグっぽくもある。名瀬には名瀬で護るべき「場所」がある。アミダが言うように「利用されてきた女たち」をかくまう場所。それがタービンズだ。それを護るためなら、最終手段として鉄華団と敵対することも当然あり得るだろう。
そうなった場合の懸念は幾つかある。まず視聴者的には昭弘に惚れつつあるラフタ、付き合いの長いアジーやエーコがタービンズか、鉄華団かどちらを取るのかということ。もちろん現時点ではタービンズを選ぶ公算が高いものの、そうでなかったとしてもどちらを選んでも心苦しい「同士討ち」にはなってしまう。二つ目は名瀬の立ち位置。名瀬自身はタービンズを守ること、おやじとの盃を裏切らないことを目的としているのはまず間違いない。しかし、それが両立しなかった場合はどうだろうか？
テイワズがジャスレイの甘言や策略でタービンズを切ることがあった場合、それでも名瀬はオヤジへの義理を通せるか。それともタービンズという場所を護るため、いっそ鉄華団と共にテイワズと縁を切るか。一枚岩ではないテイワズでの名瀬の言動は鉄華団やラフタら含めて大きく状況を左右するだろう。
3.鉄華団の行く先
今回、農場経営を放棄した鉄華団。それはこれから火星の王となるべくマクギリスと共により戦火へと突っ込んでいくということだ。しかしそれは1話でオルガが言った「真っ当な」という部分から大きく逸脱する行為でもある。火星の王になったとしても、――いや、なったからこそ治安統治という名目紛争はおそらく火星でいつまでも続くだろう。オルガは果たしてそこまで考えられているのか。もちろん、マクギリスと一蓮托生な現在でリターン含めてその提案を拒むということがそもそもにして無理だったとしても、だ。
面白かったのはメリビットがおやっさんと交際しているということだ。視聴者の誰もがメリビットの恋のお相手はオルガだと思っていただろう。私もそう思っていた。だが、現実には違ったようだ。第一期での雪原での戦い、そしてアーブラウでの戦いを経ておそらくメリビットは自分の価値観とオルガの価値観がまるで違うことを察した。そうした中で自分の価値観「も」理解してくれる大人な包容力のあるおやっさんと付き合うというのは、リアルであり理に適っている部分かな、と思えた。
まぁ、そう思いつつもメリビットにはオルガを母性で支える存在であってほしかったのだけど…。
不安要素は、ハッシュだ。完全に三日月に傾倒している。ここまで掌返しが凄いとむしろ中盤あるいは終盤での裏切りフラグじゃないかと思えるほどだ。少しずつ三日月を認め親密度を高めていくならいざしらずだいぶ急な展開。三日月が、ハッシュの羨み誇るパイロットではなくなった時、あるいは切り捨てもあるのか？
あと鉄華団ではないがクーデリアの自覚が凄い。自分の方が、という彼女。果たして彼女がこの戦乱の中、再び「変革の乙女」として前に出ることはあるのだろうか……。
次回はMA関連か？ 火星にアリアンロッド所属っぽいギャラルホルンが来るみたいだが…。
≪TB先 参照リンク（URLアルファベット順）≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、nifty系、so-net系はほぼ全滅。livedoorは調子がいいと送れます。
・http://104bk.blog.fc2.com/blog-entry-7413.html
・http://blog.livedoor.jp/pro_g_mania21/archives/g_tekketsu2nd-009.html
・http://blog.livedoor.jp/rx_78g/archives/52173307.html
・http://craft89.blog105.fc2.com/blog-entry-2093.html
・http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-13695.html
・http://howdolikemodeling.blog.jp/archives/48954865.html
・http://izan499.blog.fc2.com/blog-entry-1792.html
・http://magi111p04.blog59.fc2.com/blog-entry-2783.html
・http://makoto175878.blog.fc2.com/blog-entry-466.html
・http://mirumo.serika.ciao.jp/?eid=913478
・http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-5612.html
・http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2016/11/gtk-34.html
・http://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/blog-entry-5941.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります（ぉ
Web拍手に頂いたコメントは後日『Web拍手レス』にてお返事させていただきます
『ヴィダール立つ』
≪あらすじ≫
地球での一件を経て鉄華団とマクギリスとのつながりはより強固なものとなる。一方、アリアンロッド艦隊で調整中だったガンダム・ヴィダ―ルが、遂にロールアウトする。
（公式HP あらすじ より抜粋）
≪感想≫
今回は三本立てで。
1.ヴィダールの目的は復讐
今回、彼の口から明言された言葉だ。アイン、そしてガリエオがマクギリスに利用された第一期を考えればヴィダール＝ガエリオならばそれは素直にマクギリスへの復讐となるだろう。
だが疑問もある。それは彼の綺麗すぎる戦い方だ。あのジュリエッタが見惚れるほどの戦い方。それはある意味でガエリオらしい部分ではあるが、一方でジュリエッタが指摘するように復讐を望む人間に相応しくない。
なら、本当にヴィダールの目的がマクギリスへの復讐なのだろうか。
個人的な希望的観測だが、ヴィダールはマクギリスの仲間であることが望ましいと思っている。ましてヴィダールの正体がガエリオならなおのこと。そう思うのは第一期の最後にマクギリスがアルミリアの幸せを「保証」している点だ。もちろん、ガエリオ自身、そして利用されるボードウィン家の名誉のため利用しているマクギリスへの復讐を誓っているという見方も出来る。
だがマクギリスを討つということは、アルミリアの幸せを奪うことと同義だ。第一期ではアルミリアを溺愛しているようにも見えたガエリオに果たしてその選択は可能なのだろうか？
2.テイワズの内部抗争
兄貴分のため名瀬が矢面に立つ形となったテイワズの幹部会。火星の上前を独占できる、獅電の優先的背部は継続しつつも、オヤジとしてはややお冠状態なのか、「何があっても良いように」と顎の割れたジャスレイに命じている。
名瀬の立場は厳しい。目をかけているオルガ、そして「裏切れない」と明言したオヤジ。その間で板挟みとなっているのが今の名瀬だ。そんな名瀬をアミダは賞賛しているが、それが逆にフラグっぽくもある。名瀬には名瀬で護るべき「場所」がある。アミダが言うように「利用されてきた女たち」をかくまう場所。それがタービンズだ。それを護るためなら、最終手段として鉄華団と敵対することも当然あり得るだろう。
そうなった場合の懸念は幾つかある。まず視聴者的には昭弘に惚れつつあるラフタ、付き合いの長いアジーやエーコがタービンズか、鉄華団かどちらを取るのかということ。もちろん現時点ではタービンズを選ぶ公算が高いものの、そうでなかったとしてもどちらを選んでも心苦しい「同士討ち」にはなってしまう。二つ目は名瀬の立ち位置。名瀬自身はタービンズを守ること、おやじとの盃を裏切らないことを目的としているのはまず間違いない。しかし、それが両立しなかった場合はどうだろうか？
テイワズがジャスレイの甘言や策略でタービンズを切ることがあった場合、それでも名瀬はオヤジへの義理を通せるか。それともタービンズという場所を護るため、いっそ鉄華団と共にテイワズと縁を切るか。一枚岩ではないテイワズでの名瀬の言動は鉄華団やラフタら含めて大きく状況を左右するだろう。
3.鉄華団の行く先
今回、農場経営を放棄した鉄華団。それはこれから火星の王となるべくマクギリスと共により戦火へと突っ込んでいくということだ。しかしそれは1話でオルガが言った「真っ当な」という部分から大きく逸脱する行為でもある。火星の王になったとしても、――いや、なったからこそ治安統治という名目紛争はおそらく火星でいつまでも続くだろう。オルガは果たしてそこまで考えられているのか。もちろん、マクギリスと一蓮托生な現在でリターン含めてその提案を拒むということがそもそもにして無理だったとしても、だ。
面白かったのはメリビットがおやっさんと交際しているということだ。視聴者の誰もがメリビットの恋のお相手はオルガだと思っていただろう。私もそう思っていた。だが、現実には違ったようだ。第一期での雪原での戦い、そしてアーブラウでの戦いを経ておそらくメリビットは自分の価値観とオルガの価値観がまるで違うことを察した。そうした中で自分の価値観「も」理解してくれる大人な包容力のあるおやっさんと付き合うというのは、リアルであり理に適っている部分かな、と思えた。
まぁ、そう思いつつもメリビットにはオルガを母性で支える存在であってほしかったのだけど…。
不安要素は、ハッシュだ。完全に三日月に傾倒している。ここまで掌返しが凄いとむしろ中盤あるいは終盤での裏切りフラグじゃないかと思えるほどだ。少しずつ三日月を認め親密度を高めていくならいざしらずだいぶ急な展開。三日月が、ハッシュの羨み誇るパイロットではなくなった時、あるいは切り捨てもあるのか？
あと鉄華団ではないがクーデリアの自覚が凄い。自分の方が、という彼女。果たして彼女がこの戦乱の中、再び「変革の乙女」として前に出ることはあるのだろうか……。
次回はMA関連か？ 火星にアリアンロッド所属っぽいギャラルホルンが来るみたいだが…。
≪TB先 参照リンク（URLアルファベット順）≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、nifty系、so-net系はほぼ全滅。livedoorは調子がいいと送れます。
・http://104bk.blog.fc2.com/blog-entry-7413.html
・http://blog.livedoor.jp/pro_g_mania21/archives/g_tekketsu2nd-009.html
・http://blog.livedoor.jp/rx_78g/archives/52173307.html
・http://craft89.blog105.fc2.com/blog-entry-2093.html
・http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-13695.html
・http://howdolikemodeling.blog.jp/archives/48954865.html
・http://izan499.blog.fc2.com/blog-entry-1792.html
・http://magi111p04.blog59.fc2.com/blog-entry-2783.html
・http://makoto175878.blog.fc2.com/blog-entry-466.html
・http://mirumo.serika.ciao.jp/?eid=913478
・http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-5612.html
・http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2016/11/gtk-34.html
・http://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/blog-entry-5941.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります（ぉ
Web拍手に頂いたコメントは後日『Web拍手レス』にてお返事させていただきます
- at 19:01
- [アニメ（放送終了）:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]
- TB(11) |
- CO(0)
- [Edit]
Comment
Comment_form