きんいろモザイク Pretty Days 感想

『きんモザ』のスペシャルエピソード(公式HP表現)。感覚的にはいわゆるOVA(今やOAD? OAB?)としての位置づけでの劇場での先行上映って形なのかな?
ストーリーは原作にもあった過去編と文化祭編の組み合わせ。過去編はコミックスの巻末おまけだったかな? パンフレットにもあったがそこをアニメオリジナルで掘り下げて行った、という形。クスリと笑える部分も残してはいるものの、どちらかといえばコミカルさはだいぶ抑え気味。この感想を書くにあたって原作四巻を引っ張り出してパラパラ目を通したけれど、尺の都合なのか脱線するシーンはバッサリカットしている印象(そこにも笑える部分があったのでちょっと勿体ない)。
ただ60分のスペシャルエピソードとして纏める分には上手く纏めてきたかな、と思う。文化祭の準備、その忙しさから綾が感じたこと、そしてそこを起因して思い出される中学時代、そして現代に戻ってくる、という流れは原作が四コマ漫画であることを考えれば起承転結を上手く繋げることが出来たように思う。欲を言えば、シノ(忍)が綾に対する想いが強いと良かったかな、とは思った(あの展開と結末は原作通りなんだけど)。シノにとって「金髪」なアリスとカレン、「幼馴染」の陽子。その関係性の中で自分だけが浮いているんじゃないかと不安になっていたわけだから、こうシノにとって綾じゃないとダメな点というか関係みたいな部分がもう少しね。
作画は良く言えばテレビ基準のままなので、たぶん他の第一期・第二期と比較して良い意味で「違い」がないので違和感はないだろう。キャストはテレビシリーズのままだけど、やっぱり療養のため休業中と発表になった種田さんの声は話の中心が綾だったこともあって台詞数が多く、印象的に聞き入ってしまった。映画の予告編だと『サイボーグ009』でもヒロイン役っぽいし、意外と収録済みの作品は多そうだけど、無事に療養を終えて完治させて戻ってきて欲しいし、そしたら第三期をまた期待したいなと思った。
おまけは来場特典。

ミニ色紙。外の包装は全部一緒で中身が、公式ホームページによると三種類。何だったかは…秘密ですw
評価は、★★★(3点 / 5点)。『きんモザ』難民なら観ておくべくかなw 良くも悪くもコミカルな部分は抑え気味で淡々と物語が進んでしまうのがちょっと作品の性質を考えると残念でもある。
他に感想を書かれている方
「Wisp-Blog」様
「アニマン雑記 散」様
- at 15:54
- [アニメ(放送終了):ハロー!! きんいろモザイク]
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NoTitle
きんモザの方はコミカルさが抑え気味になったところに最初はおや、と感じましたが、終わる頃にはこれはこれで十分アリだなと。コンセプトが感じられ、おっしゃられるように良い構成であったかなと。
今更ながら原作を買ったので、カットされているという部分も楽しみに読みたいと思います。
種田梨沙さんの復帰と3期、期待したいですね。