今週のピックアップ 『競女!!!!!!!! 第2話「団結のヒップトス!!!!」』
『競女!!!!!!!! 第2話「団結のヒップトス!!!!」』
今週二本目、今回は『競女!!!!!!!!』の第2話。もしかしたら『競女!!!!!!!!』は個別感想になるかもしれないけど。
実は、ニコ動で原作の無料立ち読みがあったので軽く流し読みをしたのだが、今のこの状況、アニメでは第2話だけど原作的にはかなりすっ飛ばしている状態みたい。原作ではのぞみが競女になろうとしたきっかけから受験までの経緯、そこからさやかとの邂逅などを経て今の段階だからね。
ただこの判断は原作未読の立場からすると良かったと思う。特に全話数を知らないが1クールだった場合には、たぶん原作通りやってたらここまで辿り着くのに何話を消化しないといけないか。
それはさておき今回。
取り上げたいと思ったのは、さやかと青葉の適正の違いが面白いと思ったから。結論から言えば今までは「知的なキャラ」で纏められていた「分析力」と「司令塔の役目」を分割しているところが興味深い。
今回、ヒップトスでトップを取るために必要な根本的な解決法を提示したのは現状を冷静、かつ的確に分析したさやか。能天気気味なのぞみとのんではおそらく精神論(頑張ろうという気合)で終わってしまっていただろう。競女もただぶつかり合うだけではなく、水上ステージの特性も違うことがあるようなので(1話の入り組んだところとか)、そういう場面などで的確な戦略を立てられるのは冷静で常識人(?)なさやかになるはずだ。
ただ、さやかは司令塔というポジションでは適性が出なかった。もちろん、「風を読む」という特殊な技能が要求されたためでもあるのだけど、けれど一方でそういったものを「読む」力がある青葉には、さやかにはない力があるということではないかなと思えた。そして自身が声を出せなかったためにのぞみが指示こそだしたが、司令塔としては青葉が機能していた。
今後、青葉の「読む」という力が司令塔という形で活かされるのかは正直分からない。今後も団体戦があって309号室がチームを組み続けるならそういう場面もあるかもしれないが、基本サバイバルな競女だともしかしたらないかもしれない。
けれど、「冷静に分析し解決法を提示する」という頭脳と「状況を読んで的確に指示を出せる」という頭脳は、どうしても漫画やアニメだと「知的なキャラ」でひとくくりにされてしまいがちだ。上手く描き分けないと個性が重なってしまうからなんだと思うが、このエピソードに関してはそれを上手く二つに分けて描けていたんじゃないかな、と思う。
- at 19:22
- [アニメ(放送終了):競女!!!!!!!!]
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