コードギアス 反逆のルルーシュ 第12話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
コードギアス 反逆のルルーシュ 第12話「キョウトからの使者」
<あらすじ>
ゼロと黒の騎士団の活躍は、キョウト幹部たちの象徴として崇められる神楽耶がスザクを助けた時から執着していることもあって、とうとうキョウトから会って見たいと勅書が来るほどにまで高まっていた。しかし、玉城を中心にしてカレンの亡き兄・直人がリーダーを務めていたこともあって、部外者でしかも素顔を見せないゼロをリーダーに置くことに対し、再度疑問の声が。
一方、学園ではブリタニア政府関係者の父からペアのコンサートチケットを貰ったシャーリーが、偶然も重なってルルーシュをコンサートに誘うことに成功。だが、その日ルルーシュはゼロとしてキョウトへ赴かねばならなかった。
当日、ルルーシュはC.C.に協力を申し出た。シャーリーの誘いは断るはずだったのだが、なぜかそのシャーリーから遅れるとの電話が。結局、断る機会を逸したルルーシュは、そのままキョウトの重鎮・桐原の待つキョウトへと向かうことにするのだった。
感想はOPENからどうぞ。
<感想>
何かと恋模様が中心に色々描かれていたような気がしないでもないですなぁ。まぁ、それはそれでありのような気もしますが。
後の考察で書いていないことを中心に話すなら、扇は大変ですね。まさに中間管理職( ̄∇ ̄;) ゼロへの信頼と玉城の愚痴を聞いて、その間で板ばさみになってる。なんか、見てて哀れと言うか可哀相だ。
あと、玉城はどうなんでしょうね。愚痴ばっかり。おまけに予算の無駄遣い(横領に近い??)していて、最後は愚痴だけ……っておまえはどこまで口だけなんだーー( ̄∇ ̄;) と言うか、そんな玉城に賛同する扇やカレン以外の仲間のあり方が一番ショックですが!Σ( ̄□ ̄|||) ガビーン!
<MVC>
ルルーシュ
「それが我が運命ならば」
この前に桐原に「行くか、修羅の道を」と訊ねられているわけですが、これで一度は固まったルルーシュの進むべき道。まさか、視聴者にとっては数分後にこれが揺らぐなんて思っても見ません( ̄∇ ̄;)
<考察>
1.スザクと神楽耶の関係
桐原が8年前を回想した一瞬に登場したカット。その場には、スザク・ゲンブ・桐原、そして神楽耶がいた。神楽耶がゲンブのズボンをつかんで隠れるようにしていたことから、ゲンブとはかなり親しい間柄であることが解る。この場合、単純に考えれば、兄妹(ゲンブの娘)と言う線が濃厚。似ても似つかないですけどね、スザクとは。ただ、ゲンブに懐いていると言うだけで血縁関係を想像するのは安直過ぎるとも思いますが、あの懐き方は引っ込み思案の女の子が、見知らぬ人が来て最も信頼出来る人に守ってもらおうとしている懐き方のように思えますから、そう考えられるわけです。
大穴として桐原の孫娘、と言う線も無きにしも非ずですが、その場合懐くのはゲンブではなくて桐原のような気がするので可能性は低いかも。
「ああするしかなかったんだ!」
とは、前回C.C.によって見せられた過去の幻覚で暴走したスザクの言い放った言葉。もし神楽耶がスザクの妹なのだとしたら、「ああするしかなかった=妹を見捨てるしかなかった」と取れなくも無い。ゲンブのあの視線は、自分ではなく神楽耶を見捨てたことに対する批難の視線と取れるし。まぁ、それだと無数に現れた骸のことは説明出来ないんですけどね( ̄∇ ̄;)
余談ですが、大蔵造幣さんに指摘されたのですが、そう言えばまだスザクの母親って出てきてませんよね。ルルーシュの場合は全部解っていることを考えれば、一応同列の主人公であるスザクの場合も明かされていないのは、今後の謎に一枚噛んでくるかもしれません。
2.スザクと正義
今回の一件でハッキリしたことですが、どうやらスザクの中で「正義」とは自分の中で認めたもの(他のブログ様の言葉をお借りすれば、法絶対主義みたいな)のみを正義と認めていることであり、同時に他の考え方や信念を決して正義の1つとは認めていないこと、そして何より自分の考える正義が絶対に正しいと思っていることが挙げられる。
もちろん、これには幾つかの考え方があるので一概には言えないものの、私は正義は人の数だけあるものだと思っているので、スザクのこの考え方はある意味では限りなくゼロに近い。否、「全ての人に認められようなどとは思っていない」とかつて自らの口で明言し、他の正義のあり方を暗に認めているゼロよりも、「この正義が絶対」と言わんばかりに自己中心的で押し付けられる側からすれば厄介極まりないものと言える(その点で、今回ロイドが「今さら正義なんて議論~」と言ったのは的を射ている。何故なら、正義なんてそう簡単に定義出来るものではないからで、ロイドはそれを知っていたように思える。単にロイドが研究者であるため、正義なんて精神論を重視していないだけ、とも捉えられるが)。
これまでのスザクの言動から、スザクは既存の法制度を1つの基準に定めていることは事実だろうが、今回のことでたまたまその法律と言うものがスザクが認めたもの、と言うだけで必ずしもスザクが法律を絶対の存在としてみているとは限らない、と私は考える。あるいは、法律の通用しない戦争と言う場面において、スザクは頑なに拒んできたゼロのように自らの基準で正義と言うものを図ろうとしており、法律の有無で言動が一致しなくなる矛盾を抱えた存在だと考えられる。
もし、スザクがこの先に転機を迎えるのだとすれば2つ。1つは、ルルーシュがゼロと言うことを知り、信念より友情を取った場合。もう1つは、先に挙げた神楽耶との再会で、同じく友愛を取る場合(仮に神楽耶がスザクの妹でなかったとしても、あの場から考えればスザクと神楽耶がそれなりに親しいであろうことは容易に想像出来る)。どちらも可能性としてありうるので、もしかしたら両方とも起こって初めて変わる、と言うことも考えられる。
3.幾つかの動向
名前不明の新キャラ2人。いや、1人は輻射波動の研究者でどうやらキョウトの協力者だろうことが判明しているラクシャータ。もう1人は、シャーリーとルルーシュを監視していた謎の研究員。共通しているのはどちらも研究者と言うことだが……。
ヴィレッタは、ルルーシュの顔写真を手に入れた。いや、手に入れたというよりは垣間見た、と言うべきか。どの道、ヴィレッタに対しては一応素顔を見られたことになる。仮にヴィレッタとスザクが接触しルルーシュの話題になって1話のこと(シンジュクゲットーにルルーシュがいたこと)が暴露されれば、ヴィレッタがこれを機にルルーシュに大きく近づく可能性がある。
4.恋模様
シャーリーが一歩抜け出したような、そうでもないような……。なんせ相手が流れに身を任せ易いルルーシュですからねぇ。個人的には単に、ルルーシュに対して自分の正義を揺らがせるきっかけの1つにしかならない気がする。
あとは、カレンとC.C.。カレンの場合はルルーシュに、ではなく、ゼロに、であるわけだが、正体がバレた時には何かありそう。C.C.も多重人格のうちで1つくらいは恋愛感情に近いものが出ていそう。
5.次回予告より
ルルーシュがシャーリーの一件で、自分のあり方を疑うことになるでしょう。戦いの中で多くの人の命を奪い、結果として奪われた家族や友人や恋人から怨まれることは覚悟はしていたこととは言え、シャーリーの姿を見て揺らぐ(その点、スザクはこの覚悟が決定的に欠けている気がする。一応、不殺戦法で戦ってはいるけど、単に命を奪いたくないだけで、その先にある奪われた者の怒りや悲しみを理解しているとは思えない)。
ただ、予想から言ってしまえば、これはすぐに乗り越えるのではないか、と思っています。何故ならシャーリーの存在がルルーシュの中で、打倒ブリタニアやナナリー以上のものになるとは思えないから。例え意思が揺らいだとしても、家に帰りナナリーの姿を見れば一蹴される気がする( ̄∇ ̄;) まぁ、さすがにそこまで単純には進まないでしょうが、でも結果はこんな感じがします。
次回は、「シャーリーと銃口」。戦う気持ちの鈍るルルーシュが描かれるのでしょうが……なんか、先がちょっと見える( ̄∇ ̄;)
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-536.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10022828455.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-761.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/nanajigo/43942060.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/0fda25ebbd8ada340f6a75619c599686
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50701669.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50473627.html
・http://blog.livedoor.jp/poohreeter55/archives/50829376.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50814879.html
・http://blog.livedoor.jp/shibachi1/archives/50849940.html
・http://blog.livedoor.jp/x2oa1/archives/51029578.html
・http://blog.livedoor.jp/xenon44/archives/50613708.html
・http://blog.nekoyama01.com/?eid=441687
・http://chalcograhie.blog21.fc2.com/blog-entry-2038.html
・http://chamani.blog83.fc2.com/blog-entry-78.html
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・http://codegeass.blog76.fc2.com/blog-entry-17.html
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・http://futarinoneko.blog61.fc2.com/blog-entry-475.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-473.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-821.html
・http://hiroy.blog49.fc2.com/blog-entry-199.html
・http://hukahireke.seesaa.net/article/30912127.html
・http://mekatama.blog21.fc2.com/blog-entry-595.html
・http://nekonii.blog3.fc2.com/blog-entry-737.html
・http://nohohonhobby.blog39.fc2.com/blog-entry-287.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-457.html
・http://raitoningu.at.webry.info/200701/article_4.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1099.html
・http://seraraku.blog58.fc2.com/blog-entry-360.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2007/01/post_0052.html
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-488.html
・http://twodimension.blog59.fc2.com/blog-entry-305.html
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2007/01/_12_13.html
・http://zdryeo.blog43.fc2.com/blog-entry-285.html
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