微熱空間 1

作:蒼樹 うめ 発行元(出版): 白泉社(楽園コミックス)
≪あらすじ≫
多感な時期の女のコが同い年のオトコのコと急な事情で生活を共に…。 蒼樹うめが満を持して放つ悩ましくも羨ましい物語、待望の第1巻! ! ! カラーイラストギャラリー&カバーほか描きおろし収録。 (BOOK データベースより抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
『ひだまりスケッチ』の作者、昨今では『まどマギ』のキャラクターデザイン担当者として有名になった蒼樹うめ先生の最新作。正直中身は全く知らなかったけど、とりあえず現物を一冊くらい手に取る程度は良いだろ、と。
その中身は、王道的な恋愛もの、かな。それが「蒼樹うめ」テイストが加わることで若干コメディテイストになっている感じか。ヒロインの父親と、主人公の母親が再婚して一つ屋根の下に同い年の高二の男女が、という感じは割とテンプレートなスタートだろう。この手の設定で有名なところだと『ママレード・ボーイ』かな。そんな感じ。以下、メインキャラ簡易紹介。
中ノ瀬 亜麻音:「なかのせ・あまね」。主人公兼ヒロイン。誕生日は7月12日生まれ。身長155㎝。近隣で唯一のお嬢様学校である私立春日野女学院の高校2年(17歳)。
赤瀬川 直耶:「あかせがわ・なおや」。もう一人の主人公、男役。誕生日は7月15日生まれ。身長172㎝。普通の共学公立高校の2年(17歳)。
中ノ瀬 章良:「なかのせ・あきら」。亜麻音の父。
赤瀬川 茅子:「あかせがわ・かやこ」。直耶の母。共働き。彼女がバリバリ仕事をしていたこともあって再婚の際に苗字を変えず夫婦別姓のまま。
九条 郁乃:「くじょう・いくの」。亜麻音の親友。亜麻音を真剣に愛している。
こんな感じ。
最初はお互い「姉が出来る」「弟が出来る」と聞いてそれぞれ年の差を考えていたのでいざあって見たら同い年でそのマイナスなギャップ状態からスタートして少しずつ好感度が上がっていってお互いを異性として意識し始める、かもしれないというストーリー展開も割と王道。
そこに加わっているアクセントは、ヒロインの親友・郁乃(いくの)が百合ってことかな。割と本気でヒロインのことを好いて愛しているので、すでにこの時点で主人公を(勝手に)ライバル視しているし、今後もコメディとしてぶつかっていくんだろうな、とw
評価は、★★★☆(3.5点 / 5点)。まぁ、第一巻としてはこんな感じだろう。内容としては王道展開なので実際の点数的には3点程度だが、カラーの多さや表紙装飾がちょっと豪華なので+0.5点w
けい4
同居の1つ屋根の下同化がテーマ