紅殻のパンドラ 総評
サイボークやロボットが少しずつではあるが一般社会にも出回り始めた世界。その世界ではまだまだ極めて稀な脳以外をサイボーク化した「全身義体」の少女・七転福音は、遠縁の親類・拓美を頼ってセナンクル島にやってきた。
そのセナンクル島に向かう途中のフェリーで彼女は謎の科学者・ウザルと彼女が連れていたアンドロイド・クラリオンと出会う――
そんな『紅殻のパンドラ』の私の評価ですが...
S
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
紅殻のパンドラ 総評
放映日:2016年01月~2016年03月(全12話)
私が視聴した放映局:TOKYO MX
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:S
シリアスにならなければいいなーと思いながら、最後はどうせシリアスになるんでしょとずっと思っていたが、結局最後まで福音の明るい形は失われなかった。それが一番大きかったかな。もちろん終盤は他のエピソードよりもシリアス度は高いんだけど、それでも福音の明るさというのは大きな武器だったと思う。
演出 評価:S
戦闘でのアクションやエフェクトはもちろん、少しずつ福音とクラリオンが仲良くなっていくシーン、コメディテイストの部分での魅せ方やSDキャラの使い方もとてもうまい。
作画 評価:A
作画としては最近のアニメとしては平均的、かな。ただ終盤のクラリオンによるバトルシーンは秀逸。
CAST 評価:S
主演二人の演技が良かった。とにかく明るい福音と、少しずつ福音を命令としてではなく自分の意志で好きになっていくクラリオンがとても良く演じられていたと思う。
OP/ED/BGM 評価:B
エンディングの感じが好き。あとアイキャッチw
総合 評価:S
内訳:S評価(5点)×3+A評価(4点)×1+B評価(3点)×1=S(4.4点+0.1点)、続編期待の点につき0.1点加点
『攻殻機動隊』などのシリーズで有名な士郎正宗さんが原案を行った作品。世界観は『攻殻』に近く、そのかなり前の世界と言う印象。
似たような世界間だが、作品の印象が全く違うのが好印象。なんといっても福音の明るさ、前向きさ、ポジティブさがとても優秀だったし、それに惹かれていくクラリオンや周りのキャラクターたちが良い。
ある意味で福音たちは周りの大人に振り回される子供だ。そういう意味では同時期に放映されている『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』にも近い部分がある。けれど、この作品ではそういった大人たちの思惑を福音とクラリオンが吹き飛ばしていく爽快感、みたいなものもある。
非常に良く出来た作品だと思う。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 七転福音
彼女のポジティブさや前向きさ、何より明るさや元気といったものはこの作品の土台であり大黒柱であり屋台骨だったと思う。
2位 クラリオン
福音との対比も相まって良いキャラクターだったし、福音の良きパートナーだった
3位 ウザル
いろいろな意味でさすがであるw 田中敦子さんがCVなのは何の因果なのかねぇ…。
- at 10:30
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
- TB(1) |
- CO(0)
- [Edit]
Comment
Comment_form