ヘヴィーオブジェクト 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ヘヴィーオブジェクト]
「結局、戦争はなくならなかった」
「地球という惑星の隅々まで開発の手が伸び、高出力のレーザーが気軽にシャトルを打ち上げ、一部の権力者が月面に別荘を建てるような時代になっても、人は人と争う機構を、自分の精神から取り除くことが出来ずにいた」
「そう――ただ、変化はあった」
「超大型兵器――オブジェクト。本体だけで全長50mを越えるこの新兵器は、登場と共にこれまであった戦争の常識を全て塗り替えてしまった」
「とある島国によって初め提示されたその兵器は、14カ国からなる連合軍の攻撃をうけ、しかしその全てを退けた。最後には太平洋上で核兵器の洗礼を受けるが、その攻撃にも耐え、半身をアイスのように溶かしながら、残った兵装だけで連合艦隊を殲滅した」
「以来、オブジェクトは戦争の代名詞になった」
「21世紀前半の国際連合の崩壊以来、それまで存在したあらゆる国家が破綻、あるいは変貌し、大きく4つの連合体に色分けされるようになった世界。各国による地球の支配権の奪い合いは、 オブジェクト同士の『クリーンな戦争』で決まるようになった」
そんなオブジェクトの設計士を目指す学生クウェンサーと腐れ縁の相棒の兵士ヘイヴィアは、戦場で自軍のオブジェクトのパイロットである少女ミリンダに出会う。ある戦いで彼女の乗るオブジェクトが敵のオブジェクトに破壊された時、二人は生身でオブジェクトと戦うことになるのだった……
(公式HP STORY INTRODUCTIONより抜粋)
そんな『ヘヴィーオブジェクト』の私の評価ですが...
A-
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
ヘヴィーオブジェクト 総評
放映日:2015年10月~2016年03月(全24話)
私が視聴した放映局:TOKYO MX
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:B
最初と最後のエピソードが面白かったものの、他はやや他のエピソードとネタが重なって厳しい部分も。全体的に原作のコンセプト(一巻以外はどの巻から読んでもある程度楽しめる作り)の影響も相まって、2クールのアニメーションとしては苦しく、そもそもアニメ向きではなかったのか。
演出 評価:S
大型の非人型のロボットが動きながらそのエフェクト、コックピット部のCGなどがやはり総合的に良く出来ている。
作画 評価:S
全く乱れや崩れがないわけではないものの、2クールという長さを考えれば綺麗な作画だったと思う。
CAST 評価:B
展開が似たり寄ったりの部分が多く、熱演という感じは薄かったかな。とはいえ、無難に纏まっていた。
OP/ED/BGM 評価:C
どちらも平均的かな。良く言えば無難? 悪く言えば平凡?
総合 評価:A-
内訳:S評価(5点)×2+B評価(3点)×2+C評価(2点)×1=A-(3.6点)
『とある』シリーズのかまちーこと鎌池さんが原作を担当している作品のアニメ化。前述のような事情があるため、シリーズ作品としての「積み重ね」がないので欠かさず毎回観ている人には物足りなさが、たまに観る人にはどこからでも楽しめるというところなのか。
個人的には魔術的な要素よりも科学的な要素を突き詰めたSF風のこちらの作品の方が好みなので、その分だけ『とある』シリーズよりは楽しんだと思う。
あと、基本的にこの作品は『水戸黄門』らと同じで結末が分かっているのも私としては良かった部分だと思う。もちろん、物語として「先が読めない」というのも面白い要素ではあるけど、結末がある程度決まっている中で「どうやってゴールに辿り着くのか」を楽しめるのもまた違った面白さのある要素なのかな、と。
まぁ、問題はそのゴールへの辿り着き方が比較的似たり寄ったりだったのがマイナスか(苦笑
それでも、改めて言わせてもらえば楽しんだと思う。そうでなければ2クール、ずっと個別で感想を書き続けるようなこともなかったと思う。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 フローレイティア・カピストラーノ
無理難題を押し付けてくる美人の上官……良いと思います(笑 まぁ、部下想いでもあるしね。
2位 クウェンサー&ヘイヴィア
この二人はもう一心同体だろうw
3位 ミリンダ・ブランティーニ
メインヒロイン。ただ中盤は完全にヒロインとして空気だったのが勿体ない。
- at 10:29
- [アニメ(放送終了):ヘヴィーオブジェクト]
- TB(0) |
- CO(0)
- [Edit]
Comment
Comment_form