ルパン三世(4thシリーズ) 第24話[最終話]
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ルパン三世4thシリーズ]
『世界解剖 後篇』
≪あらすじ≫
ダ・ヴィンチに人格を支配されてしまったレベッカ。ルパンはレベッカを救い出すために、レベッカの脳内に入りこむ。脳内ではダ・ヴィンチが作りだした罠の数々に悪戦苦闘するルパン。なんとか囚われていたレベッカの人格に会うことができたが、生気を失ったレベッカはすべての記憶がダ・ヴィンチにより塗り替えられてしまっていた。そして、ルパンの事も忘れてしまい…。
(公式HP あらすじより抜粋)
≪感想≫
途中の感想が、体調不良と録画ミスで欠落してしまったが、最終回。
盛り上がりとしては、もう一つ、といったところか? まず欲しかったのは、レベッカの脳内でルパンがダ・ヴィンチを出し抜く要素が欲しかったこと。ルパンはレベッカの記憶を取り戻す「鍵」は持っていたが、ダ・ヴィンチとの勝負における「切り札」は執念以外持ち合わせていなかった。結局、ダ・ヴィンチが油断して「別れの言葉くらい」ということで近づけたに過ぎないわけで、まずそこはルパンvsダ・ヴィンチとして、ルパンが勝つ要素は欲しかった。
二つ目はダ・ヴィンチの死に方だろう。クローンの身体が天才の才能に追いつかないってどんな理由だよ、と。単純にクローンの肉体が不完全で、とかではダメだったのか。というか、あそこまで出来る天才なら自分の身体をどうこう出来てしまいそうなもので、それこそ他者に自分の人格を移植しコピーするという発想には至らない気もするわけだ。ましてルパンシリーズでは、有名な『vs複製人間』で「コピーに次ぐコピーは、単なる劣化品を生み出したに過ぎなかった」とも言われているわけで、それを見抜けないのが結局「天才」で良いのかと言う根本的な疑問も……。もちろん、今の監督以下スタッフに全てのルパン作品を視聴し吟味した上で作品を作れとは言わないが、『カリオストロ』はじめ有名で評価のある過去作品にはやはりリスペクトがあるべきだったようにも思う。
ただそれ以外は、終わり方としては妥当と言うか評価できる形かな、と。ルパン三世という「区切り」はあっても「終わり」がないような作品で、区切りとしての最終回を迎えさせるというのは難しいことだったと思う。それを考えれば、イタリアを拠点にしていた今回のルパンが、このダ・ヴィンチ騒動でイタリアにはいづらくなったのでしばらくイタリアを離れて他の地で活動する、というのは彼らしい「去り方」だった。
久しぶりのルパン三世本家のテレビシリーズ。やや面白さが右肩下がりだった感は否めないものの、今なおルパン三世というコンテンツの持つポテンシャルを感じることが出来た、充実した24話だった。監督以下スタッフの皆様、お疲れ様でした。
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たしかにルパンがダ・ヴィンチを出し抜く秘策がほしかったですね。
ダ・ヴィンチの油断によってレベッカの記憶を取り戻した
ようなものでしたし。
あと、ダ・ヴィンチさん無理やり殺されたような気が
なんか悪人でもないし生きててもよかったんじゃ。
万能の天才と言われた人だから自分の体をどうとでも
できたかもしれませんね。