臨床犯罪学者 火村英生の推理 #03
三話。やっぱり原作知らない方が楽しめるのか、少なくとも序盤三話の中では一番楽しめた。
なんといっても「消えた死体」と「身代金誘拐」を両方を持ってきたアイディアの勝利だと思う。どちらか片方ではなくて、殺人が先にあってその死体による身代金誘拐という構図が良い。欲を言えば、犯人は殺人犯のウィークポイントを活用して本気で脅迫していて欲しかったところだが。
あと、火村が犯罪学者らしいところをようやく見せた、というところも良かったかな。どちらかといえば心理学に近いところではあるが、そういった片鱗がちゃんと見えたのはこれまでの二回よりも改善している点。
それにしてもやっぱり優香さんと長谷川京子さん、浮いてる気がする。彼女たちが浮いているというより彼女たちのキャラクターが浮いている、というべきか。民間人が現場や捜査に口を出す刑事というのはテンプレではあるが、そういうキャラは逆に捜査進展や事件解決に繋がれば少しずつ相手を認めていかないとタダの口うるさいキャラでしかなくなる。実際、優香さん演じる小野刑事はそうだ。おまけに犯人の方に正論吐かれて閉口してしまうようではね。長谷川さんの諸星はどうなるか分からないっていうのが率直なところだが、序盤から出すほど事件の風呂敷を広げ過ぎて上手くたためるのかというシナリオ面での不安が大きいかな。
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