臨床犯罪学者 火村英生の推理 #02
第二話。個人的な印象だが、さすがに一話の時よりは盛り返してくれた印象。
一つ、「火村英生」としての良さが出て居たと思うのは最後のシーンだった。犯人に対して「自首はするな。必ず警察が証拠を見つけてお前を逮捕する」と言ったシーン。「この犯罪は美しくない」といい、事件現場で「犯罪の現状を推察していく中で、ふと自分自身と犯人の姿が同期して自分が殺人をするシーンを妄想する」ことすらある彼だが、それは一方で彼自身が犯罪というものを強く憎んでいるようにも感じられたからだ。
だから殺人をし、そこに反省も後悔もないような犯人は自首で心象が良くなることすら望まない。逮捕状を突きつけられ、無情な冷たさの手錠を両手にかけられ、情状酌量の余地すらないまま(まぁ、今回の事件だと実際に裁判になればあるだろうが)断罪されるべきだ、と。
この辺は探偵役である火村らが物証を突きつけて犯人を直接検挙する、あるいは検挙に直結させているわけではないから、ミステリー好きでも賛否はあるかもしれないね。
それにしてもシャングリラ十字軍、いつまで引っ張れるんだろうね。子供版火村と言う存在も含めてオリジナルな存在が足を引っ張らなければいいが……。
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