傷物語 I 鉄血篇 感想
≪あらすじ≫
それは3月25日―― 春休みのある日のこと。
私立直江津高校に通う高校二年生・阿良々木暦は、
偶然に学校一の優等生・羽川翼と知り合う。
彼女の口から飛び出したのは、最近出没するという「金髪の吸血鬼」の噂だった。
普段人との関わりを避けているものの、気さくな翼のことを好ましく思う暦。
その夜、暦は噂の吸血鬼と遭遇する。
“怪異の王”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
金髪金眼の彼女は、四肢を切断され、周囲に血を撒き散らしながら、暦に助けを請う。
求められるままに、キスショットに自分の血を与える暦。
次に目覚めたとき、彼は彼女の眷属に生まれ変わっていた。戸惑う暦に、キスショットは告げる。
「ようこそ、夜の世界へ――」と……。
(公式ホームページより抜粋)
≪感想≫
公開前からいろいろ賛否のあった『傷物語』、その前篇となる鉄血篇。
演出過多気味は、相変わらずのシャフト製といったところか。キャラをリアルに描く部分から、アニメらしく思いっきりデフォルメする部分までの幅の広いさも、「あぁ、物語シリーズだな」と感じさせる内容になっている。
ストーリー的には、暦が吸血鬼になる前、そしてなる瞬間の話。
まぁ、この前編だけで何かを語れといわれても原作読んでないから出来ないんだけどさw
見どころは羽川のパンチラかな(最低w それはさておいて、割と孤高な高校生活を過ごしていた暦が、私たちの知るテレビシリーズのスタート段階であれほどの人助けをする青年になったのか。その過程というか、それが彼の本質といえば本質なんだけど、そういった部分が見え隠れしていた。
あとは、この当時ではまだセカンドシーズン並みに喋っていた忍ことキスショットが、これからファーストシーズンのような状態になっていくのか、というのも原作未読としてはポイントか。
それにしても一時間程度の作品とは言えキャスト四人って(苦笑 まぁ、この「一時間」っていうのも賛否両論の要素の一つだったのだと記憶している。
これをどう解釈するかは難しい。好意的に解釈するならば、90分×2(前後編)ではなく60分×3(前中後編)にしたのは製作期間に余裕を持たせるためか、あるいはアニメーターの単価を上げて賃金を上げるためか。後者なら喜んで受け入れるけどね。視聴者からすると三つに分かれるというのは、間隔が空く期間が増えるのでデメリットが大きい気もするし、単純に二回観にいくのではなく三回観にいくのでその分手間とお金もかかるが、この選択が会社や製作委員会ではなくて現場の方々のプラスになっていることを祈るばかりである。
中篇の熱血篇は今年の夏予定。
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