ドラマ版エンジェル・ハート 第1話
≪あらすじ≫
難事件解決を闇で請け負い悪党を懲らしめるシティハンター・冴羽獠(上川隆也)。彼には相棒であり、婚約者でもある槇村香(相武紗季)というパートナーがいた。だがある日、香は、不慮の事故に巻き込まれて命を落としてしまう。茫然とする獠は、香が生前に臓器提供意思のドナーカードを作っていたことを知る。
だが、香の脳死判定後、その心臓は何者かに強奪されてしまった。1年後、香の心臓を探し続けていた獠は、胸に大きな傷を持った女性(三吉彩花)と出会う。彼女の名はグラス・ハート。ある秘密結社の暗殺部隊の一員だった。彼女は1年前に自殺を図り、香の心臓を移植され蘇生したのだ。彼女はその心臓に導かれるように獠の前に現れたのだった――。
(公式HP STORY より抜粋)
≪感想≫
大人気作の原作者が敢えてパラレルワールドを使った続編作品。原作のさらに大元である『シティハンター』は既読、アニメ版は視聴済み。
放送前からキャスティングがキャラクターと印象が合致しているということで話題だったのだが、いざ演技している様子を見させていただいてもそれは変わらなかった。連続ドラマに引っ張りだこな上川さんは、短期間ながら肉体改造をして獠にだいぶ印象を近づけていたと思う。
欲を言えばもう少し胸板が厚いと完璧だったかな、というくらい。あとはコルトパイソンを片腕で撃つ獠なので、もう少し前腕が太いと良かったかも。アクションシーンで銃を撃つシーンでブレてしまうのがちょっと勿体なく感じるが、まぁそれは重箱の隅をつつくような見方だろう。
それを差し引いても余りあるくらい、シリアスとコメディを使い分ける「冴羽獠」というカッコいい男を上川さんはイメージでも、演技でも表現してくれたと思う。私自身、上川さんの冴羽獠は現状で最も原作キャラクターに近いイメージと演技が出来ると確信している。
他のキャスティングも良い。相武さんの香も、高島さんの礼子も、ブラザートムさんの海坊主も凄くイメージに近い。
ストーリーも前半は『シティハンター』としてのストーリーを入れることで原作を知らない方でも、獠たちがどういうことをしていたのかを示していた。中盤から『シティハンター』が『エンジェルハート』に変わって行く中でもスムーズだったと思うし、アクションシーンも良かった。
獠のコミカルな部分も出ていたし、上川さんの肉体改造のおかげか本人のアクションシーンも決まっていた。
『ドS刑事』『デスノート』などから続いてアニメ寄りの作品を『忘却探偵』シリーズに続いて見事に日テレは実写化していると思う。今後も期待したい。
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