To LOVEる-とらぶる- 第1巻
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トラブル1~7まで収録。価格は390円(税抜き)。出版は集英社。
原作は、某少年漫画雑誌のもの。シナリオを書かれている著者さんは知りませんが、漫画そのものを描いている作者さんは『邪馬台幻想記』『BLACK CAT』でおなじみの矢吹先生。実は、矢吹先生のデビュー作である『邪馬台幻想記』の頃からずっと単行本を買い続けているファンなので、これもどうしようかと悩んだ挙句買いました( ̄∇ ̄;) ちなみに誤解があるといけないのですが、漫画を矢吹先生が、シナリオは長谷と言う先生が書かれております。
内容はネタバレを含むかもしれないので、OPENからどうぞ
とりあえず、全体的にエロい。あれ、矢吹先生ってこんなエロい漫画描く人だっけ、と思ってみればこの人は漫画を書いているのであって、実際シナリオを書いているのは長谷先生と言う別の人だったと思いなおしました(まぁ、打ち合わせ段階で一緒に話のおおすじくらいは決めているのでしょうが)。いや、でも、漫画を描いているのは矢吹先生なのだから、あのエロさはやっぱ矢吹先生の出すものなのか???
まぁ、ラブコメとしてはありがちな展開なところに、宇宙人と言う要素を入れることでマンネリ化を防ごうと頑張っている感じがします。ただ、1巻は展開が従来のラブコメによっているため、割と先が読める( ̄∇ ̄;)
個人的にお気に入りは、西連寺春菜とペケ。春菜はフツーに好きなタイプのキャラ(ォ。ペケは、一人一台、携帯のようにもてたら便利だな、って(オイ。
今後に期待したい作品。さすがに1巻で良し悪しの全ては決められませんからねσ(^◇^;) 現在も連載は続いているようなので、少なくとも3巻くらいまでは出てくれそう。ただ、個人的不安としてはララの「婚姻の儀」が1つの明確な区切りになるわけで、実はこれがネックになるのではないか、と言うこと。
最終回はおそらくコレ絡みの話になるのは見え見えなのですが(だから良い意味でシナリオを書かれている長谷先生には裏切って欲しいわけですが)、そうなると2つの問題が。
1つは、打ち切りさせやすい。つまり、リト→春菜の気持ちがリト→ララに(打ち切りのためストーリー急変で)向いて、「婚姻の儀まで絶対ララを守ってみせる」とか言って終わらされやすい(似たような感じで、矢吹先生のデビュー作は打ち切られたと言う噂)。
もう1つは、話のマンネリ化が起こりやすい。「婚姻の儀」が最終目標だとすると、そこに向かわねばならないわけですが、下手に人気が出てくると終わらせないために、なかなかそこに向かわせないようにしてしまいがち(編集担当の人とかに言われて)。そうなると、話数は積み重ねているのに、一向に話の内容が進まず、ファン離れが予想出来る。
当面は、この2つの問題さえどうにか出来れば面白く、且つ長く続く作品になってくれると思うので、その辺は矢吹先生と長谷先生に期待したいです。
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