機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士 ガンダムシリーズ]
『鉄と血と』
≪あらすじ≫かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから、約300年。
地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。仮初めの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。
主人公の少年、三日月・オーガスが所属する民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティ(以下:CGS)は、地球の一勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女、クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務を受ける。しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSは、三日月ら子供たちを囮にして撤退を始めてしまう。少年達のリーダー、オルガ・イツカはこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意。オルガにギャラルホルンの撃退を託された三日月は、CGSの動力源として使用されていた「厄祭戦」時代のモビルスーツ、ガンダム・バルバトスを用いて戦いに挑む。
(公式HP あらすじ 1話より抜粋)
≪感想≫
2015年第4四半期(10-12月期)クールの新番組第3本目。原作は機動戦士ガンダムシリーズだが、当然最新作なのである意味でアニメオリジナルと言っていいだろう。
今回の舞台は火星。目的地は地球という新しいスタイルに見える。取り扱っているテーマとしても植民地や虐げられる子供たちと、特権階級の対比など地球とコロニーという生まれや住む場所による格差とは似ながらも、若干違っているようにも思えた。
実はそういう部分では『革命機ヴァルヴレイヴ』に似ている部分が多い。少年たちが軸になり、地球を目指すことになる序盤の目的や、少年たちが大人たちに対して独立・クーデターを企てている点など。
ただ、『ヴヴヴ』と違うのは、その地に足が付いた重厚感だろう。少年兵が軸になっているこの作品では、火星という地球以外の惑星でしかも虐げられ続けているという過酷な環境において「浮かれた」部分はない。彼らは自分が何をすべきかというのを大人以上に理解している。子供は必ずしも未熟ではない。時として大人を超える能力と精神を兼ね備える。私には三日月たちの活躍は大人たちへの反抗であり、同時に日曜夕方五時とこれを観ている可能性があるだろう子供たちへのメッセージだと思っている。
子供だからと大人たちに「これだから今の子供は。俺たちがお前たちの年の頃にはな~」と言われることもあるかもしれないが、そんな風に過去のことばかり言い出して適切なアドバイスも出来ない大人たちに遠慮する必要なんてない。大人だろうが子供だろうが、その時に最も適切だと思う行動をすべきだ。
一話だが三日月も、オルガも、ビスケットも、クーデリアも、そして戦死してしまったが少年兵もそれをした。子供たちを犠牲に裏口から逃げ出すことしか出来なかった大人たちや自分の子供を平然と売る親と、自分たちのなすべきことを、頭を、力を使って実現した三日月たちとどっちが素晴らしく、どっちがカッコいいか。それをこれを見た若い人たちには強く強く感じて欲しい。
もちろん全ての大人たちが尊敬に値しないわけではない。年功序列だって悪いことばかりじゃない。ただ、その大人の良し悪しは見極めなくてはいけない。その眼を、一人一人若い人たちが持っていかないといけないのではないか。
そう感じさせた。
さて、私が個人的に気に入った点は三日月が訓練を続ける「兵士」に見えたからかもしれない。設定上の軍人パイロットというガンダムの主人公は少なからずいるが、こういった目に見えてトレーニングを続けている主人公というのはあまり多くないようにも感じる。また「対等にいたい」というクーデリアに対して「なら(今は)対等じゃないってことですね」という皮肉の返しもにやりと思えた。
あとは明らかに悪役顔の(笑)オルガがいつまで三日月とタッグを組んでいるか、というのが気になる。ガンダムシリーズとしてはいずれオルガに「考えること」を頼りっぱなしの三日月は自分の意志を持つことを、三日月を利用しているオルガは自分でなんとかすることをするようになるのが「成長」なんだろうが、個人的にはこの二人は最後まで信頼し合うタッグとして大人たちに向かっていってほしい。
最後にバルバトスの戦闘シーンは思いのほかカッコよかった。あとたぶん、彼らが言う「エネルギー」ってたぶんガンダムの動力炉のことなんだろうね。
ガンダムとモビルワーカーの組み合わせがOP映像(今回はEDだったが)で見えたが、数で劣る三日月やオルガたちがその辺をどう戦うかも期待したい。あと、単純にいずれ戦場がMSだけになるとちょっと勿体ないかな。最後までモビルワーカーや歩兵の存在を大切にして欲しい。
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