ゴーストハント 第9話
ゴーストハント 第8話「FILE3 放課後の呪者 #3」
<あらすじ>
真砂子が階段から突き落とされた。
幸い、命に別状は無いものの、校内、そしてSPRや法生・綾子たちの中でも笠井千秋犯人説が濃厚になり、噂され始める。
「笠井さんは、犯人じゃない!」
そんな中でも、1人笠井千秋が犯人ではないと断言し続ける麻衣。ナルは、先日の一件で麻衣の直感が的中したこともあって、「もう一度だけ、麻衣を信じてみよう」とし、ナル・リン・麻衣の3人で犯人探し、法生・綾子の2人で人形探しをして、事件の早期解決を目指す。
そんな中、法生に依頼してきた高橋と言う女生徒から、あの席に最初に座っていた村山と言う女生徒、その村山が笠井だけでなく彼女を庇い、超能力について豊富な知識を備えていた産砂にも文句を言っていたこと、そして吉野教諭が顧問を務める陸上部が反笠井派の中核を成していたことを知る。
これで、事故が頻発する席と陸上部は繋がり、笠井千秋犯人説の可能性は極めて高くなった。しかし、それでも麻衣は犯人ではないと言い続ける。
「笠井さんの超能力は不安定だって……ナルが」
「!?」
確かに、幾ら呪詛が超能力の素養や特殊な修行を必要とし、笠井千秋に超能力の素養があったとしても、スプーン曲げすら安定して出来ない現段階での笠井千秋が、これほど大規模で大量の呪詛を起こせるとは信じがたい。
「僕はちょっと調べものをしてくる」
ナルは、そう言って部屋を後にする。一方、麻衣は法生たちの手伝いに行くことになって......。
続きはOPENからどうぞ。
<あらすじ・ネタバレ>
法生たちは、ナルが陰陽師でないと判って激怒。どうやらこれまでは、陰陽師と言う肩書きがあったからこそ、素直にナルの言うことを聞いていたようである。そこを訪れたのは、笠井を庇い続けている産砂恵だった。産砂は「笠井さんが追い詰められる」としてそっとして置いて欲しいと言ってくるが、法生と綾子は反発。麻衣だけは、「私もそう思う」と言い、産砂に名前を聞かれて素直に「谷山麻衣です」と答えた。
夕方になって、麻衣は柵が施された向こう側から女の子の声が聞こえていることに気づき、赤いランドセルが落ちているのを見つけると、柵を乗り越えてそこへ向かう。気づけば、マンホールの中から声は聞こえてきており、確かにそこには女の子の姿がハッキリ見えていた。
マンホールから降りようとした麻衣。そこを通りかかったナルに声をかけられて、初めて赤いランドセルなんてどこにも無かったことに気づく。麻衣の足に、手がかけられた。マンホールの中からは、子供の形をした淡く光るモノが麻衣を引きずりこもうとしていた。間一髪間に合ったナル。麻衣に、落ち着いてハシゴに足をかけるよう言うが、ハシゴはその部分だけ老朽化していて、麻衣が足をかけた途端、下に落ちていった。
麻衣と共にナルも地下へ落ちた。ナルは麻衣の気を紛らわそうと、手品のようなものを見せる。ふと、その時、何かが近づいてくる気配をナルは感じた。そこには、連日ナルを襲おうとしていた女性の形をした霊が。鎌を手にし、ナルと麻衣に迫ったその時、寸前のところでリンが駆けつけ、事無きを得た。
マンホールの中からは、大量の人形が見つかった。その中には、ナル・麻衣・真砂子・吉野教諭の名前が入った人形も発見された。あとは水に流すか燃やすかすれば厭魅の効果は消える、と言ったその時、ナルは突然床に倒れてしまった......。
<感想>
今回は、怖かったです。特にBパート。霊のあの顔の描写は色々と反則ではなかろうか、と。あれをリアルタイムではなかなか見れないような気がしてきました。まぁ、さすがにひぐらしほどではありませんが。
私は、とある方(名前は伏せておきます)にネタバレで情報を教えてもらっていたので、「ふんふん」と思いながら見ていたわけですが、きっと何も知らない方は驚いたでしょうね。ナルは実は陰陽師ではなく、それっぽいのは実はリンの方だった、と言うのは。
そんなわけで、実は前回も非公開コメントでネタバレの情報をその方に送って頂きました。毎回、ありがとうございますm(_ _)m 簡単ではありますが、この場で御礼申し上げます。
個人的にはナルの手品(?)も気になるところですが、ナルのことなので手品ではなくマジ話のような気もしますが。
しかし、麻衣は話を重ねるごとに乙女として覚醒していくような( ̄∇ ̄;) マンホールから落ちた際だって、あんな妄想をしちゃって……。
次回は、「FILE3 放課後の呪者 #4」。
<考察>
産砂恵犯人説
正確には、笠井千秋の共犯が産砂恵である説、と言うべきかも。いや、裏では逆で産砂恵が共犯として笠井千秋を引きずりこんだ説かも。
まぁ、それは良いとして。
産砂恵が主犯である可能性が高くなったと言えます。簡潔に理由を説明するならば、人形の名前です。ナルたちがマンホールの下で発見した人形の中には、あらすじで述べた通り、ナル・麻衣・真砂子・吉野教諭の名前が入った人形がすでに見つかっている。では、なぜこれで産砂恵が犯人であると言えるのか。
それは、麻衣の人形が見つかったためである。この一連の事件で犯人と目されている笠井千秋は、麻衣の名前を知らない。仮に笠井に呪詛を行え人形が作れるだけの技術と知識があったとしても、麻衣の名前を知らなければ、人形なんて作れるはずが無い。笠井が知り得た名前は、ナル(最初に生物実験室に行った時に挨拶で、渋谷一也と名乗っている)、真砂子(TVにも出ている有名人。おそらくたいていの人が知っていると思われる)、吉野教諭(学校の教師である。知る方法は山ほどある)。しかし、麻衣の名前を笠井が知り得るきっかけはない。麻衣はこの学校の生徒ではないし、ナルを始め他の人は「麻衣」と呼ぶので、麻衣と言う名前は知りえても、谷山と言う苗字を知る術はない(劇中描写のみならば)。
では、誰であれば麻衣を含めた上で挙げた全ての人間+他の生徒の名前を知ることが出来たのか。それが産砂恵なのだ。ナル・真砂子・吉野教諭に関しては同上。他の生徒の名前も、教師ならば知ることはさほど造作も無いことんだろう。麻衣の名前に関しても、今回の話で唯一苗字と名前の両方を知り得ている。
加えて産砂の動機も見え隠れし始めている。超能力に対して豊富な知識を持つということは、それをかなり信じているとも取れる。人として信じていることを頭ごなしに何も聞かず否定してくる、反笠井派の人間に対して嫌悪感を持つことは不思議ではなく、教師陣からは孤立している事実もあり、恨みを抱く動機も十分だ。加えて、超能力や超常現象に対する豊富な知識があれば、技術の入手も可能性としてありえる。
そんなわけで、産砂恵は怪しさ爆発なわけです。
<MVC>
渋谷一也
「どうして僕が陰陽師なんだ?」
と、きっと何も知らない人ならば度肝を抜かれたセリフ( ̄∇ ̄;) 実際、麻衣や法生たちはかなりビックリしているようですし。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-481.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10020678290.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/a1623cfc2f37cd16f5e6173a3483c4fa
・http://blog.livedoor.jp/kabekabe123/archives/50822616.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2006/11/post_5d2e.html
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