ガンダムビルドファイターズトライ 総評

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※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。

ガンダムビルドファイターズトライ　総評
放映日：2014年10月～2015年03月（全25話）　
私が視聴した放映局：テレビ東京

総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。


シナリオ構成 評価:B
最終回の面白さ、随所での熱さがあるだけにどう評価して良いか複雑というか微妙なところもあったがやはり全体を総合してこういう評価とさせていただいた。

よく言えばスポコンというか、気合・精神論がメインになり過ぎた。熱血で戦うのは構わない。だが、不可能を気合だけによって可能にされてはたまらない、というかあってはならない。気合でなんとか出来て良いラインと、出来てはいけないラインを明確に見誤った。そう断言せざるを得ない。


演出 評価:B
エフェクトなどの派手さが目立った一方で細部では粗さが目立った。アドウの右手やシアの不遇っぷり、戦闘における個々のエピソードはもちろん、一本のストーリーとして25話を見た時にも投げっぱなし・やりっぱなしの伏線は決して片手では収まらないだろう。

っていうか、3対3のバトルならそれに見合う演出はすべき。3対3が意味を持っていた試合が果たしてどれだけあったか。1対1でバトルしていることと大差ない内容しか描けないなら3対3の設定なんて持ち込むべきではなかった。


作画 評価:A
悪くはないが、最終回でもキャラは微妙に本来のキャラデザからはズレていた感じがした。


CAST 評価:B
可もなく不可もなく。メイジンやレディさんなど大人キャラのキャストの方が熱演したかも、と思ってしまうようではダメだろう。


OP/ED/BGM 評価:A
前期がやっぱり良かった、というのが印象に残っているかな。OPの演出も前期の方が良かった。EDは後期のガンプラダンスもなかなか斬新だったと思う。


総合 評価:B+
内訳：A評価（4点）×2+B評価（3点）×3＝B+（3.2点+0.2点）、最終回の予想外の面白さ、続編への期待の点につきそれぞれ0.1点加減点

シナリオ構成でも書いたように気合論・精神論がメインになり過ぎた点が良くも悪くも目立ってしまった。前作と比較すると、その点が前面に出た分だけ本来なくてはいけな「ガンプラ愛」みたいなものが実は作品からは大して感じられなかったんだよね。

そういう意味では、あまりオリジナルすぎるガンプラばかりを投入するのはプラスではないな、と感じた。原型機がしっかりしていた前作の方が各ガンプラへの思い入れみたいなのをキャラごとにも、視聴者にとっても感じられた気がしたが、今作はオリジナルが多すぎてそれがなかった。

オリジナルが悪いわけじゃない。でも、誰も彼も原型をとどめないようなオリジナルばかりでは流石にダメだ、ということだ。

続編の予定があるなら改めて、ガンプラをリスペクトすること、ガンプラを生み出したガンダムをリスペクトすることを監督や脚本家の方々には思い返してもらいたい（まぁ、監督は前作から代わってしまったんだけどね。それも影響していたのかもしれない）。


せめて最終回くらいはっちゃけた展開を随所に入れらればなぁ……。

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おまけ
ベストキャラTOP3
1位 ルーカス・ネメシス
出番は圧倒的に少ないが存在感はこれ以上なく高かった。使ったガンプラもほぼ原形のフルクロスだったことも大きい。


2位 キジマ・シア
こちらも後半からの登場となったが、フミナたちの関係に良い意味で一石を投じることが出来たキャラ。個人的にはセカイと結ばれてくれると展開的に面白いがw


3位 カミキ・ミライ
前半ではサービスカット要員だったが、後半での出番激減が悔やまれる。