ガンダム Gのレコンギスタ 第22話
『地球圏再会』
≪あらすじ≫
巨大モビルアーマー、コンキュデベヌスでG-セルフを焼却しようとするジット団の隊長キア・ムベッキ。だが、宇宙に作られた人工の海、オーシャン・リングに発生した緊急事態を収拾するため、決死の作戦を敢行する。
(公式HP World Storyより抜粋)
≪感想≫
宇宙では衰退していく人類、というのは実に生々しい。
宇宙への進出というのは、人類が地球と言うある種のゆりかご的な最も守られた空間から飛び出すことを意味し、そこでの生活は当然ながらある種の巣立ちのような部分とみなされることが多い。故に、ガンダムシリーズ含めて多くの作品において、地球を巣立ち宇宙で暮らすスペースノイド系の人類は選民思想が強いか、あるいは肉体的に弱いかという二極化が進む。
まぁ、選民思想は別に宇宙空間に限った話ではないけどね。ニュータイプとオールドタイプ、スペースノイドとアースノイド、コロニー生まれと地球生まれ、コーディネイターとナチュラル……。そんな対立に多かれ少なかれ関与しているのはやはり宇宙と地球と言う存在と環境の違い。
この作品において、月の人(宇宙の人)というのはエルメスの薔薇の設計図含めて技術的に優れている一方で、肉体的には劣りかねない要素を持っているようだ。
実際のところ、今の現状ですら宇宙空間で任務をこなす宇宙飛行士たちは、重力と言う存在から解き放たれる代償に骨や筋肉が衰退するリスクを負うらしい。まぁ、1Gの中で筋肉を動かし骨で肉体を支え血液を全身に送りだすわけだからそうしたある意味での「負荷」がなくなればその分強くいる必要性がなくなるのは必然か。
だからベルリたちのトレーニングは決して無意味なものではなく、むしろ彼らが1Gの地球内に戻った時や宇宙空間で肉体が劣化・退化していくのを防ぐ役割があった。
そういった部分をあまり歴代のガンダムシリーズでは描かれてこなかった。それはたぶん、そういったものを描く必要性をアニメとして不要と考えたからだろう。それ故に、コロニーや宇宙ステーションの多くは擬似重力の発生をして地球に似せた環境にしていたはずだ。ただ、それでも一部の作品では肉体に影響があることが否めない作品も少なくない(例えば、『W』では過去にコロニーでの生身の肉体での出産の危険から裕福な人ほど試験管ベイビーが多かったとか、『SEED』系で言えば宇宙を主な拠点とするコーディネイターは出生率が低かった。もっともこれは宇宙空間と言うこと以上に、意図的に遺伝子をいじった副作用の要素が強かったはずだが)。
宇宙と言うのは人類に対して希望と絶望が対等に存在している。ジット団が地球に還りたがっている理由も、もしかしたらそんなところなのかもしれない。
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