ジェスタフルバーニアン

久しぶりにミキシングビルドをやりました。HGのジェスタキャノンとデルタプラスを組み合わせて架空のジェスタバリエーション機の高機動型ジェスタことジェスタフルバーニアンを造りました。
脚部をブースターとしてそのまま利用する、というのは割とミキシングビルドで高機動型MSを作る際には定番なミキシングだと思いますが、自分はまだやったことがなかったので結構楽しかったです。
では、詳細は追記からどうぞ。
今回は妄想設定と併せて改修点をご紹介します。文章だらけになりますが、おつきあいいただけますよう、よろしくお願いします。
◆設定「概要」
ユニコーンガンダムの随伴機として高い性能を与えられたジェスタのバリエーションオプションパックの一つ。高機動性を実現するデストロイモード中のユニコーンガンダムにも随伴するための装備として考案されている。
通常シールドなどをマウントしている背部のアタッチメント部に、規格外の試作機ゆえに他の部隊で運用し辛くて持て余していたデルタプラスの脚部予備パーツを用いて組み立てられたフレキシブルブースターユニットを装備。腰部や脚部にも同様にデルタプラスの予備パーツを用いて製造された高機動用のユニットを装着している。ブースターや高機動用のユニットの配置はシナンジュ・スタインのデータが流用されたとも言われている。
また高機動を実現した際の機体制御のため予備パーツの原型であるデルタプラスや高機動型可変モビルスーツであるリゼルコマンダータイプなどのものを参考にOSもマイナーチューンがなされている。
実戦に投入されたかどうか公式記録は残っていないが、ユニコーンガンダム3号機「フェネクス」に随伴して作戦行動を取っていたという証言もあり、その改修コンセプトは見事に成し遂げたようである。
という妄想ですw
◆素体




ブースターなしの全体像。メインはジェスタキャノンです。メインの部分はイジってません。やはり肩部に取り付けたウイングバインダーがシルエットを大きく変えてくれていますね。
◆フルバーニアン




正面からの見た目は大して変わりませんが自立が難しくなります(笑 後ろから観ると変な感じがしますねw 上手なモデラーさんならミキシングでもっと「脚部」としての印象を殺して「ブースター」とするんでしょうけど、私にはこれが限界でしたw
◆フェイスアップ


(設定)
ジェスタキャノンをベースとしている以上の改良点はないが、コックピット部のインターフェースには高機動制御のため、敢えてTMSであるデルタプラスやリゼルなどのOSをベースにした改良モデルを新規に搭載することで高度な高機動下における機体制御を可能としている。
(製作)
これといって特にイジってはいませんが、胸部装甲だけを「赤」にすることで黒とダークグレーの機体にアクセントを持たせたつもりです。
◆肩部


(設定)
ジェスタキャノンの増加アーマーのさらに外部装甲を一部切り外し、デルタプラスのウイングバインダーを装着している。これは百式同様、装着してフレキシブルに可動させることでAMBACとしての性能を与えるが、最大のポイントは表面部には新たに対ビームコーティング処理が施されていることである。このことにより、バックパック部の追加装備の都合上シールドを装備することが適わなかった本機のシールド代わりとしての意味合い・機能付けがウイングバインダー装着の最大の理由である。
(製作)
ピンバイスでデルタプラスのウイングバインダーのポリキャップのランナーのプラ棒サイズの穴をあけて着けているだけですね。本来は付ける予定がなかったのですが、デルタプラスとのニコイチによるミキシングビルドだったので、最大の特徴であるウイングバインダーも何かに活かせないかと思ってこうなりました。
◆腕部


(設定)
左腕部はジェスタキャノンのままだが右腕部は新たにデルタプラスのシールドの一部を装着し小型のシールドとして機能させている。シールド部に機関砲を装備させるなどの武装案もあったが本機ではそこまで余剰装備に手を回す余裕がなく、その構想はお蔵入りとなった。
(製作)
ただ接着しただけ、ですね(苦笑)。こちらもやる予定はなかったのですがちょうど良いサイズだったので。
◆脚部




(設定)
ジェスタキャノンの脚部グレネードランチャーユニットをオミットした脚部には新たにデルタプラスの肩部パーツをベースにした中型スラスターバーニアが追加装備されている。またデルタプラスのショルダースラスターもそのまま生きており使用が可能である。これは背部のフレキシブルブースター同様に、シナンジュをモデルとした装備であり、シナンジュの脚部ブースターと同じように可動軸を中心に前後へ動かすことで本機に高い敏捷性を与えることに一役買っている。
(製作)
当初から予定していた脚部の改装です。形状からしても最初からデルタプラスの肩パーツを使うことを想定していました。接着方法はウイングバインダーと同じでプラ棒のみなので摩耗を気にしなければ(笑)左下の画像のように動かせます。本当は肩パーツをそのまま着けるだけの予定でしたが、なんとなく納得出来なかったので「ショルダーアーマーの取り付け位置を本来の場所から変えた」ことで落ち着きました。一見しただけで推進装置だと分かるようにコトブキヤのバーニアノズルIVをつけたのですが、それもバーニアノズル側にピンバイスで穴をあけて本来デルタプラスの前腕部との接続棒の部分に差し込むだけとお手軽です。
◆背部フレキシブルブースター



(設定)
本機最大の特徴は言うまでもなくこの大型フレキシブルブースターである。見た目の通り、原型となったのはデルタプラスの脚部パーツで、ソール部(靴部)を外し、そこに新たに大型のバーニアノズルを設けることによって大推力のブースターユニットと化している。
デルタプラスの脚部としての機能はそのまま残っており、前述の追加大型バーニアに加えて脚部の二基のメインエンジンおよびメインスラスターはそれだけでデルタプラスのカタログスペック上の総スラスター推力に匹敵し、敢えてWRのように脚部関節を固定しないことでMS形態と同じように脚部は状況に応じて下方へ90度動かすことも可能で「フレキシブル」の名に恥じない可変推進機構として機能する。


(製作)
最大の見せ場、ですね。脚部をブースターユニットとして転用するアイディアは、割とミキシングビルド・ニコイチをする人ではド定番なアイディアな気もしましたが、私は実際にやったことがなかったのでやったみたいと思ったのが、この機体を最初に造ろうと思った動機でした。
ジェスタ(ジェスタキャノン)のバックパックのポリキャップと脚部を接続する、というのは当初からの構想でした。たぶんそれが一番お手軽かな、と。ただ具体的にどういう形で接続するのかが良いのか迷って、最終的にはデルタプラスのWR用のパーツから脚部を装着する部位を切り外して装着。バックパックとはプラ棒で接続、という簡単な形にしました。バーニアノズルは脚部と同じようにコトブキヤのバーニアノズルIVを使用。プラ棒と、何のガンプラだったか忘れましたが細長い両側に穴があいたポリキャップが残っていたのでそれを組み合わせて取りつけています。他にも外側や脚部の太ももに当たる部分にはデルタプラスの腰部アーマーなどをピンバイスで穴をあけて取り付けたり、パテを利用したりで接着

当初はこのように脚部はWR形態のようにするつもりでしたが、それだと動きが付けづらかったので敢えてMS形態のままにすることで、設定でも書いたようにブースターを下方向に向けることも出来ます。
◆腰部




(設定)
ジェスタにおける腰部は主にウェポンプラットフォームとしての役割が強かったが、本機ではその傾向は一段と強くなっている。腰部にはデルタプラスの肩部予備パーツを装着されて新たにブースターユニットとなったが、そこにさらに左腰側部にはジェスタ用のビームサーベルをマウントした腰部アーマーを、右腰側部にはグレネードランチャーを内蔵した通常のジェスタ用腰部アーマーをそれぞれ装着している。
このような改修に至った最大の理由は、本機の火力不足が挙げられたとされており、この改修がなければ本機の武装は手持ちのビームライフルと頭部のバルカンポッドしかなかったとも言われる。とはいえ、この改修によっても本機は近接用のビームサーベルとグレネードランチャーを追加出来ただけであり、高機動型MSらしく機動力にスペックを割いている分だけ慢性的な火力不足は続いている。
(製作)
腰部にはWR形態用の肩アーマーのパーツを移植。ただ本来腕があるべき場所がスカスカだったので何とかしたいと思った結果、ジェスタキャノンの腰側部アーマーをパテで接着するということになりました。これでスカスカ感を埋めつつ、バックパック、脚部と本来武装があるべき場所から武装を取り除いてスラスターユニットを取りつけたが故に武装がほとんどなくなってしまった本機に最低限の武装をとりあえず施すことが出来たかなと思います(苦笑
◆ビームサーベル


数少ない武装です。

ビームサーベルが短い気がしたので、以前RGウイングゼロを作った時に使ったビルダーズパーツから流用。サーベルの色が違いますが、これくらいの方が迫力がありますね。
◆ビームライフル


ビームライフルはジェスタキャノンのものをそのまま使っています。もうちょっとカスタマイズすればよかったかも。
◆最大加速っ!

突撃っ! からの~


強襲! 実は腰アーマーにミキシングのパーツをつけたせいで股関節の開閉がかなり制限されてしまってポージングに苦労しましたw
◆カラーリング

カラーレシピ
本体黒:Mr.カラースプレー・つや消しブラック
本体ダークグレー:Mr.カラースプレー・ジャーマングレー
本体赤:Mr.カラースプレー・モンザレッド
関節・武器類:Mr.カラースプレー・ゴールド
バーニア:Mr.カラースプレー・シルバー
久しぶりに黒系メインにしました。
◆おまけ


キャノンパーツ、そのまま着けられますw やらなかったけど脚部もそのまま着けられると思います。
◆総括
本当はジェスタとデルタプラスでやる予定だったのですが、ノーマルのジェガンが売ってなくて仕方なくジェスタキャノンでやったのですが、ジェスタキャノンの方が良かったっぽいですね。脚部の改修は特に最初から穴が空いていたのは大きかったです。
総括といってもミキシングビルドなのでキットの出来とかは何とも言いづらいのですが、なかなかアイディアとしては面白かったし、同じ作品・同じ時代のMS同士のミキシングビルドなので違和感も少ないのかな、と思いました。
作ってみてから「あれ、シナンジュ(スタイン)っぽい」とブースターの配置を観て思いましたけど、それもこの時代だからと思えば偶然の一致も説得力があるかな、と。
欲を言えば素体ももっといろいろミキシングビルドで改造出来れば面白かったかもしれません。技量が上がればその辺はまた次の機会に活かしたいと思います。
リストに戻る
Comment
Comment_form